腰椎椎間板ヘルニアの痛みで歩けない方に知って欲しい9ポイント

腰
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腰椎椎間板ヘルニアになり、痛みで歩けない。

腰やお尻、太もも、ふくらはぎなどいろいろ痛む。少しは良くても、数分歩くともう痛くて歩けない。こんな症状困りますよね。

こういった歩けないほどの痛みは、ちょっと意外なことが原因です。そして、その原因に対しては対策もいろいろあります。

腰椎椎間板ヘルニアで歩けない場合の原因は何か?そしてどうすればいいのか?

歩けない状態が続いている方は続きをどうぞ。

1 痛みで歩けない時の原因は神経ではない

黒板

腰椎椎間板ヘルニアで腰やお尻、足が痛くて歩けない。そんな時の原因は神経圧迫ではなく筋肉が固まったことにあります。

これだけではよく分からないと思いますので詳しく説明します。

1-1 筋肉が固まると痛みの原因になる

筋肉は疲労が重なり固まってしまうと、強い痛みの原因になります。

腰椎椎間板ヘルニアの場合は、腰やお尻、股関節周囲の筋肉が固まってしまいます。足の痛みはまさに筋肉が固まった結果。

こういった、筋肉が原因の痛みを筋膜性疼痛症候群といいます。

歩き始めは痛みが弱くても、だんだん強くなる。これは、固まった筋肉を使えば使うほど痛くなるということですね。

1-2 神経圧迫と痛みの関係はない?

腰椎椎間板ヘルニアになっていても、歩けないことと神経圧迫の関係はほぼありません。

MRIの画像で神経圧迫になっていればそれは事実。ですが、神経圧迫になっていても、必ずそれが痛みの原因とは限りません。

歩いて痛みが強くなり、休むと痛みが治まる。これは、休む度に神経圧迫がなくなったからでしょうか?そんなことはあり得ません。

筋肉を使ったから痛くなり、筋肉を休めたから痛みも治まった。こう考えるのが自然です。

1-3 神経圧迫が原因なら重症化する

腰椎椎間板ヘルニアで神経圧迫が原因なら、痛みで歩けないとかではなくもっと重症化する可能性が高いです。

例えば、尿意や便意があっても排泄ができない膀胱直腸障害。

神経圧迫が本当に原因なら、そういった神経が障害された症状が出るのです。

2 痛みの原因は他にもある

腰痛

腰椎椎間板ヘルニアの痛みの原因には、神経や筋肉以外にもあります。それは炎症。

簡単にいうと、熱が出ている状態。そんな場合でも痛みは出ます。

寝返りをしたわけでもないのに、腰や足の痛みで目が覚めてしまう。そんな安静時の痛みは炎症が原因です。

3 こんな場合は筋肉が原因の痛み

足の痛み

腰椎椎間板ヘルニアの痛みの原因は複数あります。では、どういう場合なら筋肉が原因の痛みなのか?について解説します。

3-1 動きに伴って痛くなる

筋肉が原因の痛みは、動きに伴って痛みが出るとか強くなるのが特徴の1つ。

固まって痛みの原因になっている筋肉を使って動く。そのため、痛みが出たり強くなるということですね。

歩くと痛みが出てきてだんだん歩けなくなる。これはまさに筋肉が原因の痛みといえます。

3-2 痛くなっても休めば少し痛みが治まる

歩いていて腰や足が痛くなる。でも、少し休めばまた歩けるようになる。

これは、痛みの原因になっている筋肉を使わない時は少し痛みが治まるということ。

3-3 筋肉がゆるめば痛みも軽くなる

腰椎椎間板ヘルニアの方で、お風呂上がりは少し歩きやすいという方もいると思います。

これは、体が温まることで固まった筋肉が少しゆるんだため、それに伴い痛みも少し軽くなったということ。

こういう状況なら、筋肉が原因の痛みといえますね。

4 歩けない痛みの原因になるのはここ

腰椎椎間板ヘルニアの痛みで歩けない。そんな場合の原因になりやすい筋肉について解説します。

4-1 腰の筋肉

歩けない痛みの原因になりやすい筋肉1

腰の筋肉が固まってしまうと、腰、お尻、足に痛みが出やすくなります。

腰の筋肉が原因で、お尻や足といった離れた部分に痛みが出る。

これが、筋肉が原因で出る痛みの特徴でもあります。

4-2 お尻の筋肉

歩けない痛みの原因になりやすい筋肉2

お尻の筋肉が固まった場合も、かなり強い痛みが足に出ることが多いです。

特に、中臀筋、小殿筋、梨状筋という筋肉がありますが、歩けないほど足が痛くなる場合にはほぼ関係している筋肉です。

ちなみに、こういった筋肉は、あぐらをかくと痛む場合の原因にもなりやすいです。

4-3 股関節周りの筋肉

歩けない痛みの原因になりやすい筋肉3

あまり意識したことはないかもしれませんが、股関節周囲の筋肉も歩けない痛みの原因になりやすいです。

ここが悪くなると、主に脛、脛の外側、足の甲などに出る強い痛みの原因に。

いわゆる神経痛のような強い痛みを出すのが特徴です。

5 薬を飲んでも痛くて歩けないのはなぜ?

薬

腰椎椎間板ヘルニアになり、痛み止めを飲んでいるけど痛みが変わらず歩けない。

そういう方は多いかもしれません。ですが、なぜ痛み止めなのに、痛みが変わらないことがあるのでしょうか?

詳しく解説しますね。

5-1 痛み止めには種類と役割がある

痛み止めといってもいろいろ種類があり、そしてどういう痛みに作用するのかという役割もそれぞれにあります。

炎症が原因の痛みに対しての薬、神経の働きを抑えることを目的とした薬など。

ですから、痛みがある=痛み止めが効くとはならないのです。

5-2 腰椎椎間板ヘルニアに対する痛み止めは?

病院で、腰椎椎間板ヘルニアに対して処方されることが多いのは、ロキソニンやリリカではないでしょうか。

他の痛み止めのこともあるかと思いますが、この2つは一般的。

それぞれの役割を簡単に説明するとこうなります。

  • ロキソニン:炎症が原因の痛みに作用
  • リリカ:神経が原因の痛みに作用(神経の働きを抑える)

腰椎椎間板ヘルニアでは、炎症が起きているならロキソニンが効くことがあるでしょう。

5-3 筋肉が原因の痛みには?

筋肉が原因で、歩けないくらいの痛みが出ている場合、ロキソニンやリリカでは効かないこともあります。

なぜなら、それらには固まった筋肉をゆるめる作用はないからということが理由。

まったく無意味ではないかもしれませんが、そもそも筋肉に対しての作用があまりないからということになります。

ヘルニアに痛み止めが効かないのはなぜ?理由や対策がわかる7項目

6 ブロック注射で歩けるようになる?

注射

飲み薬の痛み止めがダメなら、ブロック注射はどうでしょうか?これも、必ず効果があるとはいい切れません。

詳しく解説しますね。

6-1 一時的な効果の場合もある

腰椎椎間板ヘルニアの痛みで歩けない時に、ブロック注射をしてもらっても効果が一時的な場合があります。

理由はシンプルで、ブロック注射は麻酔。ですから、麻酔が切れればまた痛いということ。

正しい、間違っているではなく、麻酔である以上は効果が一時的なことも考えられますよね。

6-2 筋肉が原因の痛みには?

腰椎椎間板ヘルニアの痛みが筋肉にある場合、ブロック注射は効かないことがあります。

ブロック注射は神経に対する麻酔。痛みの感覚を抑えることは主な作用ですが、固まった筋肉をゆるめる作用が主ではありません。

ブロック注射にはブロック注射の役割があるということですね。

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7 痛みで歩けない時にやってはいけないこと

バツ

腰椎椎間板ヘルニアの痛みで歩けない。こういう時、早く良くなりたいという気持ちから、何か自分でもしたほうがいいかなと思いますよね。

そう考えるのはよく分かります。ですが、やってはいけないことがありますので解説しますね。

7-1 痛みを我慢しながら歩かない

痛みで歩けない時に、痛みを我慢しながら歩かなくても大丈夫です。

我慢してでも歩いておかないと、歩けなくなったらどうしようと不安になる。そんな気持ちになるのはよく分かります。

ですが、筋肉が固まったことで痛みが出ている場合、必要以上に筋肉を使うと痛みが長引く可能性が高いです。

痛くて歩けない時は安静。それがいいですよ。

7-2 筋トレ

歩けないほどの強い痛みがある時、筋トレはしないでください。

筋トレ自体は悪いことではありません。ですが、痛みがある時にするのではなく、良くなってからしましょう。

器具だけではなく、仰向けに寝て足を上げるといった自重での筋トレも厳禁。後から痛みが増すことがありますので気をつけて下さいね。

腰椎椎間板ヘルニアの方に知って欲しいしてはいけないこと9選

8 筋肉が原因で痛む場合にやっても良いこと

ストレッチ

腰椎椎間板ヘルニアで歩けない原因が筋肉にある。そんな場合にやっても良いことについて解説します。

8-1 軽いストレッチ

腰やお尻などの筋肉を、軽いストレッチで伸ばすことならやっても構いません。

固まった筋肉が原因で歩けないわけですから、それらを少し伸ばしてあげるということ。

ただし、強く伸ばしたり、長時間というのは避けて下さいね。

8-2 温めて楽になるなら温める

お風呂上がりなら少し歩きやすい。もしそんな状況なら、温めても構いません。

過剰に温める必要はありませんので、普段どおりに入浴して下さい。

ただし、温めて痛みが増すなら炎症が起きていることも考えられますので注意して下さい。

9 筋肉が原因で歩けないならこんな方法も

トリガーポイント鍼療法

腰椎椎間板ヘルニアの痛みで歩けない。その原因が筋肉にある場合、対策の1つとしてトリガーポイント鍼療法という施術があります。

ツボではなく固まって痛みの原因になっている筋肉を施術する方法です。

薬や注射以外にも、歩けない時にはこういう方法もあるということを知ってもらえればと思います。

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まとめ

  • 腰椎椎間板ヘルニアの痛みで歩けない。そんな場合の原因は神経圧迫より筋肉にあることが多い
  • 動きに伴って痛みが出たり、安静にしていると痛みが少し軽くなる。そんな場合は固まった筋肉が原因
  • 筋肉が原因で痛みが出ている場合、痛みを我慢して歩いたり、筋トレをしてはいけない

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