頚椎症にトリガーポイント鍼療法をする理由や施術の実際8ポイント

頚椎症
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頚椎症による腕の痛みや手のしびれに対して、トリガーポイント鍼療法という施術があります。

頚椎症と言うと、首の骨に神経が圧迫されているとか、神経が変形した骨に触れているために痛みやしびれが出るとされることが多いです。

では、そんな症状に対してなぜ鍼の施術をするのか?こう言われると、ちょっとよく分からないという方がほとんどではないでしょうか。

そこで今回は、頚椎症になり腕の痛みや手のしびれがある場合に、なぜ鍼の施術をするのかという理由や実際の施術などについて解説をします。

痛み止めを飲んだり、牽引をしているけれど症状が変わらない。そんな方は、最後までお読みいただければと思います。頚椎症に鍼をする理由が分かりますから。

頚椎症による痛みやしびれでお困りなら続きをどうぞ。

1 頚椎症にトリガーポイント鍼療法をする理由

黒板

頚椎症で腕の痛みや手のしびれがある。そんな状態にトリガーポイント鍼療法をする理由は、痛みやしびれの原因が神経ではなく筋肉にあることが多いからです。

頚椎症の症状は、首の神経が骨に圧迫されているとか触れているために出ると言われます。ですが、実際にはそういう場合はかなり少なく、首や肩周りの筋肉が固まったことで症状が出ています。

上を向いたり、首を痛みやしびれがある側に回したり倒してみてください。その時に、痛みやしびれがいつもより増すようなら、神経ではなく筋肉に原因がある状態です。

2 神経ではなく筋肉が原因と言える3つの理由

3つ

頚椎症による痛みやしびれは、神経ではなく筋肉に原因があるということをお伝えしました。ただ、レントゲンやMRIを実際に見た方なら、筋肉が原因って本当かな?と思いますよね。

では、なぜ神経ではなく筋肉に原因があると言えるのかその理由を解説します。

2-1 頚椎の間隔が狭いから痛みやしびれが出るとは限らない

頚椎症と診断された方で、レントゲンやMRIの結果を見た方は多いのではないでしょうか。例えば、頚椎の5番と6番の間隔が狭くなっているとか、頚椎が変形してしまっているとか。

画像上そうなっていても、必ずそのことが原因で痛みやしびれが出る分けではありません。狭くなっているのは狭くなっているだけ。変形しているのは変形しているだけという方も多いのです。

頚椎の間隔が狭くなっていても、頚椎が変形していても、何の症状もない方もおられます。つまり、間隔が狭くなっていることや変形が必ず原因ではないということですね。

2-2 24時間ずっと痛みやしびれがなければおかしい

頚椎症による腕の痛みやしびれの原因が、神経圧迫などにあるなら24時間常に症状が出ていなければおかしいです。

例えば、午前中はあまり痛みやしびれはないけれど、午後になるとだんだん痛くなったりしびれてくる。この場合、午前中は神経圧迫がなくなり、午後から神経が圧迫されるのでしょうか?

そんなことはあり得ません。頚椎の間隔が狭いのは常に変わりません。それにもかかわらず、痛みやしびれがない時がある。これは、神経圧迫が原因ではない証拠と言えますね。

2-3 動きや姿勢に伴う症状は筋肉が原因

頚椎症による腕の痛みや手のしびれなどが、動きや特定の姿勢に伴って出るとか強くなるなら原因は筋肉にあります。

筋肉が痛みやしびれの原因の場合、その筋肉を動かすと症状が出るという特徴があります。例を挙げますね。

  • うがいをする時に上を向くと腕が痛む
  • 痛みやしびれがある側に首を大きく回すと痛みやしびれが強くなる
  • 車や自転車の運転中に痛みやしびれが出てくる

他にもいろいろありますが、こういった動きや特定の姿勢に伴って痛みやしびれが出る。そういう状態なら、神経ではなく筋肉を使った時に症状が出ていると言えるのです。

頚椎症性神経根症の原因は?頚椎症の痛み・しびれの原因や対策など8項目

3 痛み止めが効かないのは筋肉が原因だから

薬

頚椎症になった方で、痛み止めを飲んでも症状が治まらないという方はいると思います。その理由は単純で、原因に対して痛み止めの作用が合っていないからです。

頚椎症による痛みやしびれは、ほとんどの場合で筋肉に原因があります。一方、痛み止めの作用は、炎症を抑えたり神経の興奮を抑えて痛みを止めること。

つまり、固まった筋肉が原因の場合に必要なことは、その筋肉が緩むことですよね。その状態に対して、炎症や神経の興奮を抑える目的の薬は効かないということなのです。

※ただし、頚椎症でも炎症が原因で痛みが出ることはあります。その際は消炎鎮痛剤が必要なことはあります。

4 ブロック注射が効かないのは筋肉が原因だから

注射

頚椎症になり、ブロック注射をしてもらったけれどダメだった。そんな方も痛み止めと同様にいると思います。その理由も実は痛み止めと同じ。

ブロック注射が良いとか悪いではなく、ブロック注射の作用が神経に対しての麻酔であるということ。そのため、一時的に症状が治まるかもしれませんが、時間が経てばまた痛みやしびれが出ます。

さらに、ブロック注射にも固まった筋肉を緩める作用はありません。そのため、ブロック注射をしても筋肉が原因の場合の症状には効かないということになるのです。

5 筋肉が原因の頚椎症かどうかをチェックする方法

頚椎症による腕の痛みや手のしびれは、神経ではなく固まった筋肉が原因。では、どうすれば筋肉が原因かどうかが分かるのか?

簡単なチェック方法を解説します。

5-1 筋肉が原因かどうかは動きで確認できる

筋肉が原因で痛みが出ているかどうかは、いくつかの動きをした時に痛みやしびれが出るかどうかで確認できます。

固まってしまい、痛みやしびれの発生源になっている筋肉を動かすと、それらの症状が増すというのが筋肉に原因がある場合の特徴です。

ですから頚椎症の場合なら、主に首や肩周りの筋肉を動かしてみることで確認ができるということですね。

5-2 4つの動きをチェックしてみてください

これから写真で紹介する4つの動きをしてみてください。その際に、いつもと同じ痛みやしびれが出るなら筋肉が原因ということになります。

ポイントは、可動範囲いっぱいまで動かすということ。ただし、痛みやしびれが強い方は無理し過ぎないでくださいね。

5-2-1 上を向く

上を向く

上を向いた時に、首や肩、背中が痛む。または腕に痛みやしびれが出るなら筋肉が原因です。

5-2-2 首を回す

首を回す

痛みやしびれがある側に、可動範囲いっぱいまで首を回してみてください。その時に痛みやしびれが出るなら筋肉が原因です。

※写真の場合は、右側に痛みやしびれが出ている場合です。

5-2-3 首を真横に倒す

首を真横に倒す

首を真横に倒した時に、二の腕が痛むとか手先がしびれる。そんな場合も筋肉が原因です。

※写真の場合は右側に痛みやしびれが出ている場合です。

5-2-4 腕を正面に上げる

腕を上げる

痛みやしびれがある側の腕を、正面にまっすぐ上げてみてください。しばらくあげたままにしていると、だんだん手や指先がしびれてくるようなら筋肉が原因です。

※写真の場合は右側に痛みやしびれが出ている場合です。

6 痛みやしびれの原因になりやすい筋肉はここ

頚椎症による腕の痛みや手のしびれの原因が筋肉にある。その場合は、どの辺りが痛みやしびれの発生源になりやすいのかを解説します。

写真をご覧ください。

腕の痛みの原因になりやすい筋肉1

首・肩・背中の筋肉が原因で腕に痛みやしびれが出る

腕の痛みの原因になりやすい筋肉2

首の前・鎖骨の下・腕の筋肉が原因で痛みやしびれが出る

2枚の写真にバツ印と赤い印をつけています。バツ印の部分にある筋肉が固まると、矢印をつけているように赤い印の部分に痛みやしびれが出るようになります。

先ほど解説した動作で痛みやしびれが出る場合は、主にこういったバツ印の部分に原因があるということ。そして、この場合は痛み止めやブロック注射が残念ながら効かないことが多いのです。

7 筋肉に原因があるならトリガーポイント鍼療法

トリガーポイント鍼療法

頚椎症による腕の痛みや手のしびれの原因が筋肉にある。そんな場合は、薬や注射がダメでも筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術があります。

固まった筋肉に対して施術をする鍼の方法です。そのため、筋肉に原因があり痛みやしびれが出ている頚椎症なら施術をすることが可能です。

先ほど解説したような動作に伴って症状が出たり、増したりするなら筋肉に原因があります。ですから、その場合は施術の対象になるということですね。

8 頚椎症による痛みやしびれでお困りの方へ

頚椎症の痛みやしびれの原因、そして、痛み止めやブロック注射が効かない理由などについて解説をしてきました。

神経が原因ではなく、筋肉が原因の場合があるということを初めて知ったという方も多いかもしれません。ですが、これが事実ですし、神経が原因の方は少ないのが本当のところです。

神経が原因ではない状態に対して、神経への治療を続けてもいつまでも症状が変わらないのは当然。そして、その流れで手術の話になってしまう。これって変ですよね。

本当に神経が原因ならそれで良いと思います。ですが、そうでなければ対処法を変えるべきですよね。筋肉が原因で痛みも出るし、しびれも出るのですから。

そして、そんな場合には薬や注射がダメでも、対応の方法はあるということを知っていただければと思います。

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まとめ

  • 頚椎症による腕の痛みや手のしびれなどの症状に対してトリガーポイント鍼療法をするのは、神経ではなく固まった筋肉が原因でそれらの症状が出ていることが多いから
  • 固まった筋肉が原因の場合、痛み止めやブロック注射をしても症状は治まらない。なぜなら、薬や注射には筋肉を緩める作用がないから
  • 首を動かした時に痛みやしびれの症状が出たり、強くなるようなら筋肉が原因でそれらの症状が出ているという証拠

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