頚椎ヘルニアが治らない時に知っておきたい長引く理由11項目

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「頚椎ヘルニアって治らないんだろうか?」

痛みやしびれが続いてなかなか良くならないと、こんな風に不安になってしまいますよね。

ただ、良くならないということは何か原因があるはずですし、原因が分かれば対策も見えてきますよね。

頚椎ヘルニアで首や肩、背中や腕などの痛みやしびれが治らない状況が続いている。そんな時に考えられる理由をまとめました。

1 痛み止めを飲んでも痛い理由

薬

頚椎ヘルニアになり、痛み止めをまじめに飲み続けているけど痛い。

こういう場合は2つの理由が考えられます。

1-1 痛み止めが合っていない

頚椎ヘルニアの痛みには、炎症が原因の痛みや神経が原因の痛みがあります。

ですから、炎症が原因の痛みが出ている場合は、当然それに対しての痛み止めが必要。

ですが、炎症が原因の痛みに対して、神経が原因の痛み止めを飲んでいても効きませんよね。この反対のケースも同じですね。

1-2 筋肉が原因の痛みに痛み止めは効かない

頚椎ヘルニアの痛みは、首や肩周りの筋肉が固まったことでも出ます。つまり、筋肉が原因の痛みということですね。

筋肉が原因の痛みには、ロキソニンやリリカといった痛み止めは効きません。

なぜなら、これらの薬には筋肉を緩める作用はないからです。

ヘルニアで痛み止めが効かないのはなぜ?理由や対策がわかる7項目

2 痛み止めが必要なのに止めてしまっている

薬

痛み止めが必要な状態なのに、痛み止めを飲むのを止めてしまっていれば当然痛みは続きますよね。

例えば、夜寝ていて動いていなくてもうずく痛みで目が覚める。こういう場合は炎症が原因の痛みのことが多いです。

それにも関わらず、痛み止めを飲むのを止めてしまった。これだと炎症も治まりませんので、医師に処方してもらった薬を飲むのが良いでしょう。

3 ブロック注射をしてもらっても治らない理由

注射

頚椎ヘルニアでブロック注射をしても治らないのは、痛みの原因が神経ではないからです。

ブロック注射は、局所麻酔薬やステロイドを痛みの出ている部分と関係のある神経付近に注射する治療です。

ですが、頚椎ヘルニアの痛みには筋肉が固まったことが原因の場合があり、ブロック注射には筋肉を緩める効果はあまりありません。

注射後、筋肉の緊張が一時的に緩むことはあります。ですが、局所麻酔なのでいわゆる痲酔が切れたらまた痛むということになるのです。

治る、治らないというよりも、痛みを抑制するためのものと考える方が良いかもしれません。

頚椎ヘルニアでブロック注射をしても痛い!効果がない理由と別の方法

4 首の牽引をしても痛い理由

首の牽引をしてもらっても痛みが変わらないのは、牽引では首や肩周りの筋肉が緩まないからです。

詳しく説明しますね。

※牽引治療が間違っているということではありません。

4-1 引っ張る力と固まった程度に差がある

牽引で引っ張る力と、筋肉が固まった程度に差があり過ぎるため痛みが取れないのはある意味当然と言えます。

頚椎ヘルニアの痛みは、首や肩周りの筋肉がガチガチに固まったことでも出ます。

ガチガチに固まった状態というのは、肩こりの何倍もひどい状態と思ってください。

それくらい固まってしまった状態に対して、牽引ではその筋肉を緩めることができません。

それなら引っ張る力を強くすれば良いのでは?と思うかもしれませんが、実際にはそう単純ではないのです。その理由を次で説明します。

4-2 深部の筋肉は簡単に緩まない

首や肩周りの筋肉には、表面のものもあれば深部のものもあります。

牽引で引っ張る力はそれほど強いわけではありません。ですから、仮に表面の筋肉の緊張が牽引で緩んだとしても、深部の筋肉までは無理なのです。

これが、牽引を続けていても頚椎ヘルニアが良くならない理由です。

5 電気治療を受けても痛い理由

電気治療

頚椎ヘルニアのリハビリとして電気治療を受けても痛いのは、電気治療では筋肉が緩みきらないからです。

首や肩周りの筋肉が固まったことで痛みが出ている場合、電気治療では表面の筋肉には効果があっても、深部の筋肉への効果は低いでしょう。

ですから、少し良くなった感じがしても、やっぱり痛いということになるのです。

※電気治療が間違っているということではありません。

6 マッサージを受けても痛い理由

牽引や電気治療と同時に、リハビリでマッサージを受けても痛みが変わらない場合には2つの理由が考えられます。

  1. マッサージでは筋肉が緩まない
  2. 首や肩しかマッサージしていない

それぞれについて解説します。

6-1 マッサージでは筋肉が緩まないことについて

リハビリとしてマッサージを受けたとしても、簡単なマッサージだとそもそも筋肉が緩みません。

また、複数の筋肉が悪くなっていることが多く、特に深い部分にある筋肉が固まっている場合はマッサージでは不十分。

そのため、マッサージを受けても頚椎ヘルニアの状態が変わらないということになります。

6-2 首や肩しかマッサージしていないことについて

頚椎ヘルニアで、痛みの原因になる筋肉は首や肩周りだけと思われがち。

ですが、実際には首でも前側の筋肉も原因になりますし、さらに言うと胸の筋肉なども原因になります。

それらの原因に対して何もしなければ、当然頚椎ヘルニアの症状は良くなりません。

頚椎ヘルニアの原因になりやすい筋肉を写真で説明します。

写真をご覧ください。

原因になりやすい筋肉

首や肩、背中、肩甲骨周りの筋肉

原因になりやすい筋肉

首の前、鎖骨の下、腕の付け根の筋肉

2枚の写真にバツ印を付けています。

バツ印の部分にある筋肉が、頚椎ヘルニアの原因になりやすい筋肉です。

かなり広い範囲ということがお分かりいただけると思います。さらに、首の前や胸の筋肉は意外だったのではないでしょうか。

おそらく、リハビリでこういった部分の筋肉にマッサージをすることはないでしょう。

ですから、こういった部分の筋肉が固まったままだと、当然頚椎ヘルニアの症状は良くならないのです。

7 間違った体操をしているから良くならない

頚椎ヘルニアが治らない理由が、間違った体操をしていることにある方がいます。

専門的な知識がないので仕方がありませんが、もし同じような体操をしていて良くならないのなら今日からその体操は止めましょう。

頚椎ヘルニアにとって最も良くない動きは、肩を上下させる体操です。

肩を上下に動かす運動

頚椎ヘルニアでやってはいけない体操

頚椎ヘルニアの原因は、固まった筋肉にあるということはお伝えしてきました。

この運動がなぜいけないかというと、その固まった筋肉にさらに負荷をかける動きだからです。

マッサージの項目で紹介しましたが、首の前にある筋肉は痛みの原因になりやすい部分です。

そして、肩を上下に動かす体操は、首の前の筋肉にも影響します。この体操をした後に、肩や腕が痛くなるならすぐ止めましょう。

痛くならないとしても、筋肉に負担がかかっていることは間違いありません。

固まった筋肉を疲労させているわけですから、いつまでも頚椎ヘルニアの症状が長引いてしまうということですね。

8 筋肉への負担が減らないから良くならない

頚椎ヘルニアの痛みがある状態で、筋肉への負担が減らないといつまでも症状が続いてしまいます。

頚椎ヘルニアと言っても、痛みの原因は神経ではなく筋肉にあることが大半。ですから、その状態で健康な時と同じように体を使っていると症状が長引きます。

痛みがある時は、仕事もスポーツも控えめにして筋肉を休ませてあげましょう。

9 念入りにストレッチをしているから良くならない

首や肩周りのストレッチは、やり過ぎると筋肉への負担が大きいですから症状が長引くことも考えられます。

例えば、お風呂上りに30分のストレッチは長すぎ。痛みがある時は軽く数分程度で十分なのです。

10 筋肉が固まったままだから良くならない

トリガーポイント鍼療法

首や肩周りなど複数の筋肉が固まったままだと、頚椎ヘルニアの症状はいつまでも良くなりません。

神経圧迫の状態になっていても、筋肉が原因で痛みが出ていることの方が多いのです。

上を向いたり、首を左右に回して痛むなら筋肉が原因。それでも筋肉に対して何もしなければ、当然痛みも続くということ。

炎症による痛みには消炎鎮痛剤が必要なのと同様、筋肉が固まった痛みには筋肉を緩めることが必要なのです。

ちなみに、固まった筋肉を施術する方法として、筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術があります。

頚椎ヘルニアに対するトリガーポイント鍼療法についてはこちら

11 最後に

頚椎ヘルニアが治らない場合の理由について解説してきました。

ご自身の状況に当てはまるものはあったでしょうか?もし、どれか該当するなら対策をしてみてくださいね。

症状が長引いている時は、ほとんどの場合で回復とは逆方向のことをしてしまっています。

ただ、これはもう仕方がありません。だからこそ、進むべき方向へ進むために知識を増やし、より良い対策をしてもらえればと思います。

まとめ

  • 頚椎ヘルニアが治らない理由として、痛み止めが間違っていたり必要なのに飲んでいない場合がある
  • 固まった筋肉が原因で痛みが出ているのに、その筋肉へさらに負荷をかけてしまっているといつまでも良くならない
  • 頚椎ヘルニアの原因は神経だけではなく筋肉にもあるのに、筋肉の状態はそのままだから症状が長引く

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