頚椎症で痛み止めを飲んでも効かないのはなぜ?理由や別の対処法6項目

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頚椎症になり、リリカやロキソニンといった痛み止めを飲んでいるけど効かない。

首や肩、背中や二の腕などの痛みがなかなか取れないので困っている。こういう方は多いですよね。

ただ、痛み止めを飲んでいるのにそういった痛みが続くのはなぜでしょうか?もっと強い薬、もしくは、他の薬にすれば効くのでしょうか?気になりますよね。

頚椎症になり痛み止めを飲んでいる。でも効かないという場合、理由ははっきりしていることが多いです。そして、その場合どうすれば良いかということも。

では、その理由は何か?そしてどうすれば良いのか?などについて解説をしています。

頚椎症で痛み止めが効かずお困りなら続きをどうぞ。

1 頚椎症で痛み止めが効かない理由

黒板

頚椎症の痛みに対して、痛み止めを飲んでも効かない。その理由は、痛みの原因に対して、痛み止めの作用が合っていないからということになります。

詳しく解説しますね。

1-1 痛みの原因と痛み止めの作用

頚椎症による痛みは、神経に原因があるとされています。ですが、実際にはそうではなく、次の2つの場合がほとんど。

  • 炎症が原因の痛み
  • 固まった筋肉が原因の痛み

それに対して、病院で処方されることが多いリリカやロキソニンは、神経に対しての痛み止めと炎症に対しての痛み止め。

  • リリカ・・・神経に対しての痛み止め
  • ロキソニン・・・炎症に対しての痛み止め

1-2 原因と作用の不一致

頚椎症による痛みの原因は、炎症と固まった筋肉。それに対して、痛み止めは神経と炎症が原因の痛みに有効。

つまり、炎症が原因の痛みがある場合なら、ロキソニンの効果は期待できます。ですが、リリカもロキソニンも、固まった筋肉が原因の痛みに対しては、筋肉を緩める作用がありません。

そのため、痛み止めを飲んでも、筋肉が原因の痛みに対しては効かないということになるのです。

2 リリカ・ロキソニンについて知って欲しいこと

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頚椎症と診断された場合、病院でリリカやロキソニンといった痛み止めを処方されることが多いと思います。

これらの薬について、知って欲しいことがありますので解説しますね。

2-1 リリカは神経が原因の痛みに対する薬

リリカという痛み止めは、神経が原因で起きている痛みに対しての薬です。専門的に言うと、神経障害性疼痛に対する痛み止め。

簡単に言うと、神経が損傷したり、障害されたことで痛みが出ている場合の痛み止めということですね。

2-2 ロキソニンは炎症が原因の痛みに対する薬

ロキソニンという痛み止めは、炎症が原因で起きている痛みに対しての薬です。いわゆる消炎鎮痛剤。

体の中で炎症が起きていて、それに伴い痛みが出ている。そんな場合に対しての痛み止めということですね。

3 頚椎症の痛みの原因は炎症と筋肉が大半

頚椎症による痛み

頚椎症になり、首や肩、背中や二の腕が痛む。この場合の原因は、先ほども少し触れましたが神経ではなく炎症や筋肉に原因があることがほとんどです。

レントゲンやMRIで頚椎の変形が見つかった。そして、神経が変形した骨により圧迫されているから痛むとされることが多いです。ですが、実際に神経が原因で痛むことはほとんどないのです。

もう少し詳しく解説しますね。

3-1 神経が圧迫されて痛むことはほとんどない

頚椎症の方で、レントゲンやMRIの検査を受け、頚椎が変形して神経に触れていると言われた。または、頚椎の5番と6番の間が狭くなり神経を圧迫していると言われた。

こういう方は多いと思います。検査結果で、頚椎の変形や間隔が狭い状態が写っていたならそれは事実。ですが、それはそうなっているだけのことが多く、痛みとは関係ないことがほとんどです。

例えば、高齢者には、頚椎が変形していたり間隔が狭い状態の方が多いです。ですが、そのすべての方が、頚椎症ではありませんよね。何でも神経が原因ではないということなのです。

3-2 神経が原因でなければリリカは効かない

先ほど解説したように、レントゲンやMRIの検査で頚椎症と診断された場合でも、神経が原因とは限りません。

ですから、そんな場合に、神経に対しての痛み止めであるリリカを飲んでも効かないことはあります。薬が良い・悪いではなく、根本的な原因が違うということですね。

3-3 意外と多い炎症が原因の痛み

頚椎症と診断された場合でも、例えば夜中に痛みで目が覚めてしまうことがある。そんな場合は、神経ではなく炎症が原因で痛みが出ていることが多いです。

睡眠中は、完全にリラックスした安静状態。そういう時に、ズキーンとする痛みで目が覚める。これは、炎症が起きている可能性が高いということ。

そして、こういう場合には、消炎鎮痛剤としてのロキソニンが良いということですね。医師がロキソニンを処方するのは、炎症があると判断したためなのです。

3-4 多くの方は筋肉が原因で痛みが出ている

頚椎症と診断された方でも、実際には筋肉が固まってしまった結果痛みが出ていることが多いです。さらに言うと、炎症と筋肉が原因で痛みが出ている方は多いです。

例えば、夜中は痛みで目が覚めるし、日中は上を向くなどの動作で痛む。これは、炎症と筋肉が原因で痛みが出ている場合です。

そして、この場合、炎症に対しては痛み止めが有効ですが、筋肉が原因の痛みに痛み止めは効かないのです。

4 筋肉が原因の痛みについて知って欲しいこと

頚椎症

頚椎症による痛みの原因は、神経ではなく筋肉にある。こう聞くと、筋肉が原因ということは筋肉痛か?と思う方もいるのではないでしょうか。

筋肉が原因の痛みと言っても、筋肉痛ではありません。詳しく説明しますね。

4-1 筋肉が原因の痛みはこう呼ばれている

筋肉が原因の痛みは、筋膜性疼痛症候群と呼ばれています。簡単に言うと、筋肉が固まってしまい痛みの発生源になっているということ。

うがいをする時に上を向くと痛い、首を痛む側に回したり、倒したりすると痛い。こういった、動作に伴う痛みは神経でも炎症でもなく、固まった筋肉が原因の痛みなのです。

そして、この筋肉が原因の痛みには、リリカもロキソニンも効果が期待できません。なぜなら、痛み止めには筋肉を緩める作用がないからです。

4-2 夜は眠れる、でも日中は首を動かすと痛むなら

頚椎症と言われた方で、最初は夜も痛みで目が覚めることがあった。そのため、病院で処方されたロキソニンを飲んだら、夜は眠れるようになった。でも、日中の痛みは変わらない。

こういう状態だと、ロキソニンは効かないと思ってしまいますよね。ですが、この場合は、ロキソニンで炎症の痛みは治まったということ。

しかしまだ、筋肉が原因の痛みは残っている。そのため、首を動かした時の痛みが変わらないということなのです。

5 痛み止めが効かない筋肉が原因の痛みの対策は?

頚椎症

頚椎症と言われた場合でも、実際には筋肉が原因で痛みが出ています。そして、この痛みには痛み止めが効きません。こんな場合には、筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術があります。

固まってしまい、痛みの原因になっている筋肉を鍼で施術する方法です。施術をするのは、首や肩周りで痛みの原因になっている部分。

上下左右、どれかの方向に首を動かした時に、首や肩、背中や二の腕が痛む。そんな時は筋肉が原因なので、トリガーポイント鍼療法という施術が可能ということですね。

頚椎症にトリガーポイント鍼療法をする理由や施術の実際8ポイント

6 頚椎症で痛み止めが効かなかった方へ

頚椎症で痛み止めが効かない理由、そしてその痛みの原因は何か?ということについて解説をしてきました。

痛み止めが効かないのはなぜか、そして、神経が原因のことは少ないということについてご理解いただけたでしょうか?

また、筋肉が原因ということについては、半信半疑という方も多いかもしれませんね。ですが、これらは事実です。本当に神経が原因なら、もっと重い症状が出ます。

症状は痛みで、強い時や弱い時、そして時には痛くない時もある。これは、筋肉が原因の証拠。神経が圧迫されて痛むなら、常に一定の痛みがなければおかしいのですから。

神経に対しての痛み止めが効かないということは、変形や頚椎の間隔が狭い状態だったとしても神経は正常ということ。だから安心して欲しいのです。

そして、筋肉が固まって痛みが出ている状態は、筋肉が壊れてしまったわけではありません。あくまでも固まっただけ。ひどい肩コリと思って下さい。

だからこそ、筋肉への対策が必要ということですね。痛み止めが効かないと、自分の症状は重症なのか?と思ってしまうかもしれません。

そうではなく、そもそも痛みの原因が違っていたというだけ。だから、痛み止めが効かなかったということなのです。

痛み止めが効かないのは、薬の良い・悪いではなく原因の違い。そして、筋肉が原因でも痛みが出ることは多くあるということを知ってもらえればと思います。

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まとめ

  • 頚椎症の痛みに、痛み止めが効かないのはそもそも原因が神経ではなく、固まった筋肉にあることがほとんどだから
  • 頚椎症の痛みは、炎症と筋肉に原因があることが多く、炎症の痛みにはロキソニンが良い。ただ、筋肉が原因の痛みには、ロキソニンもリリカも効かない
  • 頚椎症の痛みに痛み止めが効かないのは、痛み止めには固まった筋肉を緩める作用がそもそもないから

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