頚椎ヘルニアで首が回らない時の原因と回るために必要な17のこと

首に手を当てる女性
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「首が痛くて回らない・・・」

頚椎ヘルニアになると首が回らなくなることがあります。回そうとしても痛くて回せないとかほんの少ししか回せない。

この場合の原因は神経圧迫や頚椎の間隔が狭いことではありません。ほかに原因がありその対処法もちゃんとあります。

では首が回らない原因はいったい何か?そしてスムーズに回せるようになるためにはどうすればいいのか?必要なポイントをまとめましたのでご参考下さい。

1 頚椎ヘルニアで首が回らなくなるのはなぜ?

考える

頚椎ヘルニアになり首が回らなくなってしまうのは、首や肩周りの筋肉がガチガチに固まってしまっているからです。

筋肉が固まってしまうというのは、たとえて言うなら古くなったゴムに近い状態です。古くなったゴムは柔軟性がなく、伸ばそうとするとプツンと切れてしまいますよね。

筋肉が固まってしまうと切れることはないですが、柔軟性がなくなり動きが悪くなってしまいます。

頚椎ヘルニアというのは首や肩周りの筋肉が固まってしまった状態です。だから首が回らなくなるということになります。

2 神経圧迫は関係ない

頚椎ヘルニアの原因は神経圧迫ということが言われます。ですが、首が回らないことと神経圧迫は関係ありません。

首を回すという動作には首を回す時に働く筋肉があり、それらが固まってしまったから動かないとか痛くて動かせなくなるのです。

3 頚椎の間隔が狭いことも関係ない

頚椎ヘルニアになると、例えば頚椎の4番と5番や5番と6番の間が狭くなることがあります。

このことも首が回らない原因ではありません。

レントゲンで頚椎の間隔が狭くなっていることが分かったとしても、首が回るかどうかは骨ではなく筋肉の問題なのです。

4 どの筋肉が首が回らないことの原因になりやすいのか?

頚椎ヘルニアになり首を回そうとしても回らないとか、痛くて回すことができない場合にどの筋肉が原因になりやすいかを解説します。

4-1 首から背骨にかけての筋肉

最長筋

首から背骨にかけての筋肉

1つ目は首から背骨にかけての筋肉です(最長筋)。

首から背骨にかけて縦に長い筋肉があります。この筋肉が固まってしまうと首を回すことが困難になりやすいです。

4-2 首から肩にかけての筋肉

2つ目は首から肩にかけての筋肉です(肩甲挙筋)。

首から肩、正確にいうと肩甲骨にかけての筋肉があり、この筋肉が固まってしまうと首を回す時に強く痛みがでやすいです。

4-3 首の前の筋肉

斜角筋

3つ目は首の前の筋肉です(斜角筋)。

首の前の奥の方には細い筋肉が複数あります。この筋肉が悪くなる方は非常に多く、そして首を回せなくなる原因にもなりやすいです。

4-4 その他

首が回らなくなる原因になりやすい筋肉を3つ挙げました。もちろん他にも関係する筋肉はあります。

つまり、たくさんの筋肉が固まってしまった結果、首が回らなくなっているということですね。

神経や骨は関係無いと思ってもらって構いません。

5 首が回らない時は良い姿勢のことは忘れましょう

頚椎ヘルニアで首が回らない時、いわゆる良い姿勢はしなくて構いません。

姿勢が悪いから頚椎ヘルニアになってしまったんだと思う方はいると思います。そして、これ以上悪くならないためには姿勢を良くしなければいけないと思う方も同様。

ですが、首が回らない状態になってしまったら、良い姿勢のことは忘れてできるだけ楽な姿勢でいてください。

無理に良い姿勢を取ろうとすると、首の状態がさらに悪くなることも考えられますから。

6 ちょっと動かしただけでも痛むなら頚椎カラーを試してみる

頚椎カラー

ほんのちょっと首を回そうとしただけでも首が痛むなら、頚椎カラーを試してみるのも良いでしょう。

頚椎カラーは治療というよりも、首の保護の役割といった方が良いかもしれません。

ですが、ちょっと動かしただけでも痛むなら、首回りを固定することも一時的には良い対策になります。

7 咳には気を付ける

頚椎ヘルニアで首が回らない時は、首や肩周りの筋肉が固まってしまっているので咳には気を付けて下さい。

勢いよく咳をしてしまうと、その反動で首に痛みがはしることがあります。

難しいかと思いますが気を付けて下さいね。

8 最も気を付けなければいけないのはくしゃみ

くしゃみ

咳以上に気を付けなければいけないのはくしゃみです。

くしゃみをした時は首も一緒に動いてしまいます。筋肉が固まったために首が回らない状態の時は、くしゃみの反動で強く痛みがでてしまいます。

どこかにつかまるとか、ちょっと身構えるということをするだけで反動が抑えられますので特に気を付けて下さいね。

9 湿布を貼ってみる

首が回らないのは筋肉が固まってしまったことに原因があります。

ですから、首や肩周りに湿布を貼るということが対策の1つとしてあります。夜寝る時に貼って、朝になったら取るということでも良いでしょう。

かぶれやすい方は、筋肉用の塗り薬でも良いですね。

10 温めて回りやすくなるなら温める

シャワー

シャワーの後や湯船で温まったあとは、少し首を回しやすくなるという方もいるのではないでしょうか。

体が温まることで固まった筋肉がほぐれ、その結果少し回しやすくなったということですね。

温めて回しやすくなるなら、お風呂で温めて下さい。ただし、過剰に温めすぎないように気を付けて下さいね。

11 枕は高さを合わせてみる

枕

首が回らない時に気になるのが枕ではないでしょうか。

枕の種類は豊富なのでどれが良いか迷うと思います。ですが、まずはたたんだバスタオルや小さなクッションなどを使って高さを合わせてみて下さい。

寝る時に最も痛みのでない高さにすれば良いです。枕はやわらかさもある程度大事ですが、それ以前にまずは高さが大事です。

枕についてもっと詳しくはこちらもどうぞ。

頚椎ヘルニアになったらどんな枕がいい?知って欲しい7つのポイント

12 寝方はどうすれば楽かを基準にする

寝方

枕と同じくらい、どのような寝方をすれば良いのかということも気になるかもしれませんね。

ただ、寝方についてはどういう向きが楽か?で判断すれば大丈夫です。

首が回らない時は無理に良い姿勢を取らなくてもいいのと同じで、寝る時も最も楽に感じる寝方をしてください。

13 無理に首や肩の体操はしない

頚椎ヘルニアで首が回らない時は、無理やり首や肩の体操をする必要はありません。

早く良くなりたいから何かしなくてはという気持ちになるかもしれませんが、無理に動かしても良いことはないのです。

後から痛みがでたり、さらに動かしにくくなることもありますからまずは安静にしましょう。

14 この動きは絶対にしてはいけない

頚椎ヘルニアで首が回らない時に、絶対に避けて欲しい動きがあります。

写真をご覧ください。

肩を上下に動かす運動

肩を上下させる動きはしてはいけない

肩を上げ下げする動作です。肩こり体操などであるかもしれませんが、首が回らない時は絶対にしないでください。

首を回す筋肉を使う動きなので、できたとしても後から痛みがでるかもしれないということが理由です。

15 マッサージをするなら軽く短く

頚椎ヘルニアで首が回らない時に、マッサージをしようと思うなら軽い力で短い時間にしてください。

筋肉が固まってしまった結果回らなかったり痛みがでている状態です。

強く長い時間マッサージをするとその時は気持ちが良いかもしれません。ですが、あとからいわゆるもみ返しが起きて、さらに回しづらくなるかもしれませんから注意して下さいね。

16 ストレッチは少し回せるようになってから

首や肩のストレッチをしようと思うのなら、少し首が回せるようになってからにしてください。

筋肉が固まって首を回せなくなっているのですから、首や肩のストレッチ自体が難しいはずです。

ですから、温めためる、湿布を貼る、軽くマッサージをするなどをして、少し首を回せるようになってからストレッチに取り組んでみて下さい。

17 筋肉が原因で首が回らないならトリガーポイント鍼療法

トリガーポイント鍼療法

頚椎ヘルニアで筋肉が固まったため首が回らない状態には、筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術があります。

固まってしまい、動きを制限する元になっている筋肉を直接施術する方法です。

こういう施術も首が回らない状態に対してはあるということを知ってもらえればと思います。

頚椎ヘルニアに対するトリガーポイント鍼療法についてもっと知りたい方はこちらもどうぞ

まとめ

  • 頚椎ヘルニアで首が回らないのは筋肉に原因があり、神経圧迫や頚椎の間隔が狭いことはほとんど関係ない
  • ほとんど首を回せない時は一時的に頚椎カラーを使ってみるのも良い
  • 温める、湿布を貼る、枕の高さを合わせるなど首が回らない時には対策がいろいろある

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