背中が痛い!頚椎症による肩甲骨周りの痛みの原因と対策7ポイント

背中の痛み
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背中が痛くて病院に行ったら、頚椎症と診断された。

肩甲骨に沿って、締め付けられるような強い痛みがある。さらに、首を動かしたり、同じ姿勢でいるとズキンと痛みがはしることも多い。

病院でもらった痛み止めを飲んではいるけれど、効果はあまり感じられない。首の牽引もしてもらっているけれど、やっぱり毎日痛みが続いている。

こういう状態は困りますよね。頚椎症による背中の痛みですが、痛み止めや注射では治まらないことが多いです。また、牽引や電気治療では不十分なことも同様です。

実は、頚椎症による背中の痛みは、神経以外に原因があることがほとんど。そのため、神経に対しての治療だけをしていても変わらないのです。

では、頚椎症による背中の痛みは何が原因か?そして、毎日続く背中の痛みはどうすれば良いのか?などについて解説をしています。

頚椎症で背中が痛む方は続きをどうぞ。

1 頚椎症による背中の痛みは何が原因?

黒板

頚椎症による背中や肩甲骨周りの痛みは、筋肉が固まったことが原因です。加齢による頚椎の変形や頚椎の間隔が狭くなることによる神経圧迫ではありません。

頚椎の変形は、変形しているだけのことが大半。つまり、変形は関係ないということ。それよりも、首や肩、背中の筋肉が固まったことで痛みが出ていることが多数なのです。

首を動かすとか、肩を回す、長時間同じ姿勢でいる。こういう時に痛みが出るのは、神経ではなく筋肉に原因がある場合の証拠です。

2 頚椎症で背中が痛いのは筋肉が原因と言える3つの理由

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では、もう少し具体的に頚椎症で背中が痛い場合の原因が筋肉にあるということを説明したいと思います。

2-1 背中の痛みが強くなったり弱くなったりするのは筋肉が原因の証拠

頚椎症による背中の痛みが、強くなったり弱くなることがあると思います。こういう状態は、神経圧迫ではなく筋肉が原因の痛みです。

神経圧迫が原因なら、圧迫の状態は常に一定です。ですから、痛みも続かなければおかしい。その痛みに強弱があるのは、神経が圧迫されていることとは関係がないからと言えます。

2-2 筋肉が原因だから入浴後に背中の痛みが楽になることがある

背中や肩甲骨に沿った痛みが、お風呂上がりは少し楽になっている。こういう状態も、神経圧迫ではなく筋肉が原因の痛みと言えます。

固まった筋肉が、お風呂で温まることで少し緩んだ。そのため、痛みもやや緩和したと考えられます。体が温まった結果、神経圧迫が開放されたということはあり得ないのです。

2-3 ブロック注射で背中の痛みが変わらないのは原因が神経ではない証拠

ブロック注射を打ってもらっても、背中の痛みが変わらない。こういう場合も、筋肉が原因で痛みが出ていると言えます。

神経に対しての注射をしたのに、痛みが変わらない。つまり、痛みの発生源が神経にはなかったということですね。

3 背中の痛みはこの筋肉が原因になりやすい

頚椎症による背中の痛みは、固まった筋肉が原因の場合がほとんどです。では、どこの筋肉が原因になりやすいのかを続けて解説します。

3-1 首や肩の筋肉

背中の痛みの原因になる筋肉1

首・肩の筋肉が原因で背中に痛みが出る

写真にバツ印と赤い印を付けています。

これは、バツ印がある首や肩の筋肉が原因で、背中に痛みが出る場合です。上を向くとか、首を回して背中が痛む。そんな時は、首や肩に原因があることが多いです。

3-2 背中の筋肉

背中の痛みの原因になる筋肉2

背中の筋肉が原因で肩甲骨に沿って痛みが出る

次は、背中の筋肉です。肩甲骨と背骨の間にも筋肉があります。痛みを感じている部分そのものにある筋肉が、固まってしまって痛みの原因になることもあります。

デスクワークや車の運転など、同じ姿勢が続くと背中が痛くなってくる。そういう場合は、背中の筋肉そのものが原因の場合があります。

3-3 首の前の筋肉

背中の痛みの原因になる筋肉3

背中の痛みの原因になりやすい筋肉の最後は、首の前にある筋肉です。ちょっと意外に思うかもしれません。ですが、この筋肉が原因で痛みが出ている方は多いです。

首の前にある斜角筋という筋肉。これが固まってしまうと、背中や、肩甲骨からワキにかけて痛みが出ることもあります。首を横に倒したり、回した時に痛むならこの筋肉が原因のことが多いです。

4 牽引で背中の痛みが変わらないのはなぜ?

疑問

頚椎症で背中が痛む時に、首の牽引をしてもらった。でも、正直言ってあまり変わらない。こういう方は多いのではないでしょうか。

筋肉が原因なら、首の牽引は良さそうなイメージがありますよね。では、なぜ変わらないことが多いのか。このことについて解説します。

4-1 牽引では筋肉は緩まない

牽引をしても、背中の痛みが変わらない。その理由は、牽引の力では固まった筋肉が緩まないからです。

筋肉が原因で痛みが出る状態は、かなり筋肉が固まっています。その筋肉を、牽引による10キロ前後の力で緩めようとしても無理なのです。

4-2 複数の筋肉が原因

頚椎症で背中が痛む場合、原因になる筋肉は先ほど解説したように複数あります。牽引で首を引っ張っても、すべての筋肉を緩めることはできません。

そのため、ちょっと良い気はするけれど、根本的には変わらない。そんな結果になるのです。

4-3 牽引をしても神経圧迫はなくならない

頚椎症は、頚椎の変形や、間隔が狭くなることで神経圧迫される。これが原因と言われます。ですが、そもそも牽引をしても、変形は良くなりません。

こう考えると、何のために牽引をするのか?という疑問もでてきます。つまり、牽引をすること自体、あまり意味がないのです。

5 痛み止めが効かないのは筋肉が原因だから

薬

頚椎症で背中が痛む時に、痛み止めを飲んだけれど効かなかった。こういう方も、牽引と同様に多いのではないでしょうか。

なぜ痛み止めが効かないかというと、痛み止めには筋肉を緩める作用がないからです。痛み止めは、炎症や神経が原因で痛みが出ている場合に作用があります。

ですから、薬が効かないのではなく、そもそも原因が違っているということですね。

頚椎症で痛み止めを飲んでも効かないのはなぜ?理由や別の対処法6項目

6 筋肉が原因で背中が痛む時の施術

頚椎症

頚椎症で背中が痛む。その場合の原因が、神経ではなく固まった筋肉にある。そんな場合に必要なことは、その筋肉が緩むことです。

そのための方法の1つに、筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術があります。固まって、痛みの原因になっている筋肉を施術する方法です。

牽引、痛み止めが効かない。首や肩を動かすと背中が痛む。長時間同じ姿勢が続くと痛くなってくる。そんな場合は、筋肉が原因なので施術可能ということですね。

頚椎症にトリガーポイント鍼療法をする理由や施術の実際8ポイント

7 頚椎症で背中が痛む方へ

頚椎症による、背中の痛みについて解説をしてきました。痛みの原因は筋肉、牽引や痛み止めが効かない理由など、意外に思うことが多かったかもしれません。

ですが、どれも実際に起こっていることなのです。牽引、痛み止め、ブロック注射が効かない。そんな場合は、それらが悪いわけではありません。

そもそも、痛みの発生源が違うというだけ。だからこそ、何でも神経が原因ではないということを知ってもらいたいのです。

痛み止め、牽引、ブロック注射。どれもダメだと、不安になってしまいますよね。ですが、原因は変形や神経だけではありません。筋肉が痛みの発生源になっていることは多いのです。

固まった筋肉が原因という状態は、残念ながらレントゲンやMRIでは写りません。筋肉を触れば簡単に分かりますが、どうしても目に見える変形を原因としてしまいがち。

だから、薬や注射といった神経重視の治療が行われるのです。何をやってもダメな場合、筋肉が見落とされていることは多いです。

もし、背中の痛みが続くなら、それは筋肉が原因かもしれませんよ。そして、その場合の対処法は、牽引や薬ではなく、他にあるということを忘れないでくださいね。

頚椎症による背中の痛みでお困りの方はこちらも合わせてどうぞ

まとめ

  • 頚椎症による背中の痛みは、頚椎の変形によって神経が圧迫されることが原因ではない。そうではなく、固まった筋肉に原因がある
  • 首や肩、背中で痛みを感じる部分、さらには首の前。こういった部分にある筋肉が固まってしまうと、背中や肩甲骨に沿って痛みが出る
  • 頚椎症による背中の痛みに対して、牽引や痛み止めが効かないことは多い。理由は、牽引では筋肉が緩みきらないし、薬には筋肉を緩める作用がないから

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