腰のヘルニアでブロック注射が効かない理由とそんな場合の対処法

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「痛いだけで全く効かなかった」

腰のヘルニアでブロック注射をしてもらった、でも症状が全く変わらないということがあります。

こんな風にブロック注射が効かない場合には理由があります。そして、注射以外の対処法もちゃんとあるのです。

ブロック注射は痛いのでもうしたくない、でも残ったヘルニアの症状はどうすれば良いのかと不安な方のために解説します。

1 腰のヘルニアにブロック注射が効かない理由

注射

ヘルニアの症状に対してブロック注射をしても効かない理由は、原因が神経ではなかったからということにあります。

実は腰のヘルニアの痛みの原因は2つあります。

  1. 神経圧迫
  2. 筋肉が固まってしまったこと

1つは多くの方がよくご存じの神経圧迫で、もう1つは筋肉が固まってしまったことによる痛みです。

ブロック注射は神経に対しての注射なのですが、原因が神経ではなく筋肉にある場合は効かなくて当然。

これがブロック注射をしても効かない理由です。

2 筋肉が原因の場合はブロック注射はなぜ効かないの?

注射

ヘルニアの症状の原因が筋肉にある場合、なぜブロック注射は効かないの?と思った方もいるかもしれませんので解説しますね。

2-2 ブロック注射は麻酔

ブロック注射の主な作用は、麻酔を注入して神経の働きを抑えること。

ですから、麻酔が効いている間は効果も大きいでしょう。まったく痛みを感じないということもあるかもしれません。

ですが、麻酔ですから、麻酔が切れればまた痛いということになるのです。

2-1 ブロック注射で筋肉はほぼ緩まない

筋肉が原因の痛みに対してブロック注射が効かない理由は、ブロック注射には筋肉を緩める効果がほぼないからです。

ブロック注射の二次的な効果として、血流が良くなることもあります。

その結果として筋肉が少し緩むこともあるかもしれませんが効果は低いです。

そのため、ブロック注射では筋肉が原因の筋膜性疼痛症候群の痛みには効果がないということになるのです。

ヘルニアには飲み薬の痛み止めがありますのでご参考下さい。

ヘルニアで痛み止めが効かないのはなぜ?理由や対策がわかる7項目

3 筋肉が固まったことによる痛みとはどういうことか?

疑問

ブロック注射が効かない場合、腰の椎間板ヘルニアの痛みは筋肉に原因があると言われてもよく分からないですよね。

もう少し詳しく解説します。

3-1 筋肉は疲労がたまると固まってしまう

仕事やスポーツ、日常生活において日々筋肉は動いています。

そして筋肉に疲労がたまると、筋肉はだんだんと固まってきてしまいます。いわゆるこりができてくると思って下さい。

そしてそのこりがさらに固まってしまうと、椎間板ヘルニア特有の痛みの原因になってしまうのです。

3-2 筋肉が原因の痛みは筋膜性疼痛症候群

筋肉が固まってしまったことによる痛みなどの症状を筋膜性疼痛症候群と言います。

筋肉の表面には筋膜という膜があり、そこに痛みの元となる部分が疲労が過剰に溜まることで作られます。

この部分のことをトリガーポイントと言います。そして、そのトリガーポイントが筋膜性疼痛症候群では痛みの元なのです。

トリガーポイントって何?と思う方はこちらでさらに詳しく解説しています

4 ブロック注射が効かない時は手術になるのか?

手術

ブロック注射をしてもヘルニアの症状が治まらない場合は手術になるのかというとそんなことはありません。

このことについて詳しく解説します。

4-1 ブロック注射が効かなくても手術とは限らない

腰のヘルニアの症状に対して、ブロック注射をしても効かなかった。そんな場合でも、他に対処法があるので必ず手術というわけではありません。

通常病院では腰のヘルニア治療として、保存療法のリハビリや痛み止めの処方から始めます。

そしてそれらを続けても効果がない場合、ブロック注射をしてみるということが多いです。

それでもダメなら手術という流れになりますが、神経圧迫ではなく筋肉が原因なら手術をしなくても対処法はあるのです。

4-2 手術が必要なのはこんな場合

腰のヘルニアで手術が必要な場合もありますが、それは本当の神経症状が出ている場合です。

主な神経症状には次の3つがあります。

  • 麻痺
  • 膀胱直腸障害(排泄が困難になる症状)
  • 巧緻運動障害(手先の細かな動作できない・足がふらつく症状)

痛みはあるけれど、こういった神経症状がなければ原因は筋肉。ですから、手術以外にも方法があるということになります。

5 腰のヘルニアでこんな症状なら筋肉に原因がある

首の痛み

腰のヘルニアの症状の原因が筋肉にある。そういった、筋膜性疼痛症候群による例を挙げてみます。

ご自身に当てはまるかチェックしてみて下さい。

  • 寝返りをすると痛みが出る
  • 長時間立ったままや座ったままでいると足が痛くなる
  • 歩けば歩くほど足が痛くなる
  • お尻を拳でトントンと叩きたくなることがある
  • 朝起きた時の痛みが強いことがある

他にも例はたくさんありますが、こんな場合は腰のヘルニアでも筋肉に原因があります。

6 ブロック注射が効かない場合の対処法

トリガーポイント鍼療法

ブロック注射が効かなくて、筋肉に原因がある筋膜性疼痛症候群による痛みの場合の対処法を紹介します。

6-1 トリガーポイント鍼療法

筋肉が固まってしまったことによる筋膜性疼痛症候群の痛みには、ブロック注射の代わりにトリガーポイント鍼療法という施術があります。

トリガーポイントとは、筋肉にできた痛みの元になる部分のことでしたね。トリガーポイント鍼療法では、その筋肉にできた痛みの元を狙って鍼の施術をします。

そうすることで、固まった筋肉が元の状態に戻るように施術を進めていく鍼治療の方法です。

6-2 腰のヘルニアに対するトリガーポイント鍼療法

腰のヘルニアに対しては、どのような部分にトリガーポイント鍼療法の施術を行うのかを解説します。

写真をご覧ください。

施術部分1

腰やお尻などに施術を行います

バツ印が痛みやしびれの出やすい部分。赤い丸が施術をする部分です。

腰やお尻の筋肉が固まってしまうと、太ももやふくらはぎに症状が出やすくなるので施術をします。

施術部分2

股関節周囲にも施術を行います

股関節周囲にも施術をすることが多いです。股関節周囲は、主に脛や脛の外側が痛い場合に原因となりやすい部分。

ですから、この辺りも施術対象となります。これが腰のヘルニアに対する施術の例です。

7 最後に

腰のヘルニアで、原因が神経圧迫のみとされてきたのはかなり過去の話です。

筋肉が原因の筋膜性疼痛症候群でヘルニア特有の症状が出る。これは明らかな事実。

手術が必要な場合は確かにあります。ですが、ブロック注射が効かないからといって、手術しか方法が残されていないということはありません。

ブロック注射はものすごく痛かっただけで痛みはほとんど変わらない。そんな場合でもがっかりしないで下さい。

筋肉が原因なら、筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法があるのですから。

腰のヘルニアでブロック注射が効かなかった方はこちらもご参考下さい

腰のヘルニアでブロック注射が効かなかった方はこちら

まとめ

  • 腰のヘルニアの症状にブロック注射が効かない理由は、原因が神経圧迫ではなく筋肉が固まったことにあるから
  • ブロック注射は神経に対しての注射なので、固まった筋肉を緩める効果はほとんどない
  • 筋肉が原因の筋膜性疼痛症候群によるヘルニアの症状なら筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術がある

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