背中のしびれは何が原因?考えられる病気や筋肉疲労の場合の対処法

腰
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背中がしびれるけど原因が何か分からない。

こういう時ってちょっと不安になりますよね。しびれというと何か重度の病気ではないのかな?と心配になってしまうと思います。

背中のしびれの原因には実はいろいろなケースが考えられます。分かってしまえば対処方法もありますので安心ですよね。

今回は背中がしびれる時の原因と考えられる病気、そして筋肉疲労の場合はどうすれば良いのかなどについてまとめました。

1 背中がしびれる時に考えられる原因

背中のしびれの原因

背中がしびれる場合にはどういった原因が考えられるのか?いくつかのケースについて解説していきます。

1-1 内臓が原因の場合

内臓が原因で背中にしびれが出ることがあります。この場合は、背中のどの辺りがしびれるかによって原因となる病気が異なります。

それぞれについて解説してみたいと思います。

1-1-1 心臓の病気

心臓の病気がある場合に背中がしびれることがあります。この時に主に考えられる病気には次のケースがあります。

  • 心筋梗塞
  • 狭心症

心筋梗塞や狭心症が原因で背中にしびれが出る場合は、主に背中の左側にしびれが出ることが多いです。

1-1-2 膵臓の病気

膵臓の病気がある場合に背中がしびれることもあります。膵臓の病気が原因で背中にしびれが出る場合に考えられる病気は次のケースです。

  • 膵炎

膵炎が原因で背中にしびれが出る場合は、主に背中直左側にしびれが出ることが多いです。さらに、膵炎の場合はみぞおちや脇腹に痛みが出ることもあります。

1-1-3 胃腸の病気

胃腸の病気がある場合に背中がしびれることもあります。

胃の疾患がある場合は吐き気や胸焼けを伴い、そして主に背中の左側がしびれることが多いです。

十二指腸の疾患がある場合は主に背中の右側がしびれることが多いです。

1-1-4 肝臓の病気

肝臓の病気が原因で背中にしびれが出ることもあります。肝臓の病気が原因で背中にしびれが出る場合に考えられる病気は次のケースです。

  • 肝炎
  • 肝臓がん

肝炎や肝臓がんが原因で背中にしびれが出る場合は、主に背中の右側がしびれることが多いです。

1-1-5 胆のうの病気

胆のうの病気が原因で背中にしびれが出ることもあります。胆のうの病気により背中がしびれる時に考えられる病気は次のケースです。

  • 胆のう炎
  • 胆石症

胆のう炎や胆石症が原因で背中にしびれが出る場合は、主に背中の右側がしびれることが多いです。

1-2 背骨が原因の場合

背骨の病気が原因で背中にしびれが出ることもあります。背骨が原因の背中のしびれについて解説していきます。

背骨が原因の場合、主に背中の真ん中にしびれが出ることが多いです。

1-2-1 変形性頚椎症

変形性頚椎症というのは、首の骨が変形することで神経を圧迫したり脊髄を圧迫することでしびれが出る病気です。

1-2-2 胸椎椎間関節症

胸椎というのは背骨の骨の中で胸の部分に該当する部分のことを言います。そして、椎間関節とは背骨と背骨で構成される関節のことを言います。

そして胸椎椎間関節症とは、胸椎の関節が変形することで神経に触れたり圧迫することでしびれが出る病気です。

1-2-3 脊髄腫瘍

脊髄というのは背骨の中の部分のことで、ここに腫瘍が出来ることを脊髄腫瘍といいます。

そして、脊髄腫瘍になった場合も背中がしびれることがあります。

1-2-4 頚椎症性神経根症

頚椎症性神経根症というのは、頚椎が変形することで背骨から神経が出ている根元の部分が圧迫されることで背中にしびれが出る病気です。

上を向いたり、首を左右に回すなどをした時にしびれが出ることが多いです。

1-2-5 頚椎椎間板ヘルニア

頚椎椎間板ヘルニアとは首の骨の間にある椎間板から随核と呼ばれる部分が飛び出してしまった結果神経を圧迫して背中にしびれが出る病気です。

頚椎症性神経根症と同様、上を向いたり首を左右に回す、左右に倒すなどの動作に伴い背中がしびれることが多いです。

1-3 筋肉が原因の場合

筋肉のこりが原因で背中にしびれが出ることも多くあります。

しびれ=神経というイメージがあるかと思いますが、筋肉が肩こりよりもひどく固まってしまうとしびれの元になってしまうのです。

首や肩、背中、肩甲骨周りの筋肉が固まってしまうと背中にしびれが出るようになります。

筋肉が原因の場合は傾向として肩甲骨の内側に沿ってしびれが出ることが多いです。

2 背中がしびれる時は何科を受診すべき?

病院

背中がしびれる時の原因は先ほど挙げたように複数あります。では、実際に背中がしびれる場合は何かを受診すれば良いのでしょうか?

2-1 まずは整形外科が良いけれど

背中がしびれる場合、まずは整形外科を受診するのが良いですね。

なぜなら、背中のしびれの原因としては筋肉のこりが原因の場合が多いからです。また、頚椎症性神経根症や、頚椎椎間板ヘルニアといった整形外科を受診するのが良いケースが多いということも理由の1つになります。

ただし、注意点も必要です。

2-2 もともと内臓や循環器に病気があるなら

背中がしびれる場合はまず整形外科を受診と言うことで良いですが、これは、内臓や循環器に病気を持っている方の場合は別です。

膵臓、肝臓、胆のう、心臓、血管などに病気を持っている方の場合は、現在の主治医の先生に診てもらうのが良いですね。

その上で、内臓や循環器に原因がないなら整形外科や、神経外科など必要な病院を受診すれば良いでしょう。

3 実は多い筋肉が原因の背中のしびれ

デスクワークによる背中のしびれ

背中のしびれの原因として筋肉が原因でしびれることがあるということは先ほどすでに触れました。

実は筋肉が原因で背中がしびれるケースは非常に多くあります。そこで、もう少し詳しく筋肉由来の背中のしびれについて解説します。

3-1 筋肉が原因でしびれるのはなぜ?

しびれというと神経に原因があると思いがちですよね。ですが、筋肉が原因でもしびれが出ることは多くあります。

筋肉が固まってしまうとしびれや痛みといった症状の原因になるのです。こういった筋肉が原因のしびれや痛みを筋膜性疼痛症候群と言います。

正確に言うと、筋肉や筋肉の表面を覆う筋膜という組織があり、そこにしびれや痛みの元となる部分が出来てしまうからです。

こういった筋肉に出来るしびれや痛みの元をトリガーポイントと言います。

3-2 筋肉が原因で背中のしびれが出やすいのはどういう人?

筋肉が原因の背中のしびれが出やすい人の例を挙げてみます。

  • デスクワークで長時間座ったままの方
  • 立ち仕事で立ったままが多い方
  • 普段運動をあまりしない方
  • ストレスが多い方
  • 睡眠不足が続いている方

あくまでも例ですが、こういった方々は筋肉が疲れているようなイメージがありますよね。

そして、こういう方々が背中にしびれが出るなら筋肉が原因の場合が多いということが考えられます。

3-3 筋肉が原因で背中のしびれが出やすい部分

筋肉が固まってしまったことで背中にしびれが出る場合、多いのは首から肩甲骨の下までの間です。

つまり、あくまでも傾向ではありますが背中といってもやや上部ということになります。

3-4 こういった場合も実は筋肉が原因で背中にしびれが出ていることが多い

背中のしびれの原因になる病気として、変形性頚椎症、頚椎症性神経根症、頚椎椎間板ヘルニアを挙げました。

これらは神経が圧迫されることでしびれや痛みといった症状が出るとされています。ですが、実際にはこれらも筋肉が固まってしまった結果背中にしびれが出ているということが多いです。

こういった神経圧迫が原因とされる場合でも、次の項で挙げる筋肉が原因で背中にしびれが出ることは多くありますので次の項もご参考下さい。

4 どの筋肉が原因で背中にしびれが出るのか?

筋肉が原因で背中のしびれが出るということをお伝えしてきました。

では、具体的にどの辺りの筋肉が原因で背中にしびれが出るのか?を写真で紹介したいと思います。

写真をご覧下さい。

背中のしびれ2

首や肩、肩甲骨周りの筋肉が原因で背中にしびれが出る

背中のしびれ1

首の前にある筋肉が原因で背中にしびれが出る

2枚の写真をご覧下さい。

バツ印を付けている部分が背中のしびれの原因になりやすい筋肉がある部分です。そして、1枚目の写真の左背中に赤い丸を付けています。

筋肉が原因の場合、主にこの赤い丸印の部分にしびれが出ることが多いです。

5 背中のしびれに対する治療法

背中のしびれがある場合で、内臓や循環器に原因がある場合はそれぞれの原因に対して必要な治療が行われます。

筋肉が原因の場合、整形外科では主に次のような治療が行われることが多いです。

  • 投薬(内服薬)
  • 牽引、マッサージなどのリハビリ
  • 注射

背中のしびれの程度にもよりますが、筋肉が原因で背中にしびれが出ている場合はこういったことが基本になります。

頚椎椎間板ヘルニアで神経圧迫が原因の場合で、かつ、症状がかなりひどい場合は手術になることもあるでしょう。

6 筋肉が原因で背中にしびれが出ている場合の対策

トリガーポイント鍼療法

筋肉が原因で背中のしびれが出ている場合は、筋肉に出来たトリガーポイントが原因の筋膜性疼痛症候群だということはすでにお伝えしました。

では、こういった筋膜性疼痛症候群が原因で背中にしびれが出ている場合はどうすれば良いのかというと、方法の1つとしては筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術があります。

鍼治療というとツボに対して行うイメージがあると思います。ですが、トリガーポイント鍼療法ではしびれの原因になっている筋肉のトリガーポイントそのものを刺激します。

簡単に言うと、固まった筋肉に対して鍼をすることで筋肉の緊張を緩めて元の状態に戻すことを目的とした鍼治療の方法ということになります。

しびれの原因はさまざまあり、それらに適した治療が必要です。そして筋肉が原因で背中のしびれが出ている場合はトリガーポイント鍼療法という対策もあるということを知ってもらえればと思います。

7 筋肉が原因で背中がしびれる場合のセルフケア

筋肉が固まってしまったことで背中にしびれが出ている場合、セルフケアとしてはどういう方法があるのかを紹介します。

※内臓や循環器が原因の場合や、その他病院での治療が必要な場合は必ず医療機関での治療を受けて下さい。

7-1 入浴

お風呂で温める

筋肉が原因で背中のしびれが出やすい人として、デスクワークや立ち仕事の方などを挙げました。

こういった方は筋肉がこってしまい、さらにそこからもっと筋肉が固まるためしびれにつながってしまいます。

ですから、筋肉の疲れを取るという意味でも入浴して体を温めることは良いですね。

こうすることで筋肉の疲労も取れやすくなるだけではなく、ぐっすりと眠ることにもつながりやすくなります。そして結果として体も楽になればストレスも減ることにもなります。

7-2 マッサージ

筋肉が固まってしまったことで背中のしびれが出ている場合にはマッサージも良いですね。

首や肩、背中、肩甲骨周りなどで固まってしびれの原因になっている部分を優しくマッサージしてあげてみて下さい。

ただし、強くマッサージし過ぎたり、長時間やり過ぎると後から痛みが出たりしびれが強くなることもありますので注意して下さい。

柱の角などに背中を押し当てて、ゴリゴリとやりたくなることもあるかもしれません。ほんの少しならこういうことも構いませんが、やり過ぎないようにくれぐれも注意して下さいね。

7-3 運動や体操

普段運動不足の方は筋肉も固まってしまいがちです。

ですから、そういう方で背中のしびれがある場合はまず軽い運動から始めるのも良いですね。首や肩を軽く回したり動かすといった体操でも構いません。

運動といっても軽く散歩するという程度のことからで構いません。意気込んで一気にハードな運動をすると血液の循環を良くするとか筋肉を動かすことが目的だったはずなのに逆に痛めてしまうという本末転倒にもなりかねません。

最初はちょっとした運動を短い時間で構いません。

7-4 ストレッチ

筋肉が固まってしまったことが原因で背中のしびれが出ている場合、筋肉を緩めるという意味ではストレッチも良いでしょう。

どういうストレッチがあるのかいくつか挙げますのでご参考下さい。

7-4-1 首を真横や斜め前に倒すストレッチ

首を真横に倒すストレッチ

首を真横に倒すストレッチ

首を斜め前に倒すストレッチ

首を斜め前に倒すストレッチ

首や肩周りの筋肉が原因で背中のしびれが出ている場合、首を真横に倒すストレッチがあります。

写真の場合は、左の首や肩の筋肉が原因で左の背中にしびれが出ている場合の方法です。

右手で頭を真横に軽く倒すようにして左の首や肩を伸ばすようにしてみて下さい。決して力任せに行わないようにして下さい。

真横に倒す方法と似ていますが、やや斜め前に倒す方法もあります。この場合は右のつま先の方向に倒すのが良いですね。

少しの違いですが筋肉の伸びる部分が変わります。

7-4-2 肩甲骨を動かすストレッチ

腕を伸ばして肩甲骨を動かすストレッチ

肩甲骨を動かすストレッチ

二の腕を伸ばすことが主な目的のストレッチですが、実はこの動作をする時は肩甲骨も横にスライドさせることが出来ます。

簡単に言うと、腕の筋肉と肩甲骨がつながっているということになります。この方法もやり過ぎないようにしながら行ってみて下さい。

7-4-3 背中の側面のストレッチ

背中の側面を伸ばすストレッチ

背中の側面を伸ばすストレッチ

これは、背中の側面を伸ばす方法です。勢いをつけて行うと腰に響くことも考えられます。

強引に行うのではなくじっくりジワーッと伸ばすように優しく行って下さいね。

7-4-4 肩甲骨周りのストレッチ

肩甲骨周りのストレッチ

肩甲骨周りのストレッチ

最後は肩甲骨周りのストレッチです。

写真のように両手を握った状態で腕を前に突き出すようにして、同時に背中を後ろへ出すようにします。肩甲骨を左右に広げるようなイメージです。

写真に矢印を付けていますが、この前後の方向にそれぞれ突き出すようにしてみて下さい。

こうすることで肩甲骨周りの背中の筋肉を一気にストレッチで伸ばすことが可能になります。

ただし、これも繰り返しになりますが強引に行ったり長時間行ったりしないように気をつけて下さい。

7-4-5 筋肉が原因で背中がしびれる時にやってはいけない運動

筋肉が固まってしまったことで背中のしびれが出ている時にやってはいけない運動がありますので紹介します。

背中がしびれる時にやってはいけない運動

肩をすくめる運動はやっていはいけない

筋肉が固まってしまったことで背中にしびれが出ている時に、写真のように肩をすくめる運動はおすすめできません。

肩をすくめるということを繰り返す運動ですが、この運動は首の前にある斜角筋という細い筋肉にとってあまり良くないのです。

固まってしまっている筋肉をさらに縮める動きになるため、後からしびれが強くなってしまうことも考えられます。

ですから、特別な理由がない限りのこの運動は控えて下さい。

8 セルフケアをする時の注意点

セルフケアとして、マッサージ、運動や体操、そしてストレッチを挙げました。

これらは、筋肉が固まってしまったことが原因で背中にしびれが出ている場合のセルフケアです。

ですから、内臓や循環器が原因の場合のセルフケアではありません。

背中にしびれがある場合には複数の原因が考えられます。ですから、まずは病院で背中のしびれの原因を特定してもらってからセルフケアに取り組んで下さい。

病院で筋肉のこりによる背中のしびれということが特定出来たなら、筋肉を緩めることを目的にセルフケアを始めてみて下さいね。

ただし、筋肉が原因の場合でも決してやり過ぎないようにくれぐれも注意して下さい。

まとめ

  • 背中のしびれの原因には内臓、循環器、脊椎、筋肉など複数のケースが考えられる
  • 背中にしびれを感じたらまずは整形外科を受診するのが良いが、もともと内臓や循環器の病気を持っている場合はその主治医に相談するのが良い
  • 筋肉が原因で背中のしびれが出るケースを筋膜性疼痛と言い、そのような筋肉が原因のしびれや痛みには筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術がある

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