ぎっくり腰への対処はどうすればいい?激痛を長引かせないためのコツ

ぎっくり腰への対処はどうすればいい?激痛を長引かせないためのコツ
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ぎっくり腰になった場合どういう対処をすれば良いのでしょうか?

腰に激痛がはしった直後の段階で対処の方法を間違えると痛みが長引いてしまうことも考えられます。対処の仕方としていろいろな方法がありますが、ぎっくり腰の痛みを悪化させないようにするためにより良い方法を解説しています。

ぎっくり腰になった時、自分はどうすれば良いのか?そして周囲はどうすれば良いのか?など対処の仕方について解説しています。

1 ぎっくり腰への対処の仕方

ぎっくり腰の対処や応急処置

ぎっくり腰になってしまった場合にどういう手順で対処や応急処置をしていけば良いのかということから解説していきます。

1-1 まずは安静

ぎっくり腰になってしまったらまずは安静第一です。

ぎっくり腰の程度の違いがあり、ほとんど動けないという場合や、痛いけれど動けるという場合があるとは思います。

ですが、どちらの場合でもまずは安静です。

痛みが出ない姿勢を取って下さい。座っても横になっても構いません。痛みがある程度で構わないので落ち着くまでは安静にして下さい。無理に動くとその時は動けても後から痛みが増すことがあります。

ですからぎっくり腰になってしまったらまずは安静を心がけて下さい。

1-2 ぎっくり腰は冷すのか温めるのかどちらの対処が必要か?

ぎっくり腰は冷すのか?温めるのか?

ぎっくり腰になった場合、腰を冷すのが良いのか?温めるのが良いのか?多くの方が迷うところだと思います。

このことについては、答えはシンプルです。

  • 痛みのある部分を触って熱感があるなら一時的に冷す
  • 痛みのある部分を触って熱感がなければそのままで落ち着くまで待つ

ぎっくり腰=冷す、というイメージがある方は多いかもしれません。ですが、そもそもアイシングなどの方法で冷すのは熱を下げることが目的です。

ですから、ぎっくり腰といっても炎症による痛みで熱感がある場合は一時的に冷すことも意味があります。

ですが、そもそも炎症が起きていなくて熱感がないのなら単に冷しただけになってしまいます。

触って熱感があるかどうかでまずは判断してみて下さいね。

1-3 痛みが落ち着いてきたらコルセットをしてみる

ぎっくり腰になってから時間が経過し、痛みが落ち着いてきたらコルセットをしてみて下さい。

なければ、サポーターや市販の腰痛ベルトのようなものでも構いません。こういったものを使用することで少し動きやすくするためです。

ただし、つける時にぎっくり腰になった本人ではなく周囲の方が着けてあげる場合はきつく締め付けすぎないよう気をつけて下さいね。

また、着ける時に無理矢理ひっぱって着けたりしないよう気をつけて下さい。

1-4 動けるようになったら整形外科へ

病院

ぎっくり腰になり痛みが強かったけれど、時間とともに少し落ち着いてきたら次の対処は病院受診です。

病院は整形外科が良いですね。

病院まで行くのは面倒だとか時間がない、または痛みがもう治まってきたからそこまでしなくても良いのではないかと思う方は多いかもしれません。

ですが、ぎっくり腰の原因は何かを特定しておいてもらうことは大事ですし、薬を飲んだ方が良い状態かもしれません。

ですから、自己判断ではなく整形外科を受診して必要な検査を受けたりその他の処方をしてもらって下さい。

1-5 痛み止めは飲んだ方が良いのか?

痛み止め

ぎっくり腰になった場合、整形外科を受診するといわゆる痛み止めを処方されることが多いです。

ただ、飲んだ方が良いのか?と迷う方やそもそも薬は飲みたくないという方もいると思いますので薬に関する知識を少し解説します。

ぎっくり腰になった場合に痛み止めが処方されるのは、炎症による痛みがある場合です。

痛み止めというのはNSAIDs(非ステロイド系消炎鎮痛剤)と言われ、文字通り炎症を抑えるための薬です。炎症が原因でもかなり強烈な痛みが出ることはありますから、そういった場合は痛み止めを飲むのが良いですね。

ですが、炎症が起きていなければ痛み止めは効きません。

炎症が起きていない状態で痛み止めのロキソニンやボルタレンなどを飲んでも痛みが治まらないのは当然で他にぎっくり腰の原因があるからです。

炎症が起きているかどうかは触って熱感があれば明らかです。ですが、その時は炎症による痛みがなくても、夜寝ていてズキズキと疼いて目が覚めてしまうということもぎっくり腰の場合は予測出来ます。

こういったことからも医師が痛み止めが必要と診断した場合は、内科の病気等がなければ痛み止めを服用するのが良いですね。

痛み止めを処方された場合、用量、用法を守って飲んで下さいね。

1-6 かかりつけの鍼灸院や治療院に行くならいつがいい?

ぎっくり腰になった場合に、かかりつけの鍼灸院やその他の治療院に行きたいと思う方も多いと思います。

こういう方はどのタイミングで鍼灸院や治療院に行けば良いのかというと、整形外科を受診した後が良いですね。

整形外科を受診し、骨や内臓に異常がないことを診断してもらった後で鍼灸院や治療院に行き、その診断内容等を治療家の先生に伝えると良いですね。

1-7 ぎっくり腰になった日にお風呂に入っても大丈夫?

シャワー

ぎっくり腰になった日にお風呂に入っても良いか迷う方は多いと思います。

ぎっくり腰の原因が炎症=熱の場合はお風呂に入って温まることで一時的ですが痛みが増すことがあります。炎症がなければ少し楽に感じることもあるでしょう。

ただ、炎症がいつ出てくるか分からないので、ぎっくり腰になってしまったその日はシャワー程度にしておくのが良いです。

湯船につかった時に痛みが強くなり、お風呂場で動けなくなっても大変です。この点からも軽くシャワー程度にしておくのが良いですね。

1-8 ぎっくり腰になった当日の夜の対処法

ぎっくり腰のなった当日の夜は、湿布を貼って最も楽な姿勢で寝て下さい。

多くの場合、横向きで丸くなって寝る状態が楽かと思います。湿布に関しては冷湿布でも温湿布でもどちらでも構いません。

腰からお尻にかけて少し広い範囲で貼るのがコツです。ただし、かぶれやすい方は気をつけて下さいね。

1-9 ぎっくり腰になったらいつから動いて良いの?

ぎっくり腰になった場合、いつまで安静にしていれば良いのかと思うかもしれません。

多くの場合、1~3週間もすればかなり痛みが治まるはずです。ですから、時間が経ち痛みがなければ動いても構いませんが、判断しづらいのは痛みがある時に動いて良いのかどうかですよね。

この場合、ぎっくり腰の痛みの程度によって対処が異なります。

痛みが強い場合はそもそも動けないでしょうから、必要な時だけゆっくり動いて下さい。痛みが弱い方は仕事や日常生活を普段通りにしてもらっても構いませんが、いつまた強い痛みがはしるか分からないということは忘れないで下さい。

ですから、仕事や日常生活で必要な範囲で動くことは構いませんができる限り慎重に。ただし、動けるし早く良くなりたいからといって積極的な運動は控えて下さい。

ぎっくり腰の原因として炎症以外に筋肉が固まってしまったことがあります。筋肉が固まったことで痛みが出ている場合、動くことで筋肉が若干緩みますからその結果として少し楽に感じることがあります。

だからといってぎっくり腰=動けば良くなるというわけではありません。

あくまでも痛みの状態に合わせて必要な範囲で慎重に動くことが大事ですし、同じ痛みを繰り返さないためにも必要なことなのです。

1-10 痛みが治まるまで治療や施術を続ける

ぎっくり腰になった後にどのような対処をすれば良いかお伝えしてきました。

強い痛みの場合は完全に痛みが引くまで日数がかかることも多いと思います。ただ、ぎっくり腰の痛みがいつまでも続くということはありません。

ですから、痛み止めを飲んだ方が良いなら医師の指示に従って用法・用量を守りちゃんと飲み続ける。また、鍼治療などを受けるのであればそのかかりつけの鍼灸の先生が良いと判断するまでは施術を受けることが大事です。

勝手な自己判断で再度同じ痛みを繰り返してしまうと一番つらいのはご本人ということは忘れないで下さい。

1-11 ぎっくり腰になった時に気をつけて欲しいこと

くしゃみ

ぎっくり腰になった時に気をつけて欲しいことがいくつかありますが、特に気をつけて欲しいのがくしゃみです。

くしゃみをした瞬間に腰に激痛が走ることがあります。ですからくしゃみが出そうになったら次の2点で対処してみて下さい。

  1. どこかに掴まる
  2. 身構える

くしゃみは急なことですから、どちらも難しいかもしれません。ですが、どこかに掴まったり少し身構えるだけでもかなりくしゃみをした時の腰への衝撃を和らげることが出来ます。

くしゃみ以外に気をつけて欲しいことも挙げておきます。

  • イスから立ち上がる瞬間
  • 寝返り
  • 顔を洗う時などの前屈動作
  • 車から降りる瞬間の体を捻る動作

こういった動作でぎっくり腰の痛みが増したり、治まりかけていた痛みが強くなってしまうことがありますから注意して下さいね。

2 ぎっくり腰の原因は何?

ぎっくり腰の原因は?

ぎっくり腰になぜなってしまうのか?そして痛みの原因は何か?について解説します。

2-1 なぜぎっくり腰になるのか?

ぎっくり腰になる理由として、腰の骨がずれる、骨盤のゆがみ、腰椎捻挫などがあります。ですが、もっとも多いのは筋肉が固まってしまった結果の筋膜性疼痛症候群です。

筋膜性疼痛症候群というのは簡単に言うと、筋肉に疲労が溜り固まってしまった結果痛みが出ているという状態のことを言います。

そして、筋肉がかなり固まってしまった状態で次のようなことをきっかけに腰に強烈な痛みがはしりぎっくり腰になります。

  • 前かがみから体を起こそうとした瞬間にギクッと痛みがはしる
  • 仕事で荷物を持とうとした瞬間に痛みがはしる
  • 長時間座った状態から立ち上がろうとした瞬間にズキンと痛みがはしる
  • 車や自転車から降りようとした瞬間にピキッと痛みがはしる
  • スポーツをしていて突然腰に強烈な痛みがはしる

他にもありますが、こういった動作の瞬間に固まった筋肉に負荷がかかるため強い痛みになってしまうということですね。

2-2 ぎっくり腰の痛みの元は2つ

先ほどぎっくり腰になる理由をお伝えしました。では、ぎっくり腰の痛みは何かについて解説します。

ぎっくり腰の痛みの元になっている要因は次の2つです。

  1. 炎症
  2. 固まった筋肉(筋膜性疼痛)

1つめは炎症つまり熱を持っているということです。すべてのぎっくり腰で炎症が起きているわけではありません。

ですが、炎症に伴いぎっくり腰特有の強烈な痛みがすることもあります。

ぎっくり腰で炎症が起きている場合は、いわゆる痛み止め(NSAIDs/非ステロイド系消炎鎮痛剤)が効果的です。痛み止めは病院で処方してもらって下さい。

そして、2つ目の固まった筋肉は、筋肉が疲労に疲労を重ねた結果の状態です。ですから、固まった状態が緩めば動ける体になれるということが言えます。

固まった筋肉にはトリガーポイントと呼ばれる痛みの元が形成されます。そしてそのトリガーポイントが原因の痛みを筋膜性疼痛と言います。

筋膜性疼痛の対処の仕方については後述します。

3 ぎっくり腰かなと思っても他の病気のこともある

ぎっくり腰の原因

ぎっくり腰の原因は先ほど挙げた通りですが、実際に腰に痛みがはしってぎっくり腰かなと思っても他の病気の場合がありますので解説します。

3-1 ぎっくり腰の痛みがある場合に考えられる他の病気

ぎっくり腰のような痛みがあっても、他に考えられる病気がありますので例を挙げてみます。

  • 圧迫骨折
  • 椎間板ヘルニア
  • 内臓の病気

こういった病気でも強い痛みが腰に出ることがあります。

3-2 原因を特定するために整形外科を受診しましょう

ぎっくり腰の対処の仕方でもお伝えしましたが、痛みが落ち着いたら整形外科を受診しましょう。

先ほど挙げたように、痛みはぎっくり腰の痛みでも原因が異なる場合があるのです。そして、例えば椎間板ヘルニアになると腰の痛みだけではなく足の痛みやしびれが出ることも多いです。

そして、椎間板ヘルニアで症状が最もひどい場合は足が麻痺してしまうこともあります。

こういったことからも、原因を特定してよりよい治療や施術などで症状に対処するためにまずは整形外科の受診が必要ということになります。

4 ぎっくり腰にはトリガーポイント鍼療法

トリガーポイント鍼療法

ぎっくり腰の原因が炎症の場合は痛み止めが良いですが、筋肉が固まったことでトリガーポイントが形成された結果の筋膜性疼痛症候群の場合にはトリガーポイント鍼療法という対処法があります。

鍼治療というとツボに鍼を刺すというイメージを持っている方が多いと思います。

ですが、トリガーポイント鍼療法では痛みの元になっている筋肉を鍼で刺激する方法です。ぎっくり腰の原因が圧迫骨折や椎間板ヘルニアといった先ほど挙げたようなことではなく筋肉にある場合はまさにトリガーポイント鍼療法の施術対象になります。

5 ぎっくり腰のセルフケア

ぎっくり腰の痛みがある程度落ち着いてきて、少しずつ動けるようになってきた場合のセルフケアをお伝えします。

5-1 温める

ぎっくり腰の強い痛みが落ち着いてきて動けるようになってきたら炎症もかなり治まっているはずです。

炎症がない場合、残りの痛みの原因は固まった筋肉ということになりますのでこの場合は温めるのが良いですね。

お風呂で温めたり、カイロを肌着の上から貼っておくという方法でも良いでしょう。

5-2 湿布やコルセット

ぎっくり腰の対処法の項でも挙げましたが、湿布やコルセットをするのも良い方法です。

ただし、かぶれやすい方は湿布を使う時は気をつけて下さい。また、コルセットは寝る時は必ず外して下さい。

そして、コルセットを着けても痛みがあまり変わらないようになったらコルセットは使わなくても良いですね。

5-3 かなり痛みが治まったら軽い体操やストレッチ

ぎっくり腰の痛みがかなり治まったら軽い体操やストレッチをしても構いません。

ただし、一気にいろいろやり過ぎないように気をつけて下さい。腰を軽く前後に倒したり、左右に捻ってみるという程度から始めて下さい。

また、ストレッチをするなら次の部分が良いですね。

  • 太ももの裏
  • お尻
  • 脇腹

写真をご覧下さい。

腰と太ももの裏のストレッチ

腰と太ももの裏のストレッチ

臀部(お尻)のストレッチ

お尻のストレッチ

側腹部(わき腹)のストレッチ

脇腹のストレッチ

これらの方法が比較的簡単に取り組めるストレッチです。

ただし、勢いや反動をつけて行ったり、力任せにグイグイと伸ばすというやり方は絶対にしないで下さい。

丁寧にジワーッと心地よく感じるような方法で行って下さいね。

5-4 ぎっくり腰になったら自分で揉んでも良い?

ぎっくり腰になった場合、痛い部分を自分で揉むのはかなり痛みが治まってからにして下さい。

痛みが強い時でも揉んだりマッサージしたくなるかもしれません。ですが、強い痛みが出ている時に揉むと後から痛みが増す可能性が高いです。

ですから、動いてもあまり痛くないという状態になってからご自分で気になるところを軽く揉むという程度にするのが良いですね。

まとめ

  • ぎっくり腰になったらまずは対処として安静第一を心がける。ある程度痛みが落ち着いたら整形外科を受診して原因を特定してもらうことが大事
  • ぎっくり腰の原因の多くは炎症と筋肉が固まったことでトリガーポイントが形成された筋膜性疼痛症候群
  • ぎっくり腰の対処法として痛みが治まってきてから軽い運動やストレッチをするのが良い

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