頚椎椎間板ヘルニアの原因や対策がよくわかる15のポイント

頚椎症性神経根症の原因
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頚椎椎間板ヘルニアになると、首や肩、腕などに痛みやしびれが出るようになります。

ひどい場合は手先の細かな動きが出来なくなったり、麻痺したりすることもあります。

では、なぜ頚椎椎間板ヘルニアになってしまうのでしょうか?また、実際になってしまった場合には、どういった対策があるのでしょうか?

頚椎椎間板ヘルニアになってしまう原因、そして、もっと具体的に痛みやしびれの原因と対策について解説しています。

1 頚椎椎間板ヘルニアで考えられる原因

黒板

頚椎椎間板ヘルニアの原因は、はっきりと分かっていない部分があります。ですが、考えられる原因もありますので解説します。

1-1 加齢が原因

頚椎椎間板ヘルニアの原因の1つに加齢があります。

年齢に伴い椎間板が変性し、その結果としてヘルニアになってしまうということ。

1-2 姿勢が原因

頚椎椎間板ヘルニアの原因として、姿勢の影響も考えられます。

例えば猫背や、仕事で頻繁に上を向くことが多いなど。こういった、首や肩周りに負担がかかる姿勢が続いた結果ヘルニアになることがあります。

スマホを使い過ぎることが原因で、頚椎椎間板ヘルニアになってしまう方もいます。

1-3 スポーツが原因

スポーツが頚椎椎間板ヘルニアの原因になることもあります。

スポーツでハードに動き、体を酷使することがきっかけと考えられます。ただし、スポーツをしている場合でも、必ずそれが原因とは限りません。

1-4 ケガや交通事故が原因

ケガや交通事故が原因の場合もあります。

例えば、交通事故のむち打ちに伴い、頚椎椎間板ヘルニアになってしまうということもあります。

1-5 筋肉の疲労が原因

姿勢やスポーツの場合と同じですが、筋肉に疲労がたまり首や肩周りの筋肉が固まったことも原因になります。

例えば、仕事で残業が続き、毎日疲れ切った状態が続いている。そして、首や肩周りの筋肉の疲労が抜けきらず、頚椎椎間板ヘルニアになってしまうことも考えられます。

2 頚椎椎間板ヘルニアの痛みやしびれの原因は?

肩

頚椎椎間板ヘルニアになると、痛みやしびれが出るようになります。この原因について解説を続けます。

2-1 神経圧迫が原因

頚椎椎間板ヘルニアの痛みやしびれは、椎間板の中にある随核と呼ばれる部分が飛び出し神経を圧迫することが原因の場合があります。

実際にMRIの画像を見た方も多いのではないでしょうか。ただ、神経圧迫の状態になっていても、必ず神経が原因とは限りません。

2-2 炎症が原因

頚椎椎間板ヘルニアの痛みが、炎症によって起こることも多くあります。

例えば、安静にしている時にズキズキとうずく痛みがある。そんな時は炎症が起きていることによる痛み。

夜中に痛みで目が覚める。そんな場合は、炎症による痛みの可能性があります。

2-3 筋肉が原因

頚椎椎間板ヘルニアの痛みやしびれは、神経圧迫よりも実は筋肉が原因で出ていることが多いです。

首や肩周りの筋肉が固まってしまうことによる痛みやしびれ。そういった筋肉が原因の痛みやしびれを、筋膜性疼痛症候群と言います。

上を向く、首を回すなど、動作に伴って痛みやしびれが出るなら筋肉が原因の可能性が高いでしょう。

3 重度の頚椎椎間板ヘルニアは何が原因?

お箸

頚椎椎間板ヘルニアが重症化すると、排泄が困難になったり、お箸が使いづらくなったりします。

この場合の原因は神経です。

神経圧迫の状態がひどくなると、神経特有の症状が出ることがあります。

  • 膀胱直腸障害(排泄が困難になる)
  • 麻痺
  • 巧緻運動障害(手先で細かな作業がしづらくなる)

ここまで重度になるのは、神経が壊れてしまったような状態になってしまうことが原因。

そして、ここまで重度の場合は、おそらく手術になることが多いでしょう。

4 頚椎椎間板ヘルニアになりやすい年齢層とその原因

腕が痛い

頚椎椎間板ヘルニアになりやすいのはどういう年齢層か?また、その理由について考えてみたいと思います。

4-1 頚椎椎間板ヘルニアになりやすい年齢層

頚椎椎間板ヘルニアになる方の年齢層は幅広いです。

20代でなる方もいれば、60代でなる方もいらっしゃいます。ただ、年齢層で多いのは、働き盛りの30~40代の方でしょうか。

そして、力仕事や特定の姿勢が続くような仕事をしている方が多い傾向にあります。

4-2 働き盛りに多い原因の考察

頚椎椎間板ヘルニアは30~40代が比較的多いとされています。

理由はさまざまですが、働き盛りで無理ができてしまうということが関係あるかもしれません。

体力があるので、仕事もスポーツも多少無理してでもできてしまう。それが続くと、だんだん筋肉に疲労がたまりすぎてしまい、結果として頚椎椎間板ヘルニアに。

あくまでも1つの考察ですが、働き盛りの方は無理し過ぎないよう気をつけて下さいね。

5 病院で主に行われるのは保存療法

病院

頚椎椎間板ヘルニアに対して病院で行われるのは、重度の場合を除いて主に保存療法です。

薬や注射、リハビリなどですね。まずはそういったことから始めて様子を見る。そして、状況に合わせて治療内容を変えていくというのが一般的。

6 重度なら手術になることも

頚椎椎間板ヘルニアが重症化してしまった場合は、手術になることも当然あります。

膀胱直腸障害や巧緻運動障害といった神経特有の症状が出てしまった。そういった場合は、手術しか方法がないこともあります。

7 温めるのか?冷すのか?で迷ったら

頚椎椎間板ヘルニアで痛みやしびれがある場合、温めるのが良いのか?冷すのが良いのか?迷うかもしれません。

基本的には温めるのが良いでしょう。ですが、例えばお風呂に入った後はいつも痛みが強くなる。もしそんな状態なら温めてはいけません。

また、安静にしている時にうずくなら、一時的に冷すのが良いですね。

頚椎椎間板ヘルニアで温める時と冷す時の違いや理由4つのポイント

8 頚椎椎間板ヘルニアは鍛えた方がいい?

筋力トレーニング

頚椎椎間板ヘルニアの原因が、首や肩周りの筋肉にあるなら鍛えればいいのでは?

こう思う方は多いです。ですが、痛みやしびれがある時に鍛えるのはまだ早いです。

筋肉が固まったことが原因で痛みやしびれが出ている状態。つまり、簡単にいうと筋肉がケガをしているのと同じこと。

そういう場合は、鍛えるのではなくできる限り安静が必要ですね。

頚椎ヘルニアは筋トレで鍛えるべき?迷う方に知って欲しい5つのポイント

9 首や肩の体操なら大丈夫?

頚椎椎間板ヘルニアで痛みやしびれがある時、首や肩周りの体操もしないでください。

筋肉が固まったことが原因の場合はなおさらです。必要以上に筋肉を使うことは控えてくださいね。

10 枕はどうすればいい?

頚椎椎間板ヘルニアの原因が筋肉にある場合、枕はやや高めが楽なことがあります。

少し高くすることで、首や肩の筋肉が伸ばされた状態になります。

これは、固まった筋肉がやや伸ばされた状態になるため、痛みが少し軽くなることがあると言えます。

頚椎ヘルニアになったらどんな枕がいい?知って欲しい7つのポイント

11 寝方で気をつけることは何かある?

寝方

夜、どんな寝方をすればいいのか気になる方も多いかもしれません。

ただ、正しい寝方はないので、楽な寝方で構わないというのが正解。

無理な姿勢よりも、できる限り痛みの出にくい姿勢で寝れば大丈夫です。

12 くしゃみには気をつけよう

頚椎椎間板ヘルニアになってしまったら、くしゃみには気をつけて下さい。

勢い良くくしゃみをすることで悪化することがあります。そんなことで?と思うかもしれませんがこれは事実。

くしゃみが出そうになったら、身構えるかどこかにつかまる。この2つを覚えておいて下さい。

13 お酒は飲んでもいい?

頚椎椎間板ヘルニアになっている時、お酒が飲みたいなら医師に確認をしましょう。

お酒で痛みが増すこともありますし、痛み止めを飲んでいるならお酒は控えた方が良いこともあります。

担当の先生から許可をもらってから飲んでください。

14 頚椎椎間板ヘルニアが長引く時は?

頚椎椎間板ヘルニアの痛みやしびれがなかなか良くならない。こんな風に長引く時は何か原因があるはず。

長引いていても、多くの場合何か対策があります。あきらめずに、そして自己判断せずに回復を目指してください。

頚椎ヘルニアが治らない時に知っておきたい長引く理由11項目

15 筋肉が原因ならこんな対策もある

トリガーポイント鍼療法

頚椎椎間板ヘルニアの痛みやしびれの原因が筋肉にある。そんな場合は、対策の1つとして筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術があります。

固まってしまい、痛みやしびれの元になっている筋肉を施術する方法です。

重度の場合は施術することはできません。しかし、筋肉が原因の場合なら、こういう方法も対策としてあるということですね。

頚椎椎間板ヘルニアに対するトリガーポイント鍼療法について詳しくはこちら

まとめ

  • 頚椎椎間板ヘルニアの原因は、加齢、姿勢、仕事やスポーツによる筋肉の疲労などが考えられる
  • 頚椎椎間板ヘルニアの痛みやしびれの原因は、ほとんどの場合筋肉が固まったことにあり神経圧迫の場合は実は少ない
  • 筋肉が原因の頚椎椎間板ヘルニアなら、治療や施術そして日常生活においても対策は複数ある

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