足の付け根が歩くと痛い!股関節痛の原因と対処法の解説まとめ

足の付け根
Pocket

足の付け根が歩くと痛いという場合、複数の原因が考えられるということをご存じでしょうか?

例えば、筋肉、関節、そして内科の病気などがあります。

そして、それぞれの原因によって対処法は異なります。筋肉が原因なら内科の薬ではダメということですね。

今回は、足の付け根が痛む場合に考えられる原因とそれぞれの対処法について解説していますのでご参考下さい。

1 足の付け根が痛む時に考えられる原因

足の付け根の痛み

足の付け根が痛む場合、考えられる原因はいろいろありますので主なものについて1つずつ解説していきます。

1-1 関節が原因の場合(変形性股関節症)

変形性股関節症というのは、主に女性に多い病気で股関節の軟骨がすり減ったり骨の変形が起こることで痛みが出る症状のことを言います。

この変形性股関節症には一次性と二次性のものがあり、一次性とは明らかにはっきりとした原因がない場合のことを言います。

そして二次性とは病気または怪我が原因の場合のことを言い、割合としては二次性の方がかなり多くの割を占めています。

二次性の変形性股関節症として主なものには次のものがあります。

  1. 先天性股関節脱臼
  2. 臼蓋形成不全
  3. 関節唇損傷
  4. 大腿骨頭壊死

1-1-1 先天性股関節脱臼

先天性股関節脱臼とは赤ちゃん(主に女児)に多く見られる病気で、出生時または出生後数ヶ月の期間に股関節が脱臼する状態のことを言います。

1-1-2 臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)

股関節というのは骨盤と太ももの骨で出来ていますが、この骨盤側の骨が太ももの骨に対して受け皿のような役割をしています。

そして、臼蓋形成不全とはこの骨盤側の受け皿になる部分が太ももの骨に対して小さいなど不十分な状態のため痛みが生じる状態のことを言います。

1-1-3 関節唇損傷(かんせつしんそんしょう)

関節唇とは股関節の骨盤側の骨にある臼蓋(きゅうがい)と呼ばれる部分にある組織のことを言います。

この部分が損傷してしまうことで痛みが出る状態のことを股関節関節唇損傷と言います。

1-1-4 大腿骨頭壊死(だいたいこっとうえし)

大腿骨頭とは太ももの骨の先端で丸いボール状の骨のことを言い、この部分に十分な血液が行き渡らないことで骨頭が壊死してしまう状態のことを言います。

1-2 筋肉が原因の場合(筋筋膜性疼痛/トリガーポイント)

足の付け根の痛みの原因には、筋肉が固まってしまったこともあります。

筋肉が固まってしまった結果痛みを生じたり、痛む部分から離れた部分にも痛みが出ることがあります。

こういった症状を筋筋膜性疼痛と言います。

1-2-1 腰痛に伴う足の付け根の痛み

腰痛に伴う足の付け根の痛み

腰痛に伴い足の付け根が痛くなることも多くあります。

この場合は、股関節が原因ではなく腰の筋肉が原因で足の付け根に痛みが出ていると考えられます。

こういった腰の筋肉が原因でそこから離れた足の付け根に痛みが出る状態を関連痛と言います。

後で詳しく説明しますが、筋肉が固まってしまうと痛みの原因になるトリガーポイントが形成されそのトリガーポイントが関連痛を出すと言われています。

こういった筋肉が原因の痛みを筋筋膜性疼痛と言います。

1-2-2 坐骨神経痛に伴う足の付け根の痛み

坐骨神経痛に伴い足の付け根が痛むことも珍しくありません。

この場合神経が原因と思われがちですが、実は神経ではなく股関節周囲の筋肉に原因があることがほとんどです。

これも先ほどのトリガーポイントが原因の痛みと考えられます。

1-3 内科が原因の場合

病院

足の付け根が痛む場合の原因には、内科の症状が原因のことも多くあります。

内科の症状で股関節痛に影響がある主なものを挙げてみます。

1-3-1 関節リウマチ

関節リウマチというと手先のイメージがあるかもしれませんが、関節リウマチは股関節でも見られる病気です。

炎症に伴いこわばり、腫れ、熱感、痛みが見られる症状で、ひどい場合は拘縮といって股関節が動きにくくなることもあります。

1-3-2 バージャー病

バージャー病とは血流が悪くなることで手足の冷えや痛みが起こる症状のことを言います。

バージャー病を発症した方の多くに喫煙歴があることから、喫煙が関連していると言われています。

1-4 その他足の付け根の痛みの原因として考えられるもの

関節や内科など以外にも足の付け根の痛みの原因として考えられるものには次のような場合があります。

1-4-1 スポーツに伴うオーバーユース

スポーツに伴う足の付け根の痛み

ランニングやジャンプが多いスポーツ、またはサッカーのように股関節に強い力が加わることが多いスポーツをしている方に見られます。

いわゆるオーバーユースで筋肉に疲労が過剰に溜った場合に起こります。

1-4-2 妊娠に伴う痛み

妊婦さんの場合、おなかが大きくなるに伴い腰や股関節への負担は当然大きくなります。そのため足の付け根が痛むこともあります。

また、妊婦さんの場合ホルモンバランスが影響しているとも言われます。

2 筋肉が原因で足の付け根の痛みの対処法

筋筋膜性疼痛

足の付け根が痛む場合、原因にはさまざまなケースがあることはお分かりいただけたでしょうか?

複数の原因のうち、骨や関節が原因の場合や内科が原因の場合はそれぞれ専門の医療機関を受診する必要があります。

そして、薬を飲んだり必要ならば手術を受けなければいけないこともあるでしょう。

ただ、筋肉が原因で足の付け根が痛む場合は薬や注射、手術ではなくても対処法やセルフケアの方法もありますので解説していきます。

2-1 動作に伴って足の付け根が痛むなら筋肉が原因のことが多い

歩いているとだんだん足の付け根が痛くなってくるとか、スポーツをしていて最初は痛くないけれども途中から痛くなる、さらにはジャンプをした瞬間に痛むということはないでしょうか。

こういった動作に伴って足の付け根が痛くなるという場合の原因は筋肉にあることが多いです。

こういった筋肉が原因で痛みが出る症状を筋筋膜性疼痛と言います。

2-2 筋筋膜性疼痛は筋肉が固まってしまった状態になると起こりやすい

動作に伴って痛みが出る場合は筋筋膜性疼痛のことが多いです。

では、なぜ筋筋膜性疼痛が起こるのかというと、筋肉が疲労して固まってしまったからです。

筋肉が固まってしまうと古い輪ゴムのように柔軟性を失います。つまり、十分に動かないということですね。そのように柔軟性を失った状態で歩いたりスポーツをするからだんだん足の付け根に痛みが出てくるのです。

2-3 足の付け根が痛む時の原因になりやすいのはここ

足の付け根が痛む場合に原因になりやすい筋肉はどこかを紹介します。

写真をご覧下さい。

股関節痛の原因になる筋肉

腰の中心部とやや外側の筋肉

股関節痛の原因になる筋肉3

臀部の筋肉

股関節痛の原因になる筋肉1

股関節周りの筋肉

股関節痛の原因になる筋肉2

太ももの前の筋肉

歩くとかジャンプするなど動作に伴って足の付け根や股関節周りが痛む場合の原因になりやすい筋肉は上記のとおりです。

こういった筋肉が固まってしまうことで強い痛みの原因になるのです。

筋肉が固まることで痛みの元になるトリガーポイントが形成され、その状態で動くとトリガーポイントが刺激された結果痛みとして出るというのが筋筋膜性疼痛です。

2-4 筋肉が原因の痛みにはトリガーポイント療法

先ほど紹介したような筋肉が原因で足の付け根が痛む場合には対処法の1つとして筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術があります。

鍼治療というとツボのイメージがあるかもしれません。ですが、トリガーポイント療法ではツボではなく痛みの原因になっている筋肉を直接施術する方法です。

2-5 筋肉が原因の痛みに痛み止めはどうなのか?

痛み止め

足の付け根が痛む時に病院でレントゲンや血液検査などの検査を受けても異常がないということがあります。

こういう場合は骨や関節、血液が原因ではなく筋肉が原因の場合です。そして、こういった場合によく処方されるのが痛み止めです。

こいった痛み止めは動作に伴って足の付け根が痛むという場合にはどうなのでしょうか?気になる方も多いと思うので解説します。

まず大事なポイントは次の2点です。

  1. 痛みの原因はいろいろな要素がある
  2. 痛み止めは痛みの原因に合ったものかどうかが大事

足の付け根の痛みと言っても原因はいろいろあるということは冒頭からお伝えしてきました。

そして、痛み止めといっても何が原因の痛みかによって効果が当然違います。炎症が原因の痛みか神経が原因の痛みかまたは筋肉が原因の痛みかという具合です。

つまり、足の付け根の痛みの原因は何か?そして、その原因に痛み止めは合っているかどうかということが大事です。

例を挙げますね。

足の付け根の痛みが筋肉が固まったことに原因がある場合に、消炎鎮痛を目的とした痛み止めは効かないことが多いです。

炎症が起きたことによる痛みなら消炎鎮痛剤が良いですが、筋肉が固まったことが原因なら筋肉を緩めないといけないということになります。

ですから、足の付け根が痛い=痛み止めが有効とは限りません。

痛み止めが有効な場合ももちろんありますが、その場合は足の付け根の痛みは何が原因で起きているのか?が大事ということですね。

逆に言うと、痛み止めが効かなくてもがっかりする必要はありませんし、他に原因がある可能性も十分考えられるということが言えるのです。

3 足の付け根が痛む場合のセルフケア

筋肉が固まってしまいトリガーポイントが形成された結果、動いた時に足の付け根が痛むという状態の方向けのセルフケアをお伝えします。

※筋肉が固まったことが原因のセルフケアですので、筋肉以外の骨や血液などが原因のセルフケアではありませんので予めご了承下さい。

3-1 腰や股関節、足の筋肉のストレッチ

筋肉が固まったことで足の付け根が痛む場合、腰や股関節周り、太ももなどのストレッチはセルフケアになります。

腰、股関節周り、太ももの前と後ろなどを伸ばすことで対策につながります。

ただし、反動をつけたり力任せにグイグイと伸ばすというやり方のストレッチは行わないようにして下さい。

痛みがあるということは怪我をしているのと同じ状態です。その状態に過剰なストレッチで刺激を加えすぎると後から痛みが増すことが考えられます。

腰と太ももの裏のストレッチ

腰と太ももの裏のストレッチ

臀部(お尻)のストレッチ

臀部(股関節周り)のストレッチ

股関節のストレッチ1

股関節周りのストレッチ

3-2 温める

筋肉が固まったことでスポーツをした時などに足の付け根が痛む場合、温めることで筋肉が緩む場合もあります。

例えば、お風呂上がりは動いた時でも足の付け根があまり痛まないということなら温めるということは有効と言えます。

これは温まることで筋肉が緩んだ結果、痛みもある程度緩和したと考えられます。

3-3 筋肉のマッサージ

筋肉が固まったことで歩く時などに足の付け根が痛む場合、筋肉のマッサージも対処法の1つになります。

マッサージをすると良いポイントは次の4カ所です。

  1. お尻
  2. 股関節周り
  3. 太ももの前

先ほどもストレッチの項で紹介しましたが、こういった部分の筋肉が固まると足の付け根の痛みが出やすくなります。

ただし、これもストレッチと同様にグリグリと力任せにマッサージしたり長時間揉みすぎないようにして下さい。

過剰な刺激や長時間の刺激は後から痛みが増すこともあります。

ストレッチに加えて細かな部分を少しマッサージするという位でちょうど良いです。

腰やお尻は自分ではマッサージしづらいですし、指も疲れるかもしれませんのでテニスボールや市販のマッサージ器具などを使って行うことをお勧めします。

まとめ

  • 足の付け根が痛む場合の原因には骨や関節、血液関連、筋肉などが原因のことがある
  • 筋肉が固まると動作に伴って足の付け根が痛みが出るようになり、こういった痛みは筋肉に出来たトリガーポイントが原因の筋筋膜性疼痛と言う
  • 筋肉が固まったことで動いた時に足の付け根が痛む場合は筋肉を緩めることを目的としたストレッチやマッサージは対処法の1つになる

施術をご希望の方へ

ご来院された患者さん

完全予約制

三宅鍼灸院

筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法を行っています。

受付時間

当院へは名古屋市北区、中村区、東区、守山区、瑞穂区、中川区、中区、緑区、小牧市などからもご来院頂いております。

LINE@お友達募集中

LINE@の友達登録よろしくお願いします。

LINE@限定のお役立ち情報や当院の予約状況について配信しています。

友だち追加