頚椎症の症状で頭痛がある方に知って欲しい原因や対策7つのポイント

頭痛
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頚椎症の症状で手のしびれに伴い頭痛がすると「大丈夫かな?」と心配になりませんか?

手がしびれて頭も痛いとなると、脳や脊髄の病気を疑う方も多いのではないかと思います。

ただ、頚椎症に伴う頭痛は特別おかしなことではありませんし、考えられる原因や対策もちゃんとあります。

今回は、頚椎症の症状で頭痛もある場合の原因や対策などについて分かりやすくお伝えしたいと思います。

1 頚椎症の症状で頭痛がするのはなぜ?

頭痛

頚椎症の症状で頭痛がするのは、首や肩周り、後頭部周囲の筋肉に原因があるからです。

頚椎症の症状としては手のしびれや痛みが多く、原因も頚椎の変形により神経が圧迫されているからとされています。

ですが実際には神経が原因ではなく、筋肉が原因で手のしびれや痛みがでていることが多いのが事実。

つまり、頚椎症の症状としての頭痛は、筋肉に原因がある緊張型頭痛ということが言えるのです。

2 頚椎症による頭痛の原因になる筋肉

頚椎症の原因は神経ではなく筋肉にあることが多いです。ではどの辺りの筋肉が原因になりやすいのかを解説しますね。

2-1 首や肩周りの筋肉

頚椎症の症状として頭痛の原因になりやすいのは首や肩周りの筋肉です。

頭痛の原因になる筋肉1

首と肩にバツ印を付けています。そして、左後頭部辺りに赤い丸で印を付けています。

バツ印の部分にある筋肉が固まってしまうと、矢印の方向に向かって頭痛がでるようになります。

こういった離れた部分が原因で起こる痛みを放散痛とも言います。

2-2 首の前や側頭部の筋肉

首の前にある筋肉や側頭部の筋肉が原因でも頭痛が起こることは珍しくありません。

頭痛の原因になる筋肉2

首の前と側頭部にバツ印を付けています。そして側頭部に赤い丸の印を付けています。

バツ印の部分にある筋肉が原因で、側頭部の赤い丸の部分に痛みが出るようになりやすいです。

2-3 後頭部の筋肉

後頭部の首の付け根辺りにある筋肉も頭痛の原因になりやすいです。

頭痛の原因になりやすい筋肉

後頭部には首や肩からつながっている筋肉や、その他小さな筋肉がたくさんあります。

それらが原因で後頭部や側頭部、または目の奥の痛みの原因になることも多いです。

3 頚椎症による頭痛の原因が筋肉と言える理由

YES

冒頭でも少し触れたように、頚椎症による頭痛は神経ではなく筋肉に原因があることが多いです。

では、なぜそう言えるのかという理由を解説したいと思います。

3-1 ほとんどの頚椎症は筋肉に原因がある

頚椎症の原因として頚椎の変形や椎間板の膨隆による神経圧迫がありますが、実はそれらより筋肉が固まったことで症状がでていることの方が多いです。

頚椎症の症状には痛みや手のしびれがありますが、これらが筋肉によるものと言われてもよく分かりませんよね。

ですが、事実として筋肉が原因で痛みやしびれが起きることは多く、筋肉が原因の痛みやしびれを筋膜性疼痛症候群と言います。

頚椎症による痛みやしびれ、そして頭痛もこの筋膜性疼痛症候群の症状ということになります。

3-2 骨の変形と神経圧迫は関係ない

頚椎症の原因で、骨が変形した結果の骨棘というトゲのようなものがあります。そしてそれが神経を圧迫するとか神経に触れいていると言われます。

ですが、これも関係ありません。

神経が圧迫された場合は、痛みやしびれそして頭痛ではなく、神経特有の重い症状がでます。

ですから、レントゲンやMRIの結果で骨が変形していたならそれは事実。ですが、変形と頚椎症の症状とは関係がないのです。

3-3 もし神経が原因ならこうなる

もし頚椎症の原因が本当に神経なら膀胱直腸障害という症状がでます。

これは、尿意や便意はあるのに排泄できないとか、逆に失禁してしまうという症状です。

簡単に言うと、神経が壊れてしまった結果として排泄をコントロールできなくなってしまったということですね。

痛みやしびれ、頭痛はあるけれど、トイレの問題がなければ筋肉が原因ということになります。

4 注意すべき頚椎症の症状

手術

先ほど少し触れましたが、頚椎症の症状で膀胱直腸障害があります。この症状がでてしまったら手術が必要な可能性が高いです。

このことについてもう少し詳しく解説します。

4-1 本当に神経が原因の頚椎症

頚椎症の原因は筋肉の場合が多いとお伝えしてきましたが、数は多くないですが神経が原因の場合もあります。

頚椎症性脊髄症と言いますが、膀胱直腸障害やその他の神経症状がでているなら神経が原因です。

4-2 手先の細かな動作ができなくなった時も要注意

先ほど解説した頚椎症性脊髄症には、巧緻運動障害(こうちうんどうしょうがい)という症状もあります。

これは、手先で細かな動作ができなくなる症状です。

例えば、シャツを着る時に指がうまく動かせずボタンがとめられなくなります。こんな症状がでたら重度の神経症状の可能性がありますので要注意です。

5 頚椎症に伴い頭痛がある時に気をつけて欲しいこと

市販薬

頚椎症による頭痛やその他の症状の原因が筋肉にある場合、気をつけて欲しいことがありますので解説します。

5-1 症状を我慢しながらスポーツをしてはいけない

腕の痛みや手のしびれ、そして頭痛があるけれど、前から約束していたからなどの理由でスポーツをするのは良くありません。

頚椎症の原因が筋肉にある場合、スポーツをすることでさらに症状がひどくなってしまうことも考えられます。

スポーツを楽しみたい気持ちはよく分かりますが、後から症状が悪化することを考えるなら休むことが大事です。

5-2 市販薬だけで済まそうとしてはいけない

街中には薬局やドラッグストアがあり、そこで頭痛薬や手のしびれの薬を買うことはできますよね。

病院に行くのが面倒、時間がないということもあるでしょう。だからといって市販薬だけで済まそうとするのは良くありません。

まずは病院を受診して必要な検査等を受けることをしましょう。

5-3 こんな動作は症状悪化につながりやすい

頚椎症の原因が筋肉にあり、そして頭痛をはじめ腕の痛みや手先のしびれがある時にしないで欲しい動作があります。

写真をご覧下さい。

肩を上下に動かす運動

肩を上げ下げする動作はしてはいけない

肩を上げ下げする動作です。これは筋肉が原因の頚椎症で最もやってはいけない動作です。

なぜなら、頚椎症の原因になりやすい筋肉の項で紹介した首の前の筋肉に負担が大きくかかるからです。

やった瞬間は一時的に楽かもしれませんが、後から頭痛や腕の痛み、手のしびれが増したり症状が長引く可能性もあります。

そのためこの動作や体操は控えて下さい。

5-4 姿勢はリラックスした状態が良い

頚椎症の原因が筋肉にあるなら、姿勢を良くしなければいけないのではと考える方は多いですね。

そのように考えてしまうのはよく分かります。ですが、実は姿勢に関してはそこまで気にしなくても構いません。

むしろ、ピシッ背筋を伸ばしたキチンとした姿勢よりも、肩の力を抜いて少しダラッとリラックスした姿勢の方が良いです。

キチンとした姿勢を維持しようとすると、首や肩周りの筋肉に自然と力が入りませんか?そうするとさらに筋肉が凝り固まってしまいます。

ですから、家にいる時は特にですが、力を抜いてリラックスした状態でいて下さい。

6 筋肉が原因で頭痛がする場合にやっても良いこと

筋肉が原因の頚椎症で頭痛などの症状がある時に、やっても良いことがありますので解説します。

6-1 入浴後に症状が軽くなるなら温める

シャワー

お風呂上がりに頭痛や腕の痛み、手のしびれが少し軽くなるなら温めるのは良いですね。

固まってしまった筋肉が、お風呂で温まることで少し緩むため症状も少し楽になるということが考えられます。

過剰に温める必要はありません。また無理に湯船につからなくてもシャワーでも良いでしょう。

6-2 枕の高さを調整してみる

枕

筋肉が原因の頚椎症の場合、枕の高さを調整してみるということも良いですね。

新たに買うのではなく、まずは枕の上のたたんだバスタオルを乗せて高さを調整してみて下さい。

上を向くと腕に痛みやしびれがでる場合なら、やや高めにすると楽に感じることが多いでしょう。

ただし、高くし過ぎると翌日寝違えることもありますから気をつけて下さいね。

7 筋肉が原因の頚椎症による頭痛にはこんな対策もある

トリガーポイント鍼療法

筋肉が固まってしまったことで頚椎症による頭痛などの症状がでている場合、筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術があります。

この施術について詳しく解説します。

7-1 トリガーポイントって何?

トリガーポイントとは簡単に言うと、固まった筋肉にある痛みの元のことです。

トリガーポイントとは?痛みや痺れの原因トリガーポイントを徹底解説

そこに対して鍼の施術をするのがトリガーポイント鍼療法です。

7-2 頚椎症による頭痛に対して鍼はどこにするの?

頚椎症の原因が筋肉にあり、そして症状として頭痛などがある場合は主に首や肩周りの筋肉を施術します。

写真をご覧下さい。

頚椎症に対する施術部位

赤い印を複数つけています。この印の部分が主なトリガーポイント鍼療法による施術部位です。

こういった部分で固まった筋肉を緩めるように施術を進めていきます。

7-3 最後に

頚椎症で頭痛があり、腕の痛みや手のしびれもある。こうなると不安なことが多いと思います。

ですが、神経ばかりが頭痛などの症状の原因ではありません。

筋肉が原因のことは本当に多くあり、そして筋肉が原因というのは単に筋肉が縮んで固まっただけのことが多いのです。

ですから、薬や注射が効かなくてもがっかりせずにあきらめないで欲しいと思います。

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まとめ

  • 頚椎症で頭痛もするのは珍しいことではなく、首や肩周りの筋肉が固まっていることが頭痛の原因
  • 頚椎症の症状は神経が原因とされることが多いが、実際には神経より筋肉が原因の場合がかなり多い
  • 頚椎症の対策としてお風呂で温まったり、枕を調整したり、専門の施術としてはトリガーポイント鍼療法という施術がある

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