頚椎症でブロック注射をしても効果がなかった方にお伝えしたい7項目

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頚椎症で腕に痛みやしびれがあり、ブロック注射をしてもらったけれど効果がなかった。

このように、ブロック注射が効かないことがあるのはなぜでしょう?そして、ブロック注射をしても続く痛みやしびれには、他にどういった手段があるのでしょうか?

ブロック注射が効かないと、もう手術しかないのかなと思う方は多いかもしれません。ですが、実際にはそんなことはないのです。

頚椎症と言われ、ブロック注射をしたけれど効かない場合にはちゃんと理由があります。そして、手術以外の手段もちゃんとあります。

では、ブロック注射の効果がない理由は何か?また、痛みやしびれに対しては、どういった対策が残されているのか?などについて解説しています。

頚椎症でブロック注射の効果がなかった方は続きをどうぞ。

1 頚椎症にブロック注射が効かない理由

黒板

頚椎症による痛みやしびれに、ブロック注射をしてもらったけれど効果がなかった。この場合の理由は、痛みやしびれの原因が神経ではなかったからということになります。

頚椎症は、頚椎の変形などにより神経が圧迫されることが原因と言われます。ですが、実際には頚椎の変形がある場合でも、神経ではなく筋肉に原因があることがほとんど。

そもそもの原因が神経ではない状態に対して、神経へのブロック注射をしても効果はありません。頭痛がする時に、腹痛の薬を飲んでも意味がないのと同じということですね。

2 なぜ、神経ではなく筋肉が原因と言えるのか?

考える

頚椎症で痛みやしびれがある場合、その原因は神経ではなく筋肉にあることが大半です。

では、なぜそのように言えるのか?理由を解説します。

2-1 変形は変形しているだけ

頚椎症の痛みは、首の骨が変形することで神経を圧迫するために起こる。こういう説明を、病院で受けた方は多いと思います。実際に、レントゲンやMRIの画像で確認したかたもいるでしょう。

ですが、たとえ変形していたとしても、ほとんどの場合で変形は変形しているだけです。つまり、変形していても、痛みとは関係ないということ。

痛みやしびれがあっても、それが24時間常に変わらないということはないですよね。変形による神経圧迫の状態は変わらない。でも症状には変化がある。これは、神経が原因ではないからなのです。

2-2 間隔が狭いのは狭くなっているだけ

頚椎症の原因として、例えば頚椎の5番と6番の間隔が狭くなり神経が圧迫されているということがあります。ですが、これも先ほどと同じ。

頚椎の間隔が狭くなっていても、狭くなっているだけのことがほとんどです。世の中には、頚椎の間隔が狭くなっていても、何の症状もない方もたくさんいます。

例えば、高齢の方なら間隔が狭くなっていることが多いです。ですが、すべての高齢の方が頚椎症かというと、そんなことはありませんよね。つまり、狭くなっているのは狭くなっているだけなのです。

2-3 動きに伴って痛むのは筋肉が原因の証拠

頚椎症と診断された方で、例えば、うがいをする時に上を向くのが痛くてできないということがあると思います。また、首を左右に回すと痛むということもあるのではないでしょうか。

こういった、動作に伴って痛みが出る、痛みが強くなるというのは筋肉に原因があります。固まって痛みの発生源になっている筋肉を動かす。だから痛むということですね。

頚椎症と診断された場合でも、ほとんどの方は神経ではなく、動きに伴って痛みが出る状態。だから、神経ではなく筋肉が原因と言えるのです。

3 こんな時に痛みやしびれが出るなら筋肉が原因の頚椎症

上を向く

頚椎症で、筋肉に原因がある場合には特徴があります。そのことについて解説をします。

3-1 筋肉が原因の場合の特徴

筋肉が原因の痛みやしびれは、動きに伴って出たり、強くなるという特徴があります。固まった筋肉というのは、縮んで柔軟性がない状態。

そして、その筋肉を動かすと、痛みやしびれが出るということですね。ちなみに、しびれ=神経のイメージがあるかもしれません。ですが、筋肉が原因でもしびれは出ます。

3-2 こんな動きで痛みやしびれが出るなら筋肉が原因

頚椎症で、筋肉に原因があると思われる場合、どういう動作で痛みやしびれが出やすいのか例を挙げます。

  • 上を向く
  • 首を痛みのある側に回す
  • 首を痛みのある側に倒す
  • 下を向く
  • 痛みのある側の斜め後ろに首を倒す

これらのうちのどれかで痛みやしびれが出る。そんな状態なら、首や肩、背中などにあるどこかの筋肉に原因があると言えます。

4 筋肉が原因の痛みにブロック注射は効かない

肩に手を当てる女性

頚椎症の痛みやしびれは、筋肉に原因があるということをお伝えしました。では、筋肉が原因の場合に、ブロック注射は効かないのかというと、残念ながら効きません。

なぜなら、ブロック注射は神経への麻酔。そして、筋肉が原因の痛みは、筋肉が固まったことで出ます。ですから、必要なのは筋肉が緩むこと。

つまり、筋肉が原因の痛みにブロック注射をしても、筋肉を緩める作用がないので効果がないということ。さらに、麻酔が効いたとしても、麻酔の効果が切れればまた痛むということですね。

5 ブロック注射の効果がない場合は手術しか残されていない?

ブロック注射

頚椎症で痛みやしびれがあり、ブロック注射をしたけれど効果なし。この場合、手術しか方法が残されていないのかというと、そんなことはありません。方法はまだちゃんとあります。

ブロック注射が効かない理由は、先ほど解説してきたとおりです。そして、固まった筋肉が原因の場合には、それらが緩めば良いということ。ブロック注射では、緩まないというだけなのです。

ですから、症状がどんどん進行してしまい、手術しか方法がない状態なら手術が必要。ですが、そこまでになっていないなら、手術以外にも方法はあるのです。

6 ブロック注射がダメならこんな施術がある

頚椎症

頚椎症で、ブロック注射をしても痛みやしびれが変わらない。そんな場合は、筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術があります。

頚椎症の原因は、神経圧迫など神経に原因があるのではなく、固まった筋肉が原因。ですから、それらを緩める必要があります。トリガーポイント鍼療法は、そのための施術です。

首の動きに伴って痛みやしびれが増す。そんな場合は、神経ではなく筋肉が原因。ブロック注射がダメでも、こういう施術があるということを覚えておいてもらえればと思います。

頚椎症にトリガーポイント鍼療法をする理由や施術の実際8項目

7 頚椎症でブロック注射の効果がなかった方へ

頚椎症の痛みやしびれに対して、ブロック注射をしてもらったけれど効果がなかった。そんな場合の理由や、その他の対処法などについて解説をしてきました。

神経圧迫が原因ではなく、固まった筋肉が原因。このことについては、初めて知ったという方も多いと思います。ですが、こういう事実もあるということなのです。

神経が原因と考えると、つじつまが合わないことが本当に多いです。ですが、筋肉が原因と考えると、整合性が取れることが多いのです。

ブロック注射が良い・悪いということはありません。ブロック注射が必要だったり、有効なことも当然あるでしょう。ですが、神経が原因ではない状態に対しては効果がなくても仕方がありません。

ですから、ブロック注射がダメな場合は、むしろ神経は正常ということなのです。そして、その場合は、さらに神経への治療をするのではなく、他の原因を求めるのが良いですよね。

何でも神経が原因ではありません。筋肉が原因で痛みやしびれが出るということは、明らかな事実なのです。

ブロック注射がダメだった。そんな場合でも、がっかりせずに、筋肉が原因の場合もあるということを忘れないで欲しいと思います。

頚椎症でブロック注射の効果がなく腕の痛みやしびれでお困りならこちらもどうぞ

まとめ

  • 頚椎症でブロック注射をしても効果がなかった。その理由は、神経ではなく固まった筋肉に痛みやしびれの原因があるから
  • 頚椎が変形していたり、間隔が狭くなっている場合でも、神経ではなく固まった筋肉に原因がある。神経が原因なら、常に痛みやしびれがあるはずだが、症状に変化があるなら筋肉が原因
  • 上を向く、首を回すなど、動作に伴って痛みやしびれが出るなら筋肉に原因がある証拠

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