膝の痛み、つらいですよね。内側、外側、お皿の周り、裏側。どこが痛くても困ると思います。
歩く時、階段の昇降時などを始め、正座が出来ないとか、スポーツが出来ないなど。
膝が痛むといろいろと影響が出ます。
そんな膝の痛みですが、原因はいったい何なのでしょうか?膝の痛みで困った時に知っておくべきポイントについてお伝えします。
1 膝の痛みの原因は何?
膝の痛みというと、原因として骨や軟骨ということが挙げられます。
確かにそういう場合もありますが、それ以前にもっと原因として多いものがあります。それは、筋肉です。
膝の周りにはたくさんの筋肉があり、それらが悪くなり膝の痛みの原因になることは珍しいことではありません。
むしろ、こちらの方が原因としては多いくらいです。何でも骨や軟骨が原因とは限らないのです。
2 軟骨がすり減っていたらそれが原因は本当か?
先ほども少し触れましたが、膝の痛みの原因として軟骨がすり減っているからということが言われます。
ですが、本当にそのことが膝の痛みの原因になっているかどうかは別問題です。なぜなら、軟骨がすり減った状態でも膝の痛みがない人はたくさんいるからです。
つまり、軟骨がすり減った状態であったとしても、原因はそれだけとは限りません。
軟骨がすり減っていたとしても、実は原因は筋肉にあるということも十分あり得るのです。
ですから、軟骨がすり減ってしまったからと言ってあきらめてしまうのはもったいないということですね。
3 骨の変形は膝の痛みの原因になるというのは本当か?
軟骨がすり減っているということと同じくらい、膝の痛みの原因としてあげられるのが変形です。
ただ、これに関しても軟骨同様、本当に膝の痛みの原因か?という疑問が残ります。
なぜなら、変形していても膝の痛みがない人もいるからです。つまり、変形に関しても軟骨の場合と同じで、変形だけが膝の痛みの原因になるわけではないということになるのです。
変形に加えて筋肉が悪くなっていて痛みを出している。こういう方はたくさんいます。
ですから、変形があるからといってあきらめてしまうのは軟骨の場合と同様にもったいないということですね。
4 膝に水がたまって痛む場合はどうすればいい?
膝に水がたまって痛い場合。
こういう時は、まず病院で抜いてもらうが良いです。もちろん、どれ位溜まっているかとか、お医者さんの判断によります。
よく、膝に溜まった水を抜くと癖になるということを言いますが、そんなことはありません。
そもそも、何を持って癖というのでしょうか?何度か抜かないといけない場合は癖なのでしょうか?
そんなことは決してありません。
膝に水がたまって痛む時は、先ず抜いてもらって、その後、水が溜まらない状態にすることが最も大事。
ですから、抜いてもらった後、膝周りの筋肉の状態を良くしてあげればたまらない状態になるので、2段階での対策が必要ということですね。
5 膝の痛みの多くは筋肉が原因
ここまで、軟骨、変形、膝の水など痛みの原因をいくつか挙げてきました。
これらすべての症状に関係するのが実は筋肉です。
どの症状にも筋肉の痛みは関係していて、痛みの原因の1つになっているということですね。
膝の痛み=原因は1つとは限りません。複数原因があるという前提で考えることが大切です。
そして、原因は特定できたら、それぞれの原因に対してそれぞれ必要な対策が必要になります。
まとめ
- 膝の痛みの原因は筋肉が関係している場合が多い
- 軟骨や骨の変形が痛みの原因とは限らない
- 膝に水が溜まった時は病院で診てもらうことが大事