頚椎ヘルニアで腕のしびれがある時に覚えておきたいポイント7項

腕の痛み
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頚椎ヘルニアで腕のしびれがなかなか治まらない。

二の腕から肘、手のひら、手の甲にかけてビリビリするのが結構つらい。

しびれって嫌ですよね。私も経験しているので分かります。

こういう腕のしびれがある時には、なぜしびれるのか?そしてどうすればいいのか?というポイントがあります。

頚椎ヘルニアになってしまい、腕のしびれについて覚えて欲しいことを解説しています。

1 頚椎ヘルニアで腕がしびれる原因

腕のしびれ

頚椎ヘルニアで腕がビリビリ・ジンジンとしびれる。このしびれの理由は、神経圧迫ではなく筋肉にあります。

詳しく解説しますね。

1-1 しびれ=神経ではない

しびれ=神経が悪いんだと思う方は多いのではないでしょうか。ですが、絶対ではありません。

神経以外にもしびれの原因になるものはあります。その1つが筋肉。

頚椎ヘルニアで腕がしびれる場合も、ほとんどの場合が神経ではなく筋肉に原因があるのです。

1-2 神経が原因のしびれならこうなる

頚椎ヘルニアで腕がしびれる時、その原因が神経にあるなら特徴的な症状が出ます。

その1つが巧緻運動障害(こうちうんどうしょうがい)。

お箸がちゃんと使えない、ボタンをとめるのにすごく時間がかかるなど。手先で細かな作業がちゃんとできない場合は、神経が原因の可能性があります。

1-3 固まった筋肉はしびれを出す

頚椎ヘルニアになると、首や肩、背中などの筋肉がかなりひどく固まり、しびれを出すようになります。

筋肉がしびれを出すといってもイメージしづらいですよね。ですがこれは事実。

筋肉が原因でしびれが出ている場合を、筋膜性疼痛症候群といいます。

2 神経が原因で腕がしびれる場合の特徴

YES NO

頚椎ヘルニアで腕のしびれがある場合、原因には神経の場合と筋肉の場合があります。

ほとんどが筋肉が原因のしびれですが、中には神経の場合があります。

その違いについて解説しますね。

2-1 しびれの状況に変化がない

神経が原因で腕がしびれる場合の特徴は、その症状が24時間継続することです。

頚椎ヘルニアになり、神経圧迫でしびれる。こういう場合、神経が損傷されていることが考えられます。

そのため、しびれがずっと続いて変化がないのが特徴。

2-2 腕が上がらない、感覚が常に鈍い

神経が原因で腕がしびれる場合、自力では腕が上がらない、感覚の鈍さが変わらないなどの症状が見られます。

そしてこの状態も変化がない。つまり、何をやっても変わらないということ。

何らかの治療を受けて症状に変化が少しでも見られるなら、神経以外が原因の可能性が高いです。

2-3 下半身にも症状が出る

神経が原因で腕にしびれがある場合に、重症化すると麻痺が出たり、足がしびれ膀胱直腸障害という症状が出ることもあります。

神経がかなり損傷してしまった結果、麻痺したり、排泄が困難な症状が出るということ。

3 筋肉が原因で腕がしびれる場合の特徴

YES NO

3-1 しびれの状況が変化する

首や肩の筋肉が原因でしびれる場合、しびれの状況が変化するのが特徴です。

例えば、お風呂上りは少し楽になるとか、1日のうちでしびれを弱く感じることがあるなど。

これは、筋肉の状態によってしびれの状態も変わっているということ。

3-2 しびれる場所が変わることがある

筋肉が原因で腕のしびれが出ている場合、しびれる場所が変わることがあります。

常に同じところがしびれるのではなく、時間や日によって異なるということ。

これは、しびれの原因になっている筋肉が複数カ所あるため起こります。

3-3 腕はしびれても、下半身の症状はない

頚椎ヘルニアと診断され、腕にしびれがある。しかし、日常生活はほぼ普通にできる。

  • お箸を普段どおり使える
  • ボタンをスムーズにとめることができる
  • 排泄の問題はない

腕のしびれがあったとしても、こういった状況ならほぼ筋肉が原因と考えて間違いありません。

4 腕のしびれはこの筋肉が原因になりやすい

頚椎ヘルニアで腕のしびれが筋肉にある場合、どこの筋肉が原因になりやすいかを解説します。

4-1 首や肩周りの筋肉

首や肩周りの筋肉が固まってしまうと、腕のしびれの原因になりやすいです。

しびれの原因になりやすい筋肉1

写真のバツ印の部分にある筋肉が固まってしまうと、腕にしびれが出るようになりがち。

二の腕、肘周り、手首などがビリビリしたりジンジンするようになります。

4-2 首の前、鎖骨下周囲の筋肉

首の前、鎖骨の下周囲の筋肉が固まってしまった場合も、腕や手のひら、そして指先にまでしびれが出ることがあります。

しびれの原因になりやすい筋肉2

先ほどと同様、バツ印の部分の筋肉が固まるとしびれの原因になりやすい部分です。

首の前は特にしびれだけではなく、痛みの原因にもなりやすい筋肉。そして、鎖骨や腕の筋肉は指のしびれの原因になりやすいです。

5 特にやってはいけない2つのこと

筋肉が原因で腕のしびれがある場合、特にこれだけはやってはいけないという2つのことがあります。

  1. 肩を上下させる運動
  2. 腕立て伏せ

この2つは特にしないで欲しい運動です。

5-1 肩を上下させる運動はやってはいけない

肩を上下する運動

肩を上下させる運動を頻繁に行うと、腕のしびれが悪化する可能性があるのでしないでください。

なぜ悪化する可能性があるかというと、先ほど解説した首の前の筋肉への影響が大きいからです。

肩を上下する度に首の前の筋肉も動きます。そのため、固まった筋肉がさらにひどくなり、しびれも悪化するということ。

5-2 腕立て伏せはやってはいけない

腕立て伏せも腕のしびれがある場合は、しびれがひどくなることがあるのでしないでください。

これも理由は肩を上下させる運動と同じ。

腕立て伏せは胸の筋肉を使います。胸の筋肉は固まってしまうと腕や指先のしびれの原因に。

そのため、腕立て伏せをするとしびれがひどくなってしまう可能性があるということですね。

頚椎ヘルニアになったら気をつけて欲しいやってはいけないこと11選

6 筋肉が原因で腕がしびれる場合の対策

首のストレッチ

筋肉が原因で腕がしびれる場合に、対策としてやっても構わないことについて解説します。

6-1 首や肩のストレッチ

筋肉が固まったことで腕がしびれている場合、首や肩周りのストレッチをするのは構いません。

首筋を伸ばすように、軽く丁寧に行って下さい。強引に伸ばしたり、長時間やり続けるのは厳禁。

固まっているからといって、ストレッチの刺激が過剰になると後からしびれが強くなることも考えられます。

ストレッチといっても、無理し過ぎないでくださいね。

6-2 入浴後にしびれが緩和するなら

お風呂上りに腕のしびれが少し弱くなる。そんな状態なら、温めてみましょう。

首や肩周りにシャワーを当てたり、湯船につかるだけでも構いません。

ただし、温めて楽になるからといって、過剰に温め過ぎないよう気をつけてください。

温め過ぎることで、後から痛みが出ることも考えられますから。

6-3 スマホ、テレビ、パソコンなどは控えめに

スマホやテレビ、またはパソコンを使っている時に腕がしびれてくる。

そんな状態なら、見る時間を少し減らしてみてください。特にスマホを見る姿勢は首や肩にとって良くありません。

うつ向きで見るのも、ベッドやソファで寝そべった姿勢で見るのもしびれがひどくなる可能性があります。

いつもより少しでいいので、日中、寝る前などいつも見ているなら減らしてみてくださいね。

スマホの使い過ぎで頚椎ヘルニア?理由となってしまった場合の対策

7 頚椎ヘルニアによる腕のしびれにはこんな方法も

トリガーポイント鍼療法

首や肩周りの筋肉が固まってしまったことで腕のしびれがある。

そんな症状には、筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術があります。

筋肉が固まってしまうと、トリガーポイントというしびれや痛みの元が筋肉の表面に形成されます。

そこに対して鍼治療をするのがこの方法。従来のツボへの鍼治療とは異なり、筋肉に対して施術をするのが特徴。

こういう方法もあるということを知ってもらえればと思います。

頚椎ヘルニアのしびれに対してのトリガーポイント鍼療法はこちら

まとめ

  • 頚椎ヘルニアで腕がしびれる場合、その原因は神経ではなく筋肉にあることが多い
  • 神経が原因のしびれなら巧緻運動障害などの特徴的な症状が出るが、そうでなければ筋肉が原因といえる
  • 筋肉が原因で腕がしびれる場合、肩を上下させる運動と腕立て伏せはやってはいけない

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