股関節痛にブロック注射が効かないのはなぜ?理由と対策まとめ

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股関節痛があり、ブロック注射を打ってもらっているが効かない。

打ってもらった時は、少し良いような場合もある。でも、歩き出すとやっぱり痛いし、翌日にはいつもと同じ状態に戻ってしまっている。

少しは効くのだから、続ければ効果があるのではと何度かくり返してみたけれど結果は同じ。

なぜ、ブロック注射を打ってもらっても効かないという結果になるのか?これには、考えられる理由がちゃんとあります。

また、ブロック注射を打っても効かない場合、他にどういうことをすれば良いのか?という対策もあります。

ブロック注射が効かない理由、そして、その場合の対策について解説をしています。

股関節痛でブロック注射が効かなかった方は続きをどうぞ。

1 股関節痛にブロック注射が効かない時の理由

黒板

股関節痛があるため、ブロック注射を打ってもらったけれど効かない。この時に考えられる理由は、注射の作用と痛みの原因が不一致だったということ。

つまり、痛みの原因に対して、注射の作用が効果のあるものではなかったということです。痛みの原因はさまざまあり、それに対して適切な作用を持つ注射なら効果はあります。

しかし、原因に対して作用が適切でなければ、当然ですが効果はありません。腹痛の際に目薬を差しても効果はないですよね。理屈はこれと同じです。

2 ブロック注射の作用って何?

ブロック注射

ブロック注射の作用は、簡単に言うと麻酔です。痛みがある部分の神経に対して麻酔をします。そうすることで痛みを抑えたり、取り除くことが目的。

ですが、麻酔ですから効いたとしても一時的なこともあります。また、そもそも痛みの原因が神経でなければ、効果はありません。

ブロック注射でステロイドを使うこともありますが、ステロイドは炎症が原因の痛みに有効。そのため、痛みの原因が炎症ではないなら、やはり効果はないということになります。

3 股関節の痛みは何が原因か?

股関節の動き

股関節に痛みがある場合、原因として考えられるものは主に4つです。

  • 神経
  • 炎症
  • 関節の過度な変形
  • 筋肉

このうち、ブロック注射の効果が期待できるのは、神経か炎症が原因で痛みが出ている場合です。それ以外では、ブロック注射の効果はほとんど期待できないでしょう。

4 股関節の変形は痛みの原因とは限らない

骨盤

股関節痛の原因の1つに、変形性股関節症があります。股関節の骨が変形した結果、痛みが出る状態のことです。ただ、たとえ変形があったとしても、全てにおいて痛みの原因になるわけではありません。

変形があっても、変形しているだけで痛みの原因は別にあることは多いです。ですから、レントゲンやMRIで変形が分かっても、必ずそれが原因とは言い切れません。

変形があっても、痛い日と痛くない日がある。そんな状態なら、変形以外が原因の可能性が大きいです。なぜなら、変形が原因なら、常に痛くなければおかしいのですから。

5 股関節痛の原因が筋肉にあることは多い

注意点

股関節痛でブロック注射が効かない。こういう場合、原因として多いのは神経や炎症ではなく、股関節周りの筋肉です。

筋肉は固まってしまうと痛みの原因になります。これは、先ほども触れましたが股関節に変形があっても言えることです。

変形があったとしても、痛い時もあれば痛くない時もある。また、歩いたり立ったままが続くと痛くなる。こういう状態は、筋肉が原因と考えられます。

6 股関節痛の原因になるのはここの筋肉

股関節痛の原因が、固まってしまった筋肉にある。その場合は、主にどの辺りが原因になることが多いのかを解説します。

写真をご覧ください。

股関節痛の原因になる筋肉1

股関節周りの筋肉

股関節痛の原因になる筋肉2

腰やお尻の筋肉

股関節痛の原因になる筋肉3

太ももの筋肉

3枚の写真それぞれに、バツ印と赤い印を付けています。バツ印の部分にある筋肉が固まってしまうと、赤い印の部分に痛みが出やすくなります。

股関節に変形がある場合でも、実はこういった部分の筋肉が原因で痛みが出ることは多いです。

7 ブロック注射が効かない時の対処法

股関節痛があり、ブロック注射をしても効かない。この場合、原因が固まった筋肉にあるなら筋肉への対処が必要です。

考えられる対処法を挙げてみます。

7-1 股関節周囲のストレッチ

腰のストレッチ

最も簡単に取り組めるセルフケアとして、ストレッチがあります。腰やお尻、太ももなど股関節周りの筋肉を伸ばすのが良いですね。

ただし、無理に行うと後から痛みが増すこともありますので注意が必要です。

7-2 保温

股関節に痛みがある場合で、お風呂上がりは少し楽なことがある。そんな場合は、温めるのが良いですね。

温めることで筋肉が少しゆるみ、結果として痛みも和らいでいると考えられます。

股関節が痛む時は冷やすのか?温めるのか?迷った時のポイント8項目

7-3 筋肉への施術

固まった筋肉が原因で、股関節に痛みが出ている。そういう場合なら、筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術があります。

ツボではなく、筋肉を施術する新しい鍼の方法です。ですから、たとえ変形があっても原因が筋肉なら施術をすることが可能です。

股関節痛にトリガーポイント鍼療法をする理由や施術についてなど8項目

8 股関節痛にブロック注射が効かなかった方へ

股関節痛があり、ブロック注射をしてもらったけれど効かなかった。こうなると、他に何をすれば良いのか?と思いますよね。

手術や人工関節が必要なのか?と深く考えてしまう方もいるでしょう。実際に、そこまでの処置が必要はこともあります。

しかし、ブロック注射が効かなかったからといって、何でも手術や人工関節が必要ということではありません。なぜなら、今回解説したように、痛みの原因は複数あるからです。

股関節の痛みといっても、原因はさまざま。そして、同様に対処法だっていろいろあります。ですから、ブロック注射も対処法の1つに過ぎません。

股関節が痛む原因は何か?そして、それに対して本当に適切な方法は何か?この組み合わせが大切ということ。

変形があったとしても、筋肉が原因のこともあります。そして、その場合はブロック注射ではなく他の方法があることも知ってもらえればと思います。

股関節痛にブロック注射が効かなくてお困りならこちらも合わせてどうぞ

まとめ

  • 股関節痛に対してブロック注射が効かない場合は、痛みの原因に対してブロック注射の作用が合っていないことが考えられる
  • ブロック注射の役割は、神経が原因の痛みに対する麻酔。そのため、効果があっても一時的なこともあるし、神経以外が原因なら効かないことも当然ある
  • 固まった筋肉が原因でも痛みの原因になる。たとえ、股関節の変形がある場合でも、痛みの原因が筋肉にあることは多い

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