頚椎ヘルニアの症状や対策がよくわかる12のポイント

肩
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頚椎ヘルニアになったらどんな症状が出るのか?

病院で頚椎ヘルニアと診断された方は、今の症状に加えて他にどんな症状があるのか気になるのではないでしょうか。

事実としてさまざまな症状があります。そして、症状に合わせた対策もいろいろ。

頚椎ヘルニアにはどんな症状があるのか?そして、実際になってしまった場合は、どうすればいいのか?について解説しています。

1 頚椎ヘルニアで見られる主な症状

肩が痛い

頚椎ヘルニアになるとさまざまな症状が出ます。具体的にどういった症状が1つずつ解説していきます。

1-1 痛み

頚椎ヘルニアになった多くの方に見られる症状が痛み。

そして痛み方も、しめ付けられるように痛い、ズキズキうずく、首を動かした時にズキンとする、耐えがたい激痛などさまざま。

言葉の表現としては、神経痛のような痛みというのが一番近いでしょうか。

1-2 しびれ

腕のしびれ

痛みと同じく、しびれも多くの方に見られる症状。ただ、痛みはあってもしびれはないということもあります。

しびれ方としては、電気が流れるようにビリビリしたり、ジンジン、ピリピリするという場合も。

1-3 腕がだるい・重い

痛みやしびれに伴い、腕がだるいという症状もよく見られます。

自分の腕なのに、重りをつけているように感じる。または、だるくて動かしづらくなることも。

1-4 筋力低下・握力低下・脱力感

握力

痛みやしびれほどではありませんが、頚椎ヘルニアで筋力低下や握力低下が起きることもあります。

なんとなく力が入りにくいとか、握力計で測ると明らかに数値が低い状態。

1-5 感覚異常

頚椎ヘルニアの症状としては、痛みやしびれに比べると比較的少ないのがこの感覚異常です。

どういう症状かというと、腕や指先などの感覚が何となく鈍いという状態。

皮膚の表面に皮が一枚張り付いているような感じとか、自分の皮膚が分厚くなったような感じがすると表現する方もおられます。

2 症状の場所が変わることについて

考える女性

頚椎ヘルニアになると、痛みやしびれの症状が変わることがあります。痛む場所が変わったり、違う場所がしびれるようになったりという状態。

痛む場所が変わったりすると、ちょっと不安になるかもしれません。感覚としては痛みが移動したような感じですね。

ですが、これは悪くなったということではありません。むしろ、よくあることと思ってもらって大丈夫。

痛みやしびれの原因が複数あり、それぞれが別の場所に症状を出している。そのため、痛みやしびれの場所が変わるということなのです。

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3 頚椎ヘルニアの重度な症状

首

頚椎ヘルニアが重症化すると、症状も重度の場合特有の症状が出るようになります。

重度の症状について詳しく解説します。

3-1 膀胱直腸障害

膀胱直腸障害というのは、膀胱と直腸が機能しなくなってしまうためこう呼ばれています。

頚椎ヘルニアで、かなり神経が圧迫されてしまった結果と考えられます。

具体的な症状としては、便意や尿意を感じることができないため失禁してしまう。または、便秘や頻尿になることもあります。

日常生活にかなり支障をきたすはずですから、この症状が出た場合は手術になることが多いでしょう。

3-2 巧緻運動障害(こうちうんどうしょうがい)

巧緻運動障害とは、簡単に言うと手先の細かな作業がしづらくなってしまう症状です。

これも神経が損傷してしまった場合に起こる症状。

どうなるかというと、お箸が使いづらい、洋服のボタンをとめるのに時間がかかる、ライターで火を付けられないなどがあります。

さらに、字を書きづらくなることもあります。

3-3 足のしびれ・足のふらつき

頚椎ヘルニアが重症化した場合、足にしびれが出たり、ふらつく症状も見られることがあります。

巧緻運動障害とも言えますが、足のしびれに伴い、まっすぐ歩いているつもりがふらついたり、階段を降りる時に膝から崩れそうになったりします。

3-4 麻痺

頚椎ヘルニアで麻痺の症状が出ることもあります。

麻痺になると、自力で腕を上げることができなくなったり、感覚が鈍くなったりします。

4 重度の症状でも神経以外の原因がある場合

お箸

頚椎ヘルニアの重い症状の1つに巧緻運動障害があります。

お箸が使いづらくなるとか、ボタンがとめづらい、字が書きづらいなどでしたね。

頚椎ヘルニアになり、こういった症状が出た場合は神経がかなりひどく圧迫されていることが考えられます。

ですが、別の要素が考えられるケースも。それは、高齢者の場合です。

すべての高齢者というわけではありません。ですが、高齢になると若い人と比べると筋力も少ないですし、加齢に伴い手先の細かな作業がしづらくなることも考えられます。

高齢で頚椎ヘルニアになった方の場合で、手先の細かな作業がしづらくなっている。

その場合は、神経が原因なのか?それとも加齢に伴うものなのか?は総合的に判断しなければいけないということになります。

5 頚椎ヘルニアの症状にはこんな対策がある

頚椎ヘルニアの症状に対しては、いろいろな治療や施術、セルフケアなどの対策があります。

症状によって必要な対策が異なりますので解説していきます。

5-1 まずは保存療法が基本

頚椎ヘルニアの症状が重症のケースでなければ、まずは保存療法が基本です。

病院での治療としては、保存療法から始まることが多いでしょう。

保存療法としてはどういうものがあるのか?続けて解説しますね。

5-2 投薬

薬

頚椎ヘルニアの症状に対して、痛み止めが処方されることは多いです。

炎症が原因で痛みが起きている場合や、神経の働きを抑えるための薬とお考え下さい。

ロキソニン、セレコックス、リリカ、トラムセットなどが痛み止めの薬です。

痛み止めは飲みたくないとか、効かないと思う方も多いかもしれません。ですが、医師から処方された薬は用法・用量を守って飲むのが良いですよ。

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5-3 リハビリ

病院ではリハビリが行われることも多いです。

電気治療、温熱療法、マッサージ、理学療法、運動療法などですね。

5-4 頚椎カラー

頚椎カラー

頚椎ヘルニアの症状によっては、頚椎カラーをした方が良い時もあります。

首をちょっと動かすとかなり痛むような場合ですね。そういった時は、頚椎カラーをすると首が安定するため良い場合もあります。

5-6 湿布

病院で湿布が処方されることも多くあります。

炎症による痛みが出ている場合は、湿布を貼るのが良いこともあるでしょう。

ただし、かぶれやすい方は気をつけて下さいね。

5-7 ブロック注射

頚椎ヘルニアの症状が、痛み止めやリハビリを続けても治まらない場合にブロック注射が行われることがあります。

ブロック注射は簡単に言うと麻酔。麻酔をすることで神経の働きを抑制し、痛みを軽くすることが目的です。

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6 重度の症状に対しては手術が必要なことが多い

手術

頚椎ヘルニアで、重度の症状が出てしまった場合は手術になる可能性が高いです。

膀胱直腸障害や麻痺などですね。

緊急で手術をしないと後遺症が出ることもあります。また、日常生活への影響が大きいため、手術が必要なことも多いでしょう。

7 頚椎ヘルニアの症状に対するセルフケア

首のストレッチ

頚椎ヘルニアで症状が重度でない場合、セルフケアとしてやっても良いことがあります。

  • 首や肩の軽いストレッチ
  • 首や肩の軽いマッサージ
  • 保温

痛みやしびれの程度にもよりますが、こういったことなら取り組んでもらっても構いません。

ただし、やり過ぎないようにだけ注意してくださいね。

8 痛みやしびれの症状がある時にやってはいけないこと

頚椎ヘルニアの症状で、痛みやしびれがある時にやってはいけない運動があります。

それは、肩を上下させる運動。

肩を上下する運動

なぜこれがいけないかと言うと、首や肩周りの筋肉への影響があるからです。

頚椎ヘルニアの痛みやしびれの症状は、神経だけではなく筋肉が原因のこともあります。

頚椎椎間板ヘルニアの原因や対策がよくわかる15のポイント

特に首の前にある筋肉は、腕の症状の原因になりがち。肩を上下させる運動は、首の前の筋肉を刺激することになります。

そのため、後から痛みが増すことも考えられますのでやってはいけないということですね。

9 握力低下の症状があっても筋トレはしてはいけない

握力トレーニング

頚椎ヘルニアの症状で、握力が低下している。そんな時に筋トレはしないでください。

筋トレ自体は良いことです。ですが、症状がある時にやってはいけないということ。

ジムでのトレーニングもそうですし、握力が落ちたからといって握力トレーニングをすれば戻るものでもありません。

治ると鍛えるは別で考えてください。

10 咳やくしゃみで症状悪化?

くしゃみ

咳やくしゃみで頚椎ヘルニアの症状が悪化してしまうことがあります。

本当かな?と思うかもしれませんが、そんなに珍しいことではありません。

くしゃみの勢いで首が大きく動かされる。それに伴って痛みやしびれも強くなってしまうことがあります。

難しいかもしれませんが、身構えたり、どこかにつかまるなどして衝撃を少しでも和らげるようにしてください。

11 アルコールは症状を悪化させる?

頚椎ヘルニアの症状がある場合、アルコールが好きな方は飲んで良いかどうか担当の医師に確認しましょう。

アルコールを飲むと痛みが増すこともあります。

また、痛み止めを飲んでいるなら、アルコールは飲んではいけない場合もあります。

まずは、担当の先生に確認してから飲むようにしてくださいね。

12 頚椎ヘルニアの症状にはこんな対策も

トリガーポイント鍼療法

頚椎ヘルニアの痛みやしびれがある場合、対策として筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術があります。

なぜ筋肉に鍼をするかというと、頚椎ヘルニアの痛みやしびれは神経圧迫よりも、筋肉が固まったことで出ていることが多いからです。

膀胱直腸障害や麻痺などは神経が原因。そのため、鍼の施術対象にはなりません。

ですが、筋肉が原因なら、こういう方法もあるということを知ってもらえればと思います。

頚椎ヘルニアに対するトリガーポイント鍼療法はこちら

まとめ

  • 頚椎ヘルニアの症状には、痛みやしびれ、だるさ、筋力低下などがある
  • 頚椎ヘルニアが重症になると症状も重くなり、膀胱直腸障害や巧緻運動障害などの症状が出る
  • 頚椎ヘルニアの症状に対しては、保存療法として薬やブロック注射などがある

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