梨状筋症候群は神経ではなく筋肉への対策が必要と言える6つのポイント

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梨状筋症候群は、梨状筋というお尻の筋肉に坐骨神経が圧迫されるため痛みが出るとされています。

ですが、実際に坐骨神経が圧迫されて痛みが出ている方はいません。それよりも、梨状筋やその他の筋肉が原因で痛みが出ている場合がほとんど。

筋肉は固まってしまうと強い痛みを出す原因になります。これは、梨状筋症候群と言われた方でも同じこと。そのため、神経ではなく筋肉への対策が必要なのです。

ではなぜ、神経ではなく筋肉に痛みの原因があると言えるのか?そして、筋肉が原因の場合はどういった対策が必要なのか?などについて解説しています。

梨状筋症候群でお尻や足が痛む方は続きをどうぞ。

1 梨状筋症候群は神経圧迫ではなく筋肉が原因

太ももの痛み

梨状筋症候群は、梨状筋によって坐骨神経が圧迫されるためお尻や足に痛みが出る。こんな風に言われますが、実際にはそうではなく筋肉そのものが痛みの原因になっています。

そもそもですが、筋肉に神経が圧迫されて痛みが出ることはほとんどありません。神経が圧迫されて痛むなら、普段から全体重が乗る足の裏の神経はどうなるのでしょうか?

神経圧迫ではなく、複数の筋肉が固まって痛みが出ているのが実際。そのため、痛みがある時やない時があるのです。神経圧迫が原因なら、24時間常に痛みがなければおかしいのですから。

2 筋肉は固まると痛みの原因になる

足の痛み

梨状筋症候群による痛みは、筋肉が原因ということをお伝えしました。筋肉は固まってしまうと、神経痛のように締め付けるような強い痛みの原因になります。

こういう痛みは、筋膜性疼痛症候群と呼ばれていて、非常に多く見られる症状なのです。

強い痛みが出る前、何となく腰が重いとか、お尻をトントンと拳で叩いていた。そういう状態なら、その頃からすでに筋肉が固まり始めていたということなのです。

そして、そこからさらに筋肉がドンドン固まってしまい、強い痛みが出るようになってしまったということですね。

梨状筋症候群の原因は?お尻や足の痛みの原因と知って欲しい7つのこと

3 お尻や足の痛みは梨状筋だけが原因ではない

梨状筋症候群と言われた場合でも、実際には梨状筋だけが原因でお尻や足に痛みが出ているわけではありません。他の筋肉も原因になっているのが一般的。

では、どこの筋肉が原因でお尻や足に痛みが出ているのかを解説します。写真をご覧ください。

坐骨神経痛

腰やお尻の筋肉が原因で足に痛みが出る

坐骨神経痛

股関節周りの筋肉が原因で足に痛みが出る

足の筋肉

足の筋肉が痛みの原因になる

3枚の写真それぞれに、バツ印と赤い印をつけています。バツ印が痛みの原因になりやすい筋肉がある部分。そして、赤い印が痛みの出やすい部分。

バツ印の部分にある筋肉が固まってしまうと、赤い印の部分に痛みがでるということですね。

梨状筋症候群と言っても、これだけ複数の筋肉が痛みの原因になっていることがあるのです。むしろ、梨状筋だけが原因ということは、ほとんどないと思ってください。

つまり、梨状筋だけではなく、複数の筋肉への対策が必要ということなのです。

4 筋肉が原因の痛みには痛み止めは効かない

痛み止め

梨状筋症候群による痛みの原因が筋肉にある場合、いわゆる痛み止めを飲んでも効果が期待できないことが多いです。なぜなら、痛み止めには固まった筋肉を緩める作用がないからです。

例えば、ロキソニンは消炎鎮痛剤なので、炎症が原因の痛みには有効。また、リリカは神経の興奮を抑える痛み止めなので、神経が原因なら有効でしょう。

ですが、梨状筋症候群は固まった筋肉に原因がある筋膜性疼痛症候群。どちらの痛み止めにも、固まった筋肉を緩める作用はありません。そのため、効かないということになるのです。

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5 梨状筋症候群で筋肉が原因の痛みはどうすればいい?

梨状筋症候群

梨状筋症候群の痛みの原因が、固まった筋肉にある筋膜性疼痛症候群の場合はどうすればいいのか?この場合は、筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術があります。

固まって痛みの原因になっている筋肉に鍼をする施術です。そのため、梨状筋のような体の深部にある筋肉だけでなく、その他の筋肉も施術が可能です。

痛み止めを飲んでも痛みが治まらない。そして、動いた時に痛みが出る。それなら筋肉が原因ですので、トリガーポイント鍼療法という施術があるということを知ってもらえればと思います。

梨状筋症候群にトリガーポイント鍼療法をする理由と具体例の解説7項目

6 梨状筋症候群でお尻や足が痛む方へ

梨状筋症候群でお尻や足が痛む場合、神経が原因と思っていたという方は多いと思います。ですが、今回の解説で筋肉が原因ということをご理解いただけたかのではないでしょうか。

そして、痛み止めが効かない理由もお分かりいただけたと思います。神経が原因と考えると、つじつまが合わないことが多いです。ですが、筋肉が原因と考えると整合性が取れます。

神経痛のような痛みがしても、実際には筋肉が原因。だから、神経に対しての治療を続けても、痛みがなかなか治まらなかったという方は多いです。

ちょっと信じがたいかもしれませんが、筋肉が原因ということは事実なのです。そして、その場合は筋肉が緩めば良いというだけ。

梨状筋症候群と言われ、痛み止めが効かなくてもがっかりしないでくださいね。神経が原因ではなく、筋肉に原因があるのが梨状筋症候群なのですから。

そして、その場合にはちゃんと対策の方法もあるということを知っていただければと思います。

梨状筋症候群でお尻から足にかけて痛みがあり歩きづらいという方はこちらもどうぞ

まとめ

  • 梨状筋症候群による痛みは、梨状筋によって坐骨神経が圧迫されているからではなく、梨状筋やその他の筋肉が固まったことが原因
  • 筋肉は固まってしまうと神経痛のような強い痛みの原因になり、これは筋膜性疼痛症候群と呼ばれる痛みで多くの方に見られる症状
  • 筋肉が固まったことによる痛みには、神経や炎症に対しての痛み止めが効かないことが多い

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