梨状筋症候群でふくらはぎが痛む時に原因になりやすいポイント4カ所

ふくらはぎの痛み
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梨状筋症候群になり、ふくらはぎが痛む。

歩き始めは良くても、徐々にふくらはぎやふくらはぎの外側が締め付けられるように痛くなってくる。そして、ちょっと立ち止まらないといけない状態に。

少し休んでいると痛みはやや治まるけれど、歩き出せば結局はまた同じことのくり返し。こういう状況だと困ってしまいますよね。

こういった、梨状筋症候群によるふくらはぎやふくらはぎの外側辺りの痛みですが、原因は神経が圧迫されることではありません。そうではなく、他の原因があるのです。

では、その原因は何か?そして、梨状筋症候群によるふくらはぎの痛みはどうすればいいのか?などについて解説しています。

梨状筋症候群でふくらはぎが痛む方は続きをどうぞ。

1 梨状筋症候群によるふくらはぎの痛みは何が原因?

黒板

梨状筋症候群と言われ、ふくらはぎが痛む。そんな時の原因は、固まった筋肉にあります。梨状筋によって坐骨神経が圧迫されるからではありません。

ふくらはぎの痛みは、いわゆる神経痛のような痛みですよね。そのため、神経が圧迫されたことで痛むと思ってしまいがちです。そうではなく、筋肉そのものが痛みを出しているのが実際。

筋肉は固まってしまうと痛みの原因になります。こういう痛みを筋膜性疼痛症候群と言い、歩くと痛い、座っていると痛くなるなどの特徴があります。

2 梨状筋が坐骨神経を圧迫するから痛むのは間違い?

考える女性

梨状筋症候群は、梨状筋というお尻の筋肉によって坐骨神経が圧迫されることで痛みが出ると言われます。ですが、神経が筋肉に圧迫されて痛むことはまずありません。

レントゲンやMRIで異常がない。でも、お尻から足にかけて痛みがある。そんな時は梨状筋症候群と診断され、神経圧迫が原因とされてしまうことが多いようです。

しかし、神経圧迫が原因ならふくらはぎはいつも痛むはず。そうではなく、動いた時、特定の姿勢が続いた時に痛むのではないでしょうか。これはまさに、固まった筋肉が原因で痛む場合の特徴なのです。

3 ふくらはぎの痛みの原因になりやすいポイント4カ所

梨状筋症候群と言われた場合でも、痛みの原因は梨状筋が神経を圧迫することではありません。そうではなく、梨状筋を始めとする、いくつかの筋肉が固まったことで痛みを出します。

では、どの辺りがふくらはぎの痛みの原因になりやすいのか?比較的多くの方で原因になりやすいポイント4カ所について解説を続けます。

3-1 お尻

ふくらはぎの痛みの原因1

お尻の筋肉が原因でふくらはぎに痛みが出る

ふくらはぎの痛みの原因になりやすい筋肉1つ目はお尻です。

お尻には梨状筋だけではなく、その他にも複数の筋肉があります。そして、歩く時や座っている時などの痛みの原因になることが多いです。

3-2 腰

ふくらはぎの痛みの原因2

腰の筋肉が原因でふくらはぎに痛みが出る

ふくらはぎの痛みの原因になりやすい筋肉2つ目は腰です。

お尻の筋肉が固まってしまう場合、腰の筋肉も同時に悪くなっていることが多いです。特に、背骨の際にある筋肉が固まると、ふくらはぎの痛みの原因になる傾向があります。

3-3 股関節周り

ふくらはぎの痛みの原因3

股関節周りの筋肉が原因でふくらはぎに痛みが出る

ふくらはぎの痛みの原因になりやすい筋肉3つ目は股関節周りです。

意外に思う方は多いかもしれませんが、股関節周りの筋肉が悪くなっている方は結構多いです。そして、ここが悪くなると、ふくらはぎの外側に痛みが出る傾向があります。

3-4 ふくらはぎ・ふくらはぎの外側

ふくらはぎの痛みの原因4

ふくらはぎ・ふくらはぎの外側の筋肉が痛みの原因になる

ふくらはぎの痛みの原因になりやすい筋肉4つ目はふくらはぎ・ふくらはぎの外側です。

痛みを感じている部分にある筋肉そのものが、痛みの発生源になっていることも多くあります。特に、ふくらはぎの外側の筋肉が突っ張って痛みを出している状態の方は多いです。

4 ふくらはぎの痛みに痛み止めが効かないのはなぜ?

痛み止め

ふくらはぎの痛みは梨状筋症候群によるものと言われ、痛み止めを処方されたけれど飲んでも効かない。こういう方は多いのではないでしょうか。この理由はシンプルです。

痛み止めの作用は、炎症を抑えたり、神経の興奮を抑えること。ですが、ふくらはぎの痛みの元が、炎症や神経ではなく固まった筋肉ににある場合は当然効かないです。

痛み止めが良い・悪いではなく、そもそも痛みの発生源が違うということですね。

梨状筋症候群でお尻や足が痛い!痛み止めが効かない原因と症状の対策

5 ふくらはぎの痛みにブロック注射が効かないのはなぜ?

注射

梨状筋症候群と言われ、ふくらはぎの痛みに対してブロック注射をしてもらった方もいると思います。でも、注射が痛いだけでほとんど効かなかったのではないでしょうか。

ブロック注射までしたのになぜ痛いのか?と思うかもしれません。その理由は痛み止めの場合と同じです。ブロック注射は神経への麻酔。ですが、筋肉を緩める作用はほとんどありません。

神経への麻酔ですから、効いたとしても一時的なことが多いです。そして、痛み止めと同じく、固まった筋肉が原因の痛みに対しての注射ではないということなのです。

梨状筋症候群で足が痛む時にブロック注射が効かないことがあるのはなぜ?

6 ふくらはぎの痛みに手術は必要か?

手術

梨状筋症候群と診断されて、ふくらはぎの痛みが続いている。その場合に、手術は必要かというと、症状によっての判断ということになります。

梨状筋症候群の手術は、簡単に言うと梨状筋による神経の圧迫を取り除くことが目的。ですが、そもそも神経圧迫が原因でないなら手術の意味がありません。

歩くと痛くなり、休むと治まるなら筋肉が原因なので手術以外の方法があります。ですが、他の腰椎疾患もあり、足に重度の筋力低下が見られる場合は手術が必要なこともあるでしょう。

7 固まった筋肉が原因でふくらはぎが痛むならどうすればいいの?

梨状筋症候群

梨状筋症候群によるふくらはぎの痛み。これは、神経ではなく筋肉が痛みの発生源。では、その場合どうすれば良いかというと、筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術があります。

固まってしまい、痛みの発生源になっている筋肉に鍼の施術をする方法です。そのため、梨状筋のような体の奥にある筋肉を含め、痛みを出している筋肉を施術することが可能ということ。

痛み止め、ブロック注射が効かなかった。でも、歩くと痛い、座るとお尻が痛い状態のまま。そんな場合は、トリガーポイント鍼療法があるということを知ってもらえればと思います。

梨状筋症候群にトリガーポイント鍼療法をする理由と具体例の解説7項目

8 梨状筋症候群でふくらはぎの痛みが続いている方へ

梨状筋症候群になりふくらはぎが痛む。その時の原因は、梨状筋による神経圧迫ではなく、梨状筋を含んだ主に4カ所の筋肉に原因があるということを解説してきました。

神経ではなく、筋肉が痛みの発生源ということに対しては本当かな?と思ったかもしれません。ですが、これは事実。筋肉に神経が圧迫されるなら、おかしいことがたくさん出てきます。

例えば、毎日全体重が乗る足の裏はどうなるのでしょう?足の裏も神経がありますが、神経が圧迫されて毎日足の裏が痛いという方はいませんよね。梨状筋症候群もこれと同じです。

神経だけが痛みの原因ではないのです。筋肉が痛みを出すことは多くあり、それらは筋膜性疼痛症候群ということも明らかになっています。

痛み止めが効かない、ブロック注射は痛いだけ。そんな場合でも、慌てて手術をするのではなく、まずは筋肉が原因かも?ということを忘れないで欲しいのです。

そして、固まった筋肉が原因の場合には、ちゃんとした対処法もあるということを覚えていただければと思います。

梨状筋症候群でふくらはぎの痛みがあり歩きづらい、立っていられないという方はこちらも合わせてどうぞ

まとめ

  • 梨状筋症候群と言われてふくらはぎが痛む。そんな場合の原因は、坐骨神経が圧迫されることではなく梨状筋やその他の筋肉が痛みの発生源
  • ふくらはぎの痛みの発生源は筋肉にあり、その主な部分は、お尻、腰、股関節周り、ふくらはぎの4カ所
  • 固まった筋肉が原因の痛みには、痛み止めやブロック注射の効果は期待できない。なぜなら、それらには筋肉を緩める作用が元々ないから

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