歩くと膝の内側が痛む鵞足炎とは?原因や湿布の貼り方などの対策まとめ

筋筋膜性疼痛
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歩くと膝の内側が痛むことが多い鵞足炎。

この鵞足炎の原因は何でしょうか?そしてまた、原因に対してはどういう対策をすれば良いのか?

鵞足炎の原因や自分で出来る湿布の貼り方などの対策までを解説しましたのでご参考下さい。

1 鵞足炎とは?

鵞足炎とは?

まずは鵞足炎とはどういう症状なのかについてです。

鵞足炎(がそくえんと読みます)とは、膝の内側にある鵞足と呼ばれる部分が炎症を起こして痛みが出ている状態のことを言います。

2 鵞足炎の原因は何?

鵞足炎の原因

続いて鵞足炎の原因についてです。

なぜ鵞足炎になってしまうのか?というと理由はいろいろ考えられますが、膝周りの筋肉に疲労が溜りすぎてしまったことが考えられます。

普段使いすぎているということがなくても、日常で歩くことが多いとか、スポーツをしている、仕事で膝に負担のかかることや姿勢でいることが多いのならだんだん膝周りの筋肉に疲労が溜ります。

そして疲労が溜りすぎた結果、最初は何となく痛いという状態から始まります。

痛みも軽く、頻繁ではないのでそのうち良くなるだろうと思う方がほとんどです。ですが、やはりこの段階ですでに痛みが出始めています。

そして、だんだん痛みが強くなったり痛む頻度が上がります。

その状態が続くと歩く度に痛いとか、膝を深く曲げることが痛くて出来ない、伸ばすと痛いなどの症状になるのです。

3 鵞足炎でよくある症状

鵞足炎の症状

鵞足炎になった場合、どういう症状が見られるのかいくつか例を挙げていきます。

  • 膝の内側がズキズキする
  • 歩くとだんだん膝の内側が痛くなる
  • 階段の昇降時に膝の内側が痛む
  • 深くしゃがむ時に膝の内側が痛い
  • 走ると膝の内側が痛む
  • 長時間立ったままでいると膝の内側が痛くなる
  • 朝起きた時に膝が固まったようになっている

他にもいろいろあると思いますが、こういった症状が見られることが多いです。

そして、動作に伴って痛みが出る場合は鵞足と呼ばれる部分を含む膝周囲の筋肉が固まってしまったことが原因です。

4 鵞足炎で痛みの出やすい部分と原因になりやすい部分

鵞足炎で痛みの出やすい部分と、原因になりやすい部分について詳しく説明していきたいと思います。

写真をご覧下さい。

鵞足

膝の内側に赤い3本の線を付けています。この部分が鵞足と呼ばれる部分です。

この鵞足と呼ばれる部分は太ももの筋肉につながっています。ですから、主に太ももの筋肉が固まってしまうとその延長上にある鵞足の部分にも影響が出るということになります。

ただ、原因はこの鵞足部分だけではありません。

もう1枚写真をご覧下さい。

鵞足炎の原因になりやすい筋肉

右膝の周囲に赤い丸を4カ所付けています。

この赤い丸の部分にあるのは筋肉や腱、靱帯と呼ばれる部分です。

こういった部分が固まってしまうことでも膝の内側に痛みを感じることは多くあります。

ですから、鵞足炎だからといって原因は鵞足部分だけではないということですね。

5 鵞足炎になった場合の湿布の貼り方

鵞足炎になった場合、筋肉が固まってしまったことが原因の場合が多いです。この状態に対して湿布はどうかと思う方は多いと思います。

そこで、どこに貼れば良いのかを紹介したいと思います。

鵞足炎で湿布を貼る場所

写真に2カ所赤い丸を付けています。

主にこの辺りが原因になることが多いですから、湿布を貼るならまずはこの2カ所が良いでしょう。

ここ以外にも、膝のお皿周りや太もも前で膝のお皿の近くでも構いません。

湿布を貼る時はかぶれやすい方は気をつけて下さいね。

6 鵞足炎にサポーターはした方が良い?

膝の痛みというと、サポーターを思い出す方は多いのではないでしょうか?

では、鵞足炎になった場合にサポーターはした方が良いのかどうかについて説明したいと思います。

サポーターに関しては、することで歩行や日常生活が少しでも楽になるのなら着けるのが良いです。

しかし、サポーターを着けても全く変わらないとか、むしろ邪魔に感じるようなら着けない方が良いです。

楽にならないのに着けるはただ単に締め付けているだけになってしまうからです。

サポーターを着けるかどうかの判断基準は、着けて楽かどうかで判断してもらえれば良いと思います。

7 鵞足炎にインソールはした方が良い?

鵞足炎になった場合、インソールはどうかと思う方もいるでしょう。

では、インソールに関してはどうすれば良いかというとこれもサポーターと同じです。

着けて楽かどうかで判断ということですね。

ただ、インソールはずっとし続けるものではないと考えています。ですから、鵞足炎の痛みが治まったのならインソールは外して、何もない状態の靴を履くことをお勧めします。

8 鵞足炎で膝の内側が痛む時にやってはいけないこと

鵞足炎になり膝の内側が痛む場合にやってはいけないことがありますので例を挙げてみます。

8-1 太ももの前の筋肉を鍛える

鵞足炎で膝の内側が痛む時に、太ももの前の筋肉を鍛えて下さいと言われることがあるようです。

筋肉を鍛えること自体は良いことですが、鵞足炎の痛みがある時は控えて下さい。

そもそも、筋肉が固まってしまった結果痛みが出ているのでその状態でさらに筋肉に負担をかけると痛みが増す可能性が高くなります。

ですから、痛みが治まったらこういったトレーニングをしても良いですが、痛みがある場合は避けて下さいね。

8-2 痛みを我慢しながらの運動

鵞足炎で膝の内側が痛む時、痛みを我慢してでも歩かないと将来歩けなくなるかもと心配する方がおられます。

お気持ちはよく分かりますが、こういう時に無理に運動をしたりウォーキングすることは良くありません。

痛みがある時に痛みを我慢して歩くのは、自分で自分の傷口を開いているのと同じです。

ですから、痛みを我慢しながら運動をすることも避けて下さいね。

8-3 筋肉を無理矢理マッサージしたり伸ばす

鵞足炎の原因が筋肉にあるのなら、筋肉のマッサージや伸ばすことは良いのではと思うかもしれません。

確かにマッサージや筋肉を伸ばすことは良いですが、無理矢理グイグイとやるやり方はお勧めできません。

優しく丁寧に行うようにして下さいね。

9 鵞足炎のセルフケア

鵞足炎のセルフケアについてお伝えしたいと思います。

9-1 膝周りの筋肉の状態を良くする

鵞足炎の原因は多くの場合膝周囲の筋肉が固まってしまったことにあります。

ですから、鵞足部分も含め膝周りの筋肉の状態を良くすることが大事です。

方法としては、軽いマッサージやストレッチなどが簡単に取り組める方法の1つです。

ただし、先ほどもお伝えしましたが決して強引なやり方でやり過ぎないように気をつけて下さい。

9-2 温める

筋肉が固まって痛みが出ている場合、温めることが有効な場合は多いです。

ただし、温めることで痛みが増すようなら炎症が出ている可能性が高いですから痛みが増すようなら温めることは控えて下さい。

筋肉の凝りによる痛みだけの状態になった時に温めると良い場合が多いです。

9-3 テーピング

サポーターやインソールと同様に考えて欲しいのですが、テーピングも鵞足炎に対するケアの1つにはなります。

ただし、テーピングをしても変わらないのならする必要はありません。

また、湿布と同様にかぶれやすい方は気をつけて下さいね。

10 鵞足炎とトリガーポイント鍼療法

トリガーポイント鍼療法

鵞足炎に対して鍼治療はどうかと思う方もいるかもしれません。

鍼灸院で鵞足炎に対しての施術を行っている所は多いと思います。当院でも鵞足炎に対しては筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術を行っています。

筋肉に鍼をする方法なので、鵞足部分やその他膝周りで膝の内側の痛みの原因になっている筋肉に対して施術を行っています。

鍼治療も鵞足炎の対策の1つということを知ってもらえればと思います。

まとめ

  • 鵞足炎とは膝の内側にある鵞足と呼ばれる部分に痛みを感じる症状のことを言う
  • 鵞足炎の原因は炎症や膝周囲の筋肉に疲労が溜りすぎて筋肉が固まってしまったことにある
  • 鵞足炎になった場合は膝周囲の筋肉が原因のケースが多いので筋肉の状態を良い状態にすることが大事

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