腰の痛みがある場合、誰でも早く良くなりたいと思いますよね。
そこで、病院に行ったり、何かの施術を受けるかと思います。さらに自分でも何か出来ないだろうかと考えるのではないでしょうか。
では、腰の痛みがある時にどういうことに気を付ければ良いのか?5つのポイントにまとめましたのでご参考下さい。
1 腰の痛みがある場合、最初に何をすればいいの?
腰の痛みがある場合、例えば一晩寝て治まったというような軽い時は様子を見れば良いでしょう。ですが、軽い痛みでも続く場合、または鈍痛が続くという場合はまず病院で診てもらうことが大事です。
「軽い痛みだから放っておけばそのうち良くなる」
こんな風に思う気持ちは分かります。ですが、早い段階で病院で診てもらっておくことが良いです。なぜかというと、腰痛と言っても原因は様々だからです。
いくつか原因を挙げてみます。
1-1 筋肉が原因の腰痛
割合としては最も多いのが筋肉が硬くなってしまったことによる腰痛です。腰や臀部、股関節周りなどの筋肉が原因で腰の痛みが出るケースです。
1-2 内臓が原因の腰痛
内臓の何らかの病気が原因で起きる腰痛です。筋肉が原因の場合に比べると少ないですが、珍しいものではありません。原因が内臓にあるかどうかは病院で検査をしてもらうことで分かります。
内臓の病気が原因の場合、そちらも早く見つかるに越したことはありません。ですから早めの病院受診が大事ということですね。
1-3 骨が原因の腰痛
圧迫骨折や骨粗しょう症になってしまった場合は骨が原因です。レントゲンを撮れば分かりますのでこちらもやはり病院受診するのが良いですね。
1-4 神経が原因の腰痛
神経が原因で腰の痛みが出ることも珍しくはありません。実際どの神経が原因かを検査によって判断してもらうことが大事です。
いかがでしょうか?腰の痛みといっても原因はいろいろ考えられます。ですから、先ずは原因を特定するためにも病院を受診することが良いですね。
2 施術を受けるタイミング
腰の痛みがある方で、かかりつけのの鍼灸院や整体院などの先生がいるという方も多いのではないでしょうか。
こういった場合、先に病院に行かなくてもかかりつけの先生の所へ行けば良いのでは?と思いますよね。
ただ、ここはちょっと考える必要があります。
- 腰の痛みはあるが、いつもと同じような痛みだ
- 腰の痛みはあるが、いつもとはちょっと違う痛みだ
1の場合と2の場合では取るべき行動を変えなければいけません。
1の場合なら、そのままいつもの先生の所に行っても良いでしょう。しかし、2の場合は原因がいつもとは異なる可能性が高いですよね。
ですから、腰の痛みはあるがいつもとはちょっと違うと感じる場合はまず病院を受診しましょう。そして、病院での検査などを受けた後で治療院に行くのが良いです。
検査を受けたならその結果を治療院の先生に伝えるほうが、治療院の先生も施術を行いやすいはずですから。
3 腰の痛みがある場合、湿布はどこに貼れば良い?
腰の痛みがある時に、湿布を貼りたいと思う方は多いと思います。ですが、実際貼るとなるとどこが効果的かというのはちょっと迷うのではないでしょうか?
そこで、筋肉が原因の腰痛で効果的なポイントを写真で紹介します。
写真をご覧ください。

腰だけではなく臀部に貼るのが良い

症状によっては股関節周囲に貼るのも効果的
2枚の写真それぞれに印を付けています。
- 腰
- 臀部
- 股関節周囲
この3か所ですね。
腰の痛みと言っても、筋肉が原因の場合痛みを感じる部分と、痛みの元になっている部分が異なることがあります。ですから、広い範囲で貼るのがおすすめです。
意外に思われるかもしれませんが、股関節が原因で腰に痛みを感じる方もおられます。こういう場合は当然股関節にも湿布を貼るのが良いですね。
4 腰の痛みがある時にセルフケアとしてやって良いこと
腰の痛みがある時にセルフケアを何かしたいと思う方は多いです。ですが、やってはいけないことをしてしまっている方は案外多いです。
では、何をするのなら良いのか?いくつか挙げてみます。
- マッサージ
- ストレッチ
- 保温
これらなら、比較的誰でも取り組みやすいですよね。ですが、大事なことがあります。それは、決してやり過ぎないということ。
ギュウギュウと強く揉みすぎたり、グイグイと伸ばし過ぎたり、温めすぎも良くありません。腰の痛みがある時は、ちょっと足りないくらいがちょうど良いですね。
上手に取り組んでみてくださいね。
5 腰の痛みがある時に注意して欲しいこと
先ほどは、腰の痛みがある時にやって良いセルフケアを挙げました。次は注意してほしいことを挙げます。
- 鍛えると楽になるは違う
- 咳やくしゃみ
- 動き始めの瞬間
この3つは大事なので注意してくださいね。1つずつ説明していきます。
まず、腰の痛みがある時に鍛えれば良くなると考えている方が結構多くおられますが、これは良くありません。
鍛えることが悪いのではなく、腰の痛みを鍛えることで治そうとすることが良くないということですね。そもそも鍛えると楽になるは別物です。
鍛えるのは再発予防として痛みがなくなった後に行うのが良いですね。
続いて咳とくしゃみ。これは経験のある方もいるのではないかと思います。腰の痛みがある時に咳やくしゃみをしたと同時に腰に痛みがはしってしまったというケース。
軽い腰痛なら痛みが増すことは少ないです。ですが、強い痛みがある場合、少し身構えないと咳やくしゃみをした瞬間に痛みが腰に走り激痛になることもあります。
難しいかもしれませんが、咳やくしゃみが出そうになったら少し身構えるのが良いですね。
最後は動き始めの瞬間です。
- 立つ瞬間
- 車を降りる瞬間
- 階段の昇り降りをする瞬間
他にもありますが、こういった動き初めの瞬間に痛みがはしることがあります。ですから、動作の初めは少し意識してゆっくり動くようにしてみてくださいね。そうすることが悪化を防ぐことにもなりますから。
まとめ
- 腰の痛みがある場合、原因には筋肉の場合や内臓の場合など様々な要因がある
- 腰の痛みがある場合に最初にすべきことは病院を受診すること、治療院に行くのはその後でも良い
- 腰の痛みがある時は、咳やくしゃみ、動作の瞬間などに気を付けることが大事