テニス肘の症状がつらい!肘が痛くなる原因や症状への治療や対処法

テニス肘の症状がつらい!肘が痛くなる原因や症状への治療や対処法
Pocket

テニス肘という症状があります。

肘の外側が痛くなる症状ですが、ひどい場合はかなり強く痛みますし、何もせず放っておくと長期化してしまうこともあります。

そんなテニス肘ですが、症状に対して適切な治療や対策をすれば元通りの肘に戻ります。

今回はテニス肘の症状を引き起こす原因は何か?また具体的な対処法やセルフケアとしてはどういったことが良いのか?などについて詳しく解説しています。

1 テニス肘とは?

まずはテニス肘とはどういう症状のことを言うのか?から説明していきます。

1-1 テニス肘=上腕骨外側上顆炎

上腕骨外側上顆

上腕骨外側上顆

テニス肘の正式名称は上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)と言います。

上腕骨=腕の骨ですね。そして、外側上顆というのはちょうど肘の関節辺りのことを言います。ここに炎症が起きて痛みが出ているということから上腕骨外側上顆炎という名前が付けられています。

1-2 なぜテニス肘と言うのか?

テニス肘とは?

上腕骨外側上顆炎が正式な名称で、テニス肘というのは俗称です。

なぜテニス肘と言うのかというと、主にテニスをしている方に多い症状で、特にバックハンドをする時に痛みが出やすいことからこのように呼ばれるています。

2 テニス肘でよくある症状

テニス肘の症状

テニス肘になった場合の症状について解説していきます。

2-1 テニス肘はどんな時に痛みが出るのか?

テニス肘の症状は主に腕を使う時に出やすいです。一般的によくある例を挙げてみます。

  • タオルを絞る時に痛む
  • 荷物を持とうとした時に痛む
  • ドアノブを回そうとした時に痛む
  • 肘を曲げたり伸ばしたりした時に痛む
  • パソコン作業でキーボードやマウスを使うことが続くと痛む

他にもありますが、比較的多いのは上記のようなケースです。

2-2 テニス肘で痛みを感じるのはどの辺りが多いのか?

テニス肘になった場合、症状として痛みを感じやすいのは主に肘の外側から前腕にかけてです。

写真をご覧下さい。

肘周りと前腕にかけて赤い印を付けています。特に症状としての痛みを強く感じるのは肘周りですが、前腕にも痛みを感じることは多くあります。

テニス肘で症状が出やすい部分

テニス肘の症状で痛みを感じやすい部分

3 テニス肘になる原因は何?

テニス肘の原因は?

テニス肘になり肘の外側が痛む症状が出てしまうのはなぜか?テニス肘になってしまう原因について解説します。

3-1 肘を使う動作を繰り返すことで負担がかかる

テニス肘の原因は、基本的には肘の使い過ぎです。

肘を使う動作を頻繁に繰り返すとか、肘に負担がかかる動作(スポーツや仕事)によって腕の筋肉を使い過ぎた結果テニス肘の症状が出ます。

3-2 筋肉や腱の疲労と炎症の結果痛みが出る

テニス肘の症状は肘を使い過ぎることで出るということをお伝えしました。

そして、肘に負担がかかるような動作を繰り返すことで腕の筋肉や腱が疲労し固まってしまいます。こういった筋肉や腱が固まってしまった結果の症状を筋膜性疼痛症候群といいます。

また、筋肉や腱が固まってしまうだけではなく、肘周りに炎症が起きることでもテニス肘の症状としての痛みが出ます。

3-3 テニス肘の原因になりやすい動作

テニス肘の原因になりやすい動作をいくつか挙げてみます。

  • 仕事などで荷物の持ち運びが多い
  • 長時間キーボードやマウスを使うパソコン作業(デスクワーク)
  • テニスなど肘に負担のかかるスポーツ
  • 仕事などで腕に力を入れることが多い
  • 家事による腕の酷使(重いフライパンを振ることが多い)

他にも考えられるケースはありますが、主にこういったことで腕をよく使うことがテニス肘の原因になりやすいです。

3-4 テニス肘の症状に関係する筋肉

テニス肘は腕を使い過ぎることで筋肉や腱が疲労することで症状が出るということはお伝えしました。

では、具体的にどういう筋肉がテニス肘の症状の原因になりやすいのかを解説します。

3-4-1 テニス肘の原因になる主な筋肉

テニス肘の原因になりやすい主な筋肉は次の3つです。

  1. 長橈側手根伸筋(ちょうとうそくしゅこんしんきん)
  2. 短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん)
  3. 指伸筋(ししんきん)
長・短橈側手根伸筋・指伸筋の位置

上記3つの筋肉は赤い印を付けている辺りにある筋肉です。

これら3つの筋肉は、肘から指までつながっているため指先や手首を動かす時に働きます。

3-4-2 肘の外側の痛みを出す原因になりやすいその他の筋肉

先ほど挙げた3つの筋肉以外にも、肘の外側の痛みを出す筋肉があります。それが次の3つです。

  1. 腕橈骨筋(わんとうこつきん)
  2. 尺側手根伸筋(しゃくそくしゅこんしんきん)
  3. 肘筋(ちゅうきん)

これらの筋肉も肘を曲げたり伸ばしたりする時や、手首を動かす時に働きます。

4 テニス肘の症状かなと思ったら何かを受診すれば良い?

病院

肘の外側が痛くて、先ほど紹介したような3つの疼痛誘発テストを行った結果テニス肘の症状のように思う。

こんな場合は整形外科を受診して下さい。

3つのテストを自分で行って肘に痛みが出たからといっても、もしかすると他の原因があるかもしれません。ですから整形外科を受診してレントゲンなどその他の検査もしてもらうのが良いですね。

5 テニス肘の症状に対する病院での治療

注射

テニス肘の症状に対して病院/整形外科ではどういう治療が行われることが多いのか紹介します。

5-1 保存療法

基本的にテニス肘の症状に対しては保存療法から始めることが多いです。

保存療法として行われるものには主に以下の方法があります。

  • 温熱療法、低周波治療などの理学療法
  • 前腕のストレッチやマッサージ
  • 前腕の筋力トレーニング

5-2 投薬

テニス肘の症状として炎症が強い場合は消炎鎮痛剤や湿布が処方されることも多くあります。

5-4 テニス肘用バンド(サポーター)

治療ではありませんが、テニス肘用のバンド(サポーター)を処方される場合もあります。

テニス肘用バンドをすることで筋肉をサポートし、少しでも痛みを緩和することを目的としています。

5-5 注射

テニス肘の痛みがかなり強い場合はステロイド注射や局所麻酔の注射が行われることもあります。

ただし、急性期でかなり症状が強い場合のことが多いです。

5-6 手術

テニス肘で症状がいろいろな治療を行っても改善せず、症状が長期化しひどくなっている場合は手術になることもあります。

6 テニス肘の症状にはトリガーポイント鍼療法

トリガーポイント鍼療法

テニス肘の原因として筋肉や腱が固まってしまうことで痛みが出るということはすでにお伝えしました。

腕の筋肉や腱に負荷がかかり過ぎた結果として筋肉や腱が疲労し、その状態が続くと筋肉や腱は固まってしまいます。そして、固まった筋肉や腱にはトリガーポイントと呼ばれる痛みの元になる部分が形成されてしまうのです。

そして、このトリガーポイントが筋肉や腱に形成されると、動作に伴って痛みが出るようになります。つまり、テニス肘なら肘を曲げ伸ししたり、腕に力が入った時などに筋肉や腱が原因の痛みが出るようになるのです。

こういった筋肉や腱が固まってトリガーポイントが形成され、結果として痛みが出ている状態を筋膜性疼痛症候群と言います。

6-1 トリガーポイント形成による筋膜性疼痛の対処法

腕の筋肉にトリガーポイントが形成された結果として筋膜性疼痛症候群の痛みが出ている場合には、トリガーポイント鍼療法という対処法があります。

鍼治療というとツボに対して鍼を刺すということを連想される方が多いのではないでしょうか。

ですが、トリガーポイント鍼療法では固まってしまった筋肉や腱のトリガーポイント形成部分に対して鍼の施術を行います。

そうすることで固まった筋肉や腱が元の状態に戻るように施術を進めていくのです。

6-2 テニス肘に対するトリガーポイント鍼療法

テニス肘で症状が出ている場合はどういう部分に対してトリガーポイント鍼療法を行うのかを写真で紹介します。

写真をご覧下さい。

テニス肘の症状に対するトリガーポイント鍼療法

テニス肘の症状に対するトリガーポイント鍼療法施術部位

左肘から前腕にかけて赤い印を付けています。

この赤い印の部分にある筋肉や腱がテニス肘の症状の原因になりやすい部分です。ですから、トリガーポイント鍼療法をする場合は主にこの部分に対して鍼の施術をするということになります。

7 テニス肘の症状に対するセルフケア

テニス肘の症状に対してのセルフケアをいくつか紹介しますのでご参考下さい。

7-1 アイシング

アイシング

スポーツの後のように肘をたくさん使った直後に肘周りに熱感がありズキズキと痛みが強くなる場合はアイシングが良いですね。

ただし、アイシングというのは熱を下げることが目的です。冷しすぎないように気をつけて行って下さいね。

写真のような氷嚢があると一番便利ですが、ない場合はビニール袋に氷を入れたり、短時間であれば直接氷を当てるということでも構いません。

7-2 湿布を貼る

テニス肘の症状に対して湿布を貼るということもセルフケアとして行っても構いません。

病院で湿布を処方されることもあると思いますが、なければ市販のものでも良いでしょう。

温湿布か冷湿布で迷う方も多いかもしれませんが、基本的には冷湿布で良いです。肘の痛む部分と前腕といった少し広い範囲で湿布を貼ることをおすすめします。

かぶれやすい方は寝る前にはって朝になったら外すという程度でも良いでしょう。

7-3 テニス肘用バンド(サポーター)

病院でテニス肘用バンド(サポーター)を処方されることがあるかもしれませんが、市販のものでも構いません。

ただし注意して欲しいことが1点あります。それは、テニス肘用バンド(サポーター)をしてもテニス肘の症状が全く変わらないのなら着けない方が良いということです。

テニス肘用バンド(サポーター)は、やや締め付けることで筋肉をサポートします。そのため症状が少し和らいだり動かす時の補助になります。

ですが、着けても全く症状が変わらないのならそれは締め付けているだけになっていますのでむしろ外しておきましょう。

7-4 前腕の筋肉のマッサージ

テニス肘の原因として前腕の筋肉が固まってしまっているということを挙げました。

ですから、スポーツや仕事などで腕をよく使った後は前腕の筋肉をマッサージしてあげても良いですね。

ただし、強く揉み過ぎるとか長時間揉み過ぎるとあとから症状が増すこともありますので適度に行うようにして下さい。

7-5 前腕の筋肉のストレッチ

先ほどのマッサージと似ていますが、固まった筋肉を緩めるという意味では前腕の筋肉のストレッチも良いですね。

方法としては、手のひら側と手の甲側の両方を行うと良いですね。

写真をご覧下さい。

前腕伸側のストレッチ

手の甲側のストレッチ

前腕屈側のストレッチ

手のひら側のストレッチ

前腕の筋肉のストレッチ方法は簡単です。

写真のようにテニス肘の症状が出ている側の腕の筋肉を反対の手で持って伸ばすというだけです。

ただし、マッサージ同様力任せに伸ばしたり長時間ストレッチをし過ぎないよう気をつけて下さい。

手の甲側と手のひら側の筋肉両方をストレッチする理由は、腕を使う時というのはそもそもどちらの筋肉も同時に働いていることが多いからです。

そのため、手の甲側の筋肉だけではなく手のひら側の筋肉もストレッチで緩めてあげるのが良いということになります。

まとめ

  • テニス肘とは上腕骨外側上顆炎のことで、肘の外側から前腕にかけて痛みが出る症状のことを言う
  • テニス肘になるとタオルを絞る、キーボードを長時間使う、スポーツをするなど腕の筋肉を使う時に痛みが出ることが多く、症状が出る原因は前腕の筋肉の使い過ぎが考えられる
  • テニス肘の症状は前腕の筋肉や腱が固まったことでトリガーポイントが形成された筋膜性疼痛症候群と言える

施術をご希望の方へ

ご来院された患者さん

完全予約制

三宅鍼灸院

筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法を行っています。

受付時間

当院へは名古屋市北区、中村区、東区、守山区、瑞穂区、中川区、中区、緑区、小牧市などからもご来院頂いております。

LINE@お友達募集中

LINE@の友達登録よろしくお願いします。

LINE@限定のお役立ち情報や当院の予約状況について配信しています。

友だち追加