頚椎ヘルニアは自然治癒する?気になるポイントを分かりやすく解説

悩む女性
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「頚椎ヘルニアは自然治癒することもあるって本当かな?」

首や肩、腕に痛みがあり、指がしびれたり、握力も落ちる。そんな頚椎ヘルニアの症状は自然治癒するのでしょうか?

これについては自然治癒することもあるし、しないこともあるというのが正解。

ただ、自然治癒については、頚椎ヘルニアをよく知れば不安もなくなります。そして、どうすれば良いかということも見えてきます。

頚椎ヘルニアや自然治癒について解説していますので続きをどうぞ。

1 自然治癒する場合としない場合

自然治癒

頚椎ヘルニアには、自然治癒する場合とそうではない場合があります。

まずはその違いの解説から。

1-1 こんな症状なら自然治癒の可能性あり

頚椎ヘルニアの症状で、首や肩、背中や腕などの痛み、そして指のしびれがある。

こんな場合なら、自然治癒する可能性はあります。ただ、どれくらいの期間かというと、はっきりとは分かりません。

数ヶ月の場合もあれば、1年やそれ以上かかることもあるでしょう。

1-2 こんな場合は自然治癒にまかせてはいけない

頚椎ヘルニアで重度の場合、膀胱直腸障害という排泄が困難になる症状や、足に麻痺が出ることがあります。

こうなってしまったら自然治癒というレベルではありません。おそらくほとんどの場合で手術が必要なレベル。

ここまでなってしまって、自然治癒という方はいないでしょう。ですから、何でも自然治癒というわけではないということを知ってもらえればと思います。

2 軽度なら自然治癒する?

肩

頚椎ヘルニアが軽度なら、自然治癒するか?というとそうとは限りません。

ではどういうことか?

いわゆるヘルニアの程度が軽度でも、痛みやしびれといった症状が自然治癒することもあればしないこともあります。

つまり、どの程度飛び出しているかということと、症状の関係はないということなのです(膀胱直腸障害の場合を除く)。

頚椎ヘルニアは軽度でも痛む?引っ込む?気になるポイントを解説

3 自然治癒=ヘルニアが自然に引っこむことではない?

 悩む

自然治癒とは、頚椎ヘルニアで飛び出して神経を圧迫している部分が引っこむこと。その結果、痛みやしびれといった症状も治まる。

おそらくこう思っている方が多いのではないでしょうか。

ですが、実際には頚椎のヘルニアが消えて、神経の圧迫がなくなったかどうかは症状とあまり関係ありません。

いったいどういうことか解説します。

3-1 頚椎ヘルニアの症状は神経とはほぼ無関係

頚椎ヘルニアで、飛び出して神経圧迫の部分が自然に消えることはあります。ですが、そのことと症状が消えることとはほぼ無関係。

膀胱直腸障害や麻痺などが出た場合は神経が原因ですが、そういった手術が必要なような症状以外なら原因は別。

神経が原因の場合より、炎症や筋肉が原因で痛みやしびれが出ていることの方が多いのです。

ですから、たとえば頚椎の5番6番で神経圧迫があり、それが引っこんで神経圧迫がなくなれば症状も消えるかというと必ずしもそうではありません。

3-2 自然治癒=原因が自然になくなることならば

頚椎ヘルニアの症状は、ほとんどの場合で炎症や筋肉が固まってしまったことが原因。

そして、自然治癒というのはそういった原因がなくなり、痛みやしびれが治まることですよね。

ということは、先ほど解説したヘルニアが引っこむこととは無関係という事実を加えるとこうなります。

自然治癒=炎症が自然になくなり、固まった筋肉が自然に緩み、その結果痛みやしびれもなくなること。

3-3 炎症や筋肉が原因でも自然に良くなることはあるけれど

炎症や固まった筋肉が原因で起こる痛みやしびれが、自然に治まることはあるでしょう。

何もしなくても炎症が時間とともに治まっていったり、固まった筋肉が緩んだり。

ですが、いつ炎症が治まるか?いつ筋肉が緩むのか?は分かりません。自然治癒にまかせ、痛みやしびれを耐え続けることができる方はほとんどいないでしょう。

つまり、理屈として自然治癒はあり得るけれど、早めに何らかの治療を受けるほうが良いということになります。

 4 飛び出しているから痛むわけではない

関係ない

ヘルニアになって飛び出した部分と、痛みやしびれの関係はないといわれても本当かなと思いますよね。

そこで、分かりやすい例を紹介します。

※膀胱直腸障害や麻痺など重度の症状が出ている場合は神経が原因。

4-1 右に飛び出していても左が痛い人

MRIの検査結果で、右に飛び出して神経を圧迫している状態でも、痛いのは左という方がいます。

そして、その逆の方もおられます。

これが飛び出した部分と、痛みやしびれの関係はほぼない例の1つ目。

4-2 飛び出していても症状がない人

頚椎ヘルニアの状態になっていても、痛みやしびれがまったくないという方がいます。

そして、頚椎ヘルニアにはなっていないのに、頚椎ヘルニアの症状が出ているという方も。

これも、飛び出した部分と、痛みやしびれの関係はほぼないといえる例ですね。

5 自然治癒にまかせるのではなく適切な対処を

病院

頚椎ヘルニアで、飛び出して神経を圧迫している部分が自然に消えることはあります。

ですがほとんどの場合、神経圧迫ではなく炎症や固まった筋肉が原因なので、炎症や筋肉の状態が自然に良くなるのを待つのはいい方法とは言えません。

ではどうすれば良いのかを解説しますね。

5-1 医師の指示に従う

頚椎ヘルニアと診断されたら、まずは医師の指示に従いましょう。

薬やリハビリ、または頚椎カラーなどいろいろな処方があります。まずは症状を放置せず指示に従いましょう。

5-2 痛み止めについて知っておこう

痛み止めは飲んでも効かないと思っている方は多いです。ですが、頚椎ヘルニアの原因は炎症や固まった筋肉でしたよね。

炎症が原因の痛みには、消炎鎮痛剤としての痛み止めが良いです。ですが、固まった筋肉が原因の痛みには痛み止めは効きません。

ですから、勝手に飲むのを止めるのではなく、必要な時は医師の指示に従いましょう。

ヘルニアで痛み止めが効かないのはなぜ?理由や対策がわかる7項目

6 筋肉が原因の痛みはどうすればいい?

トリガーポイント鍼療法

頚椎ヘルニアで、筋肉が固まったことによる痛みやしびれには、筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術があります。

詳しく説明しますね。

6-1 なぜ筋肉に鍼をするの?

頚椎ヘルニアで筋肉に鍼をするのは、固まった筋肉を緩めるためです。

筋肉は疲労がたまるとだんだん縮んで固まってしまい、その状態が続いてしまうと痛みやしびれが出るようになります。

ですから、その固まった筋肉が緩むように鍼の施術を進めていくということですね。

6-2 痛みやしびれの原因になりやすい筋肉

頚椎ヘルニアの痛みやしびれの原因になりやすい筋肉を写真で紹介します。

写真をご覧ください。

原因になる筋肉

首や肩、背中の筋肉

原因になる筋肉

首の前、鎖骨の下、腕の付け根の筋肉

2枚の写真それぞれにバツ印を付けています。

バツ印の部分にある筋肉が固まってしまうと、痛みやしびれ、さらには握力低下といった頚椎ヘルニア特有の症状の原因になりやすいです。

ですから、こういった部分の筋肉が緩むように施術をするということですね。

7 最後に

頚椎ヘルニアと自然治癒ということについていかがでしたでしょうか?

ちょっと難しいところもあったと思いますが、知識が増えれば不安が減るのではないかと思います。

飛び出して神経圧迫の部分が自然に消えることはあります。ですが、そもそも飛び出した部分が原因ではないことの方が多いのが実際。

炎症や固まった筋肉も、自然治癒するかもしれません。ですが、それまで耐え続けることはほとんど無理です。

ですから、適切な治療やその他の対策が必要ということですね。放置せず回復を目指していただければと思います。

頚椎ヘルニア対する筋肉の施術についてもっと詳しくはこちら

まとめ

  • 頚椎ヘルニアは自然治癒することもあればしないこともあるが、飛び出していることと症状の関係はほぼない
  • 飛び出している部分が自然に消えても、原因は炎症や筋肉にあることがほとんどなので症状との関係は少ない
  • 自然治癒にまかせるのではなく、適切な対処をすることが大事

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