ジャンパー膝の症状が続く方に知って欲しい原因や対策9ポイント

ジャンパー膝の痛み
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ジャンパー膝の症状は主に膝の下に痛みが出ることです。

この痛みが続くと、スポーツをしている方は特に困ることが多いと思います。

例えば、試合が近いのに痛くて練習ができないとか、練習が終わって普段の生活でも痛くて歩きづらいなど。

こういう状況が続くとイライラして、何とかしてくれ!って言いたくなるかもしれません。

ジャンパー膝の症状が治まらないと困ると思いますが、原因ははっきりしていますし対策もいろいろあります。

今回は、ジャンパー膝の症状でお困りの方に知って欲しいポイントを分かりやすく解説してまとめましたのでご参考下さい。

1 ジャンパー膝の症状が出るのはここ

ジャンパー膝の症状が出やすいのは、膝の下にある膝蓋靱帯(しつがいじんたい)というぶぶんです。

写真をご覧下さい。

ジャンパー膝で痛みが出る部分

膝蓋靱帯に痛みが出る

左膝の下にバツ印を2つ付けています。

ここが膝蓋靱帯という部分で、ジャンパー膝になるとここに痛みがでようになります。

2 ジャンパー膝の症状が出るのはこんな時

ジャンパー膝の症状が出やすいのはどういう時か解説したいと思います。

2-1 動作時に痛むことが大半

ジャンパー膝の症状はスポーツをしている時を始め、日常生活においても動いている時に出ることが多いです。

例を挙げます。

  • バレーボールや走り高跳び、ランニングなどスポーツで膝を使っている時
  • 深くしゃがむ動作をした時
  • 片足に体重が乗る時
  • しゃがんだ姿勢から立ち上がる時
  • ジャンプをした時
  • ジャンプをして着地をした時
  • 階段の昇降時

2-2 安静時でも痛むことがある

ジャンパー膝の症状は先ほど挙げた動作時だけではなく、安静にしている時に出ることもあります。

例えば、スポーツが終わった後にズキズキ痛むとか、座っていても痛むなどです。

3 ジャンパー膝の痛みが治らないのはなぜ?

ジャンパー膝の症状が続く原因は?

ジャンパー膝の症状としての痛みがなかなか治らないのにはいくつかの理由が考えられます。

それぞれについて解説しますので、ご自身の場合に該当するかチェックしてみて下さい。

3-1 痛みがある時に筋トレをしている

ジャンパー膝の症状が出ている時に、例えばゴムチューブを使って太ももの前の筋肉を鍛えているとなかなか痛みが取れないことがあります。

筋トレ自体は悪くありません。痛みが取れてから予防のために行うものであって、痛みを取るために行うものではないのです。

病院で膝蓋靭帯炎と診断された場合、太ももの前の筋肉を鍛えましょうと言われることが多いです。

筋力がないから痛みが出るという発想ですがこれは間違い。

痛みがある時に筋トレをするのは、怪我をしている時に無理をして動くのと同じこと。ジャンパー膝の症状が治まってから予防として筋トレを行うようにしてください。

3-2 炎症がないのに消炎鎮痛剤を飲んでいる

ジャンパー膝は膝蓋靭帯炎というのが正しい病名です。

この病名から、炎症が原因だから消炎鎮痛剤を飲んで下さいと病院で言われることがあります。

炎症が実際に起きているのなら消炎鎮痛剤は有効ですが、炎症が起きていなければそもそも意味がありません。

これも症状が続く理由の1つですね。

3-3 安静にしていれば治まるということではない

ジャンパー膝の症状が出ている時に安静は必要ですが、安静=治るではありません。

安静にしていれば痛みは少なくなるかもしれませんが、それは使っていないから痛くないだけです。

3-4 電気治療やストレッチのみでは不十分

ジャンパー膝の症状に対して、電気治療やストレッチだけでは痛みの原因の筋肉や靭帯を緩めるには不十分です。

ジャンパー膝の症状は筋肉や靭帯が固まったことが原因です。

ですが、電気治療やストレッチだけでは固まった筋肉や靭帯が十分に緩まないのです。

※電気治療やストレッチは対策としては有効ですので誤解のないようにお願いします。

4 ジャンパー膝の原因は何?

ジャンパー膝の原因は?

ジャンパー膝による痛みの原因は主に2つあります。

  1. 炎症
  2. 筋肉や靭帯が固まっている

これらについて詳しく解説を続けます。

4-1 炎症について

ジャンパー膝の原因1つ目は炎症です。

炎症というのは簡単に言うと熱を持っている状態のこと。スポーツで膝を使った後、膝下の痛む部分に熱感があるようなら炎症がある証拠です。

また、安静にしている時でもズキズキ疼くなら炎症による痛みの可能性が高いです。

4-2 筋肉や靭帯が固まっている

ジャンパー膝の原因2つ目は、先ほど少し触れましたが筋肉や靭帯が固まっているということです。

スポーツで頻繁に膝に負担がかかると筋肉や靱帯が疲労します。そしてその疲労が溜りすぎると筋肉も靱帯も固まってしまいます。

固まってしまうというのは、簡単に言うとひどい肩こりのような状態。膝の周囲がひどい肩コリのような状態になったと思ってください。

そして、ひどく筋肉や靱帯が固まった状態は、古いゴムのように柔軟性を失います。

筋肉や靱帯が柔軟性を失った状態になると、歩いたり、走ったり、ジャンプをしたりという動作で痛みが出るようになるのです。

こういった筋肉や靱帯が固まってしまうことによる痛みを筋膜性疼痛症候群と言います。

5 ジャンパー膝かな?と思ったら

病院

膝下に痛みがあり、曲げ伸ばしをしたり歩く時でも痛い。

「もしかしてジャンパー膝かな?」

こんな風に思ったらまずは整形外科を受診しましょう。例え痛む部分が膝蓋靱帯の部分だけでも、もしかすると他に何か痛みの原因があるかもしれません。

例えば、水がたまっている場合でも同じような痛みを感じることがあります。また、小学校高学年から中学生くらいの年齢の場合、オスグッドシュラッター病という症状の場合も考えられます。

ですから、念のためという意味も含めてまずは整形外科を受診するのが良いですね。

6 ジャンパー膝に対するケア方法

ジャンパー膝に対して自分でできるケア方法をいくつか紹介します。

6-1 太ももの前の筋肉をストレッチ

ジャンパー膝の症状に対して太もものストレッチは多くの方がすでにご存じかもしれません。

念のため方法を説明します。

太ももの前のストレッチ

左膝が痛む場合の方法です。

写真のような状態になり、太ももの前(大腿四頭筋)を伸ばすだけです。体が柔らかい方や、痛みが軽い方は背中が付くように寝てしまっても構いません。

ただし、痛みが強い時に無理矢理ストレッチするようなことはしないで下さいね。

6-2 スポーツ後に熱感があるならアイシング

アイシング

ジャンパー膝の症状で熱感がある時にはアイシングが良いですね。

アイシングをするタイミングは、例えば練習の後に膝下がズキズキと疼いたり熱感があるような時です。

長時間冷すことが目的ではありません。膝を使った結果、上がった熱を下げることが目的ですので間違えないようにして下さいね。

基本的に炎症による痛みはそれほど長く続きません。ですから、熱感はないけど痛いというのは筋肉や靱帯が原因の痛みです。

6-3 湿布を貼る

ジャンパー膝の症状に対して湿布を貼るということもケアの1つです。

貼る場所は、痛みを感じる膝下だけではなく、太ももの前にも貼るのが良いですね。

膝下にある膝蓋靱帯と太ももの前にある大腿四頭筋はつながっているからということが理由です。

6-4 膝のサポーターやテーピング

膝のサポーターやテーピングはどうかな?と思う方は多いかもしれません。

これら補助的な役割をするものは、一度試してみての判断が良いですね。スポーツをしている方なら、練習中に試してみて痛みが少しでも軽減するとか動きやすくなるというようであれば痛みが治まるまでサポーターやテーピングをするのが良いですね。

特に変わりがないのなら無理に使用する必要はありません。

7 ジャンパー膝の症状に手術は必要か?

手術

ジャンパー膝の症状に対して手術が必要なことはほとんどないでしょう。

手術が考えられるのは、膝蓋靱帯が断裂してしまったような場合です。ただ、膝蓋靱帯はかなり強靱な靱帯なので、そう簡単に切れることはありません。

ですから、断裂以外なら手術以外の選択肢がたくさんあるということが言えます。

8 筋肉や靱帯が原因の痛みにはトリガーポイント鍼療法

トリガーポイント鍼療法

ジャンパー膝の症状は炎症と筋肉や靱帯が固まったことに原因があります。

筋肉や靱帯が固まったことで痛みが出ている場合にはどうすれば良いのかについて解説します。

8-1 筋肉や靱帯が固まると痛む理由

筋肉や靱帯に疲労がたまるとだんだんと固まってきます。そしてその固まった筋肉の表面(筋膜)や靱帯には、トリガーポイントという痛みの元が形成されてしまいます。

トリガーポイントができてしまった筋肉や靱帯は、動かしたり力が入った時に痛みを出すという特徴があります。

ジャンパー膝の場合は、太ももの前にある大腿四頭筋や膝下の膝蓋靱帯が固まってしまった結果として痛みが出ているのです。

8-2 トリガーポイントが原因の痛みにはこの方法

トリガーポイントが筋肉や靱帯にできてしまった結果の痛みには、トリガーポイント鍼療法という施術があります。

一般的な鍼治療のツボに対して行う施術ではなく、筋肉(筋膜)や靱帯などにできたトリガーポイントに対して施術をする方法です。

ジャンパー膝の症状なら、大腿四頭筋や膝蓋靱帯が主な施術部位になります。

8-3 ジャンパー膝の症状に対する施術

ジャンパー膝の症状に対してどの辺りに鍼の施術をするのか解説します。

写真をご覧下さい。

ジャンパー膝に対する施術部位1

太ももの前(大腿四頭筋)と膝下(膝蓋靱帯)に施術をします

ジャンパー膝に対する施術部位2

膝上は広い範囲で施術をします

2枚の写真に付けてある赤い印の部分がトリガーポイント鍼療法を行う部分です。

太ももの前にある大腿四頭筋や、膝下の膝蓋靱帯が主な施術対象ということになります。

これらの筋肉や靱帯の中から痛みの元になっている部分を探し出し、そこに対して鍼の刺激を加えていきます。

そして、固まった部分が緩んでいくように施術を進めていくというのが、ジャンパー膝の症状に対するトリガーポイント鍼療法の施術になります。

9 最後に

ジャンパー膝の痛みが続くと、どうしたら良いのか?と不安になると思います。

なぜ痛みが続くのか?ということに関してはいろいろ要因はあるでしょう。ですが、たいていは今回解説したとおりです。

日頃ご自身でできるケアは可能な限り行って下さい。そして痛みの元になっている部分を特定し、そこに対して必要な施術をすることが大事です。

ジャンパー膝の症状が治らなくてお困りでも、あきらめずに回復を目指して下さいね。

まとめ

  • ジャンパー膝になると症状として膝の下が痛くなり、バレーボールやランニングなどのスポーツ、しゃがんだ時、体重が乗った時などに痛みが出ることが多い
  • ジャンパー膝の痛みがある時に筋トレをしたり、炎症がないのに消炎鎮痛剤を飲んでいても症状は治まらない
  • ジャンパー膝の原因は筋肉や靱帯が固まったことにあり、この状態に対しては筋肉や靱帯を施術するトリガーポイント鍼療法がある

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