梨状筋症候群にトリガーポイント鍼療法をする理由と具体例の解説7項目

梨状筋症候群
LINEで送る
Pocket

梨状筋症候群になると、足に痛みやしびれが出るようになります。

ひどい場合は、ちょっと歩くだけで痛みが強くなり、休まないといけなくなるほどにも。こんな梨状筋症候群の痛みやしびれには、どんな対策があるのでしょうか?

方法はいろいろありますが、その中の1つにトリガーポイント鍼療法という施術があります。

なぜ、トリガーポイント鍼療法で梨状筋症候群の施術ができるのかというと、はっきりとした理由があります。では、その理由は何か?

梨状筋症候群の痛みやしびれにトリガーポイント鍼療法をする理由を解説しています。

気になる方は続きをどうぞ。

1 梨状筋症候群にトリガーポイント鍼療法をする理由

黒板

梨状筋症候群による足の痛みやしびれなどに対して、トリガーポイント鍼療法という施術をする理由は、痛みやしびれの原因が筋肉にあるからです。

梨状筋症候群による痛みやしびれは、梨状筋によって神経が圧迫されるからだと言われます。ですがそうではなく、実際には筋肉が固まってしまい痛みを出しているという状態。

トリガーポイント鍼療法は、固まった筋肉を直接施術する方法です。そのため、梨状筋症候群に対しても、原因となっている筋肉を施術することが可能だからということですね。

2 筋肉が原因なら電気治療やマッサージはダメなの?

マッサージ

梨状筋症候群の原因が、神経圧迫ではなく固まった筋肉にある。それなら、電気治療やマッサージはどうかと思いますよね。悪くはありませんが、でもやはり少し問題があります。

梨状筋という筋肉は、お尻の深い部分にある筋肉です。そのため、電気治療やマッサージでは、刺激が十分に届かないこともあります。

ですが、鍼の施術ならちゃんと届きます。痛みの発生源が体の奥にある場合でも、鍼ならそこまで届かせれば良いだけ。それが可能なのが、筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法なのです。

3 梨状筋症候群に痛み止めは?

痛み止め

梨状筋症候群による足の痛みやしびれに対して、痛み止めはどうなのか?と思う方もいると思います。ただ、痛み止めに関しては、効く場合と効かない場合があります。

梨状筋症候群の痛みやしびれの原因が、炎症によるものであれば痛み止めは効きます。ですが、筋肉が原因の場合のみなら薬の効果は期待できないでしょう。

炎症による症状なら、痛み止めは消炎鎮痛剤なので有効。ですが、消炎鎮痛剤には固まった筋肉を緩める作用はありません。そのため、筋肉が原因なら効果は期待できないということですね。

梨状筋症候群でお尻や足が痛い!痛み止めが効かない原因と症状の対策

4 梨状筋症候群にブロック注射は?

注射

梨状筋症候群による足の症状に対して、ブロック注射をしてもらったけれどダメだったという方はいるのではないでしょうか。この理由も、原因が神経ではなく筋肉にあるからです。

ブロック注射は、簡単に言うと神経に対しての麻酔です。ですから、痛みの元が神経なら有効。ですが、固まった筋肉が原因ならほとんど効果はないでしょう。

一時的に痛みが軽くなるのは、麻酔が効いたから。ですが、麻酔が切れればまた痛みます。根本的な原因は神経ではなく筋肉にあるということですね。

梨状筋症候群で足が痛む時にブロック注射が効かないことがあるのはなぜ?

5 梨状筋症候群の痛みは梨状筋だけが原因ではない

梨状筋症候群による足の症状は、神経が圧迫されることではなく筋肉そのものが原因ということを解説してきました。

このことに、さらに追加しなければいけないことがあります。それは、筋肉が原因といっても、梨状筋だけではなく他にも原因となる筋肉があるということ。

個人差があるとは言っても、梨状筋症候群と言われた方で、本当に梨状筋だけが悪くなっている方はかなり少ないです。梨状筋も含め、その他の複数の筋肉も原因になっていることが一般的。

梨状筋はお尻の筋肉ですが、お尻には他にも浅い部分や深い部分に筋肉があります。そういった複数の筋肉が痛みの原因になっていることが多いですね。

2枚の写真をご覧ください。

坐骨神経痛

梨状筋以外にも腰やその他のお尻の筋肉も原因になる

坐骨神経痛による足のしびれ

股関節の筋肉も原因になりやすい

写真にバツ印と赤い印をつけています。バツ印の部分にある筋肉が固まってしまうと、赤い印の部分に痛みなどが出やすいということですね。

バツ印の部分には、梨状筋だけではなく、その他お尻や腰、股関節の筋肉も含まれます。梨状筋症候群とされる場合でも、実際にはたくさんの筋肉が原因になっているということなのです。

6 梨状筋症候群に対してのトリガーポイント鍼療法

梨状筋症候群になると、どういった時に足に痛みなどが出やすいのか?そしてその場合は、どのように施術をするのかに付いて解説します。

6-1 梨状筋症候群で痛みが出やすいのはこんな時

梨状筋症候群で、足に痛みやしびれなどの症状が出やすい時はどういう時か例を挙げます。該当する場合は、筋肉が原因とお考えください。

  • 歩くとお尻から足にかけて痛くなる
  • 長時間立ったままでいると足が痛くなる
  • 座るとイスに当たる部分がだんだん痛くなる
  • お尻や足が痛くて前かがみができない
  • 立上がる時にお尻や足が痛む

他にも考えられますが、上記のような動作や特定の姿勢に伴って痛むなら筋肉が原因の梨状筋症候群です。

6-2 トリガーポイント鍼療法での施術

筋肉が原因の梨状筋症候群の場合、トリガーポイント鍼療法ではどこへ施術をするのか解説をします。

写真をご覧ください。

梨状筋症候群の施術部位

梨状筋やその他の筋肉の施術部分の例

腰、お尻、足にバツ印を付けています。梨状筋症候群と言われた場合でも、多くの方は梨状筋以外に複数の筋肉が固まっています。

そのため、梨状筋以外でも原因になっている部分があれば施術をするということですね。

7 梨状筋症候群による痛みでお困りの方へ

梨状筋症候群で足に痛みがあると、仕事や日常生活で困ることが多いと思います。そして、痛み止めやブロック注射が効かないと、がっかりするかもしれません。

こういったことが起こるのは、そもそも原因を間違えているからです。梨状筋に坐骨神経が圧迫されるからではなく、梨状筋を含む複数の筋肉が原因ということ。

筋肉が固まってしまうと、強烈な痛みの原因になります。だから、そんな状態には、痛みの発生源である筋肉を直接施術するのが良いということなのです。

痛み止めやブロック注射が効かなかった。そんな方でも、筋肉そのものが原因で痛みが出るということを知っていただければと思います。

梨状筋症候群による足の痛みでお困りならこちらもどうぞ

まとめ

  • 梨状筋症候群による足の痛みなどの症状に対して、トリガーポイント鍼療法をするのは、梨状筋症候群の原因が神経ではなく筋肉にあるから
  • 筋肉そのものが痛みの原因になっている場合、マッサージでは刺激が届かない。また、痛み止めやブロック注射には筋肉を緩める作用がないため効果は期待できない
  • 梨状筋症候群と言われた場合でも、梨状筋だけではなくその他複数の筋肉が痛みの発生源になっていることが多い

施術をご希望の方へ

ご来院された患者さん

完全予約制

三宅鍼灸院

筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法を行っています。

受付時間

当院へは名古屋市北区、中村区、東区、守山区、瑞穂区、中川区、中区、緑区、小牧市などからもご来院頂いております。