梨状筋症候群でウォーキングしても大丈夫?悪化する人としない人の違い

ウォーキング
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梨状筋症候群でお尻や足が痛む時に、ウォーキングは症状にとって良いのでしょうか、悪いのでしょうか?

痛みがあって、良くなるために自分でも何かできないかな?と思っている方にとっては気になることだと思います。

ウォーキングをすることで、梨状筋症候群が少しでも良くなるようプラスに働くなら良いですが、歩いたために痛みが悪化したということは避けたいですものね。

では実際に、梨状筋症候群になったらウォーキングしても大丈夫なのでしょうか?どういう時なら歩いて良くて、どういう時は歩いてはいけないのか。そしてその理由などについて解説をしています。

梨状筋症候群でウォーキングをしても良いかどうか迷っている方は続きをどうぞ。

1 梨状筋症候群でウォーキングをしても大丈夫?

黒板

梨状筋症候群になり、お尻や足に痛みがある時にウォーキングをしても大丈夫か?この答えは、その時の痛みなどの症状によるというのが正解。

当然ですが、痛みが強ければそもそも歩けないと思います。逆にかなり良くなっていれば歩いてもOK。難しいのはその中間。ですから、誰でもいつでもウォーキングをしても良いわけではありません。

ウォーキングをするという以前に、日常生活で少し歩いただけでも痛くなるなら運動はまだ早いということですね。

2 ウォーキングの目的は何ですか?

ウォーキング

梨状筋症候群になった方で、ウォーキングをしようかなと迷っている方に考えて欲しいことがあります。それは、ウォーキングをする目的。

何のために歩くのでしょうか?そんなの良くなるために決まってるじゃないか!と思うかもしれません。ですが、それなら先ほども解説したように、痛みの状態によってはまだ早い場合もあります。

まだ痛むけれど、どれくらい歩けるか現状を確認するというならまだ分かります。ですが、痛みを我慢しながらでも、良くなるために歩くというのは間違いですよね。

3 治すと鍛えるは違う

歩く

梨状筋症候群で、ウォーキングをしようと思っている方に知って欲しいことがあります。それは、治すことと鍛えることは違うということ。

梨状筋症候群になったのは、普段の運動不足が原因と考える方がいます。そこで、治すためにウォーキングを始める。ですが、これは間違いですね。

痛みあるということは怪我をしているのと同じ。例えば、腕に大きな切り傷がある時に、腕の筋トレをすれば早く良くなるということはありませんよね。梨状筋症候群でもこれは同じです。

4 歩くと楽になる方に知って欲しいこと

注意点

梨状筋症候群になった方で、痛みはあるけれど歩くと楽になるという方がいると思います。そのため、もっと歩けばもっと良くなり楽になるのではと考えてしまう。

じっとしているより、動いている時の方が痛みが軽い。だからウォーキングをしよう。こう考えるのは分かります。ですが、このような状態の時こそ、ウォーキングはおすすめできません。

動くと楽になるのは、固まって痛みの原因になっている筋肉が一時的に緩むためです。ですから、動くから良くなるのではありません。むしろ、この状態で動き過ぎると症状が長引くことがあるのです。

5 なぜウォーキングで悪化することがあるのか?

考える女性

梨状筋症候群の症状が、ウォーキングで悪化することがあるのはなぜか?これは、痛みの原因を考えれば簡単。梨状筋症候群の痛みは、固まった筋肉に発生源があります。

梨状筋という筋肉に坐骨神経が圧迫されることが原因と言われます。ですが、これは違います。そうではなく、梨状筋やその他の筋肉そのものが痛みの元。

筋肉が原因で痛みが出ている状態で、ウォーキングという動作でその筋肉を使う。だから悪化するわけですね。たとえるなら、傷口を自分で広げているようなものなのです。

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6 ウォーキングで痛みが悪化するのはこんな場合

足の痛み

ウォーキングで梨状筋症候群の痛みが悪化するのは、痛みを我慢して歩いた場合です。そもそも、歩けば良くなるということではありません。

歩いている時は痛くないという方でも、痛みがまだある時にウォーキングを続けてしまうことでまた痛みが出てしまいます。

歩いた方が良いのでは?筋力不足が原因か?歩けなくなったらどうしよう?こういった不安があるのは分かります。ですが、痛みがある時は、ウォーキングをしないことが薬です。

7 梨状筋症候群でウォーキングをして良い場合の目安

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梨状筋症候群でウォーキングをして良い場合の目安について解説をします。痛みの程度によって違いますのでご参考下さい。

7-1 痛みがかなり強い時

梨状筋症候群でお尻や足の痛みがかなり強い。そんな場合は当然ですが、ウォーキングをしてはいけません。そもそもできないと思いますが、痛みがかなり強い時は安静第一です。

ウォーキングは、痛みを我慢してまですることではないのです。歩けば良くなるということは間違いですから安静にしてください。

7-2 痛みが半分程度になっている時

梨状筋症候群による痛みが、最も強い時と比較して半分程度になっている。そんな時でも、ウォーキングをするのはまだ早いです。

なぜなら、調子が良い時でも、ウォーキングによってまた痛みが強くなることがあるからです。痛みの状態が良い時、悪い時があるのがこの時期。ですから、まだ注意が必要ということですね。

7-3 痛みが1~2割程度残っているだけの時

梨状筋症候群の痛みが、かなり治まってきている。一番痛かった時と比べると、感覚としてはもう1~2割程度残っているくらい。全く痛くない日もある。

ここまで回復したなら、ウォーキングを始めても良いですね。ただし、決して最初から長時間歩かないこと。まずは、試しに15分程度歩いてみる。

物足りないかと思いますが、良くなるといろいろやりたくなってしまいます。せっかくかなり回復しているのですから、体を慣らすように少しずつ歩く時間を増やすようにしてくださいね。

7-4 痛みが全く出なくなった時

梨状筋症候群の痛みが全く出なくなった。日常生活や仕事中でも全く痛くならない。そこまで良くなったのなら、もう大丈夫ですね。

好きなようにウォーキングに取り組んでみてください。

8 もし、ウォーキングで痛みが悪化したら?

梨状筋症候群で痛みがある時に、ウォーキングをしてして痛みが悪化した。そんな場合はどうすればいいか?

対策としては、原因別に3パターンあります。それぞれについて解説します。

8-1 安静時に痛む、夜痛くて目が覚める

飲み薬

ウォーキングをした結果、安静時の痛みが強くなったり、夜中に痛みで目が覚めるようになってしまった。

こういう場合は、炎症による痛みが出ている可能性が高いです。そのため、消炎鎮痛剤が必要ということになります。

病院で処方されるロキソニンや湿布は消炎鎮痛剤です。ですから、処方された痛み止めがあるなら服用する。または、湿布を患部に貼るということでも良いですね。

ただし、痛み止めは次に解説する筋肉が原因の痛みに対しては効果は期待できません。

梨状筋症候群でお尻や足が痛い!痛み止めが効かない原因と症状の対策

8-2 動いた時の痛みがいつもより強い

梨状筋症候群

ウォーキングをした結果、普段の生活で動く時の痛みが増してしまった。こういう場合は、筋肉が原因の痛みが強くなってしまったことが考えられます。

そんな場合には、筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術があります。固まって痛みの原因になっている筋肉を施術する方法。ですから、梨状筋症候群でも筋肉が原因の痛みなら施術が可能です。

安静時の痛みではなく、動いた時の痛みが強くなった、いつもより痛みが出るのが早くなってしまった。そんな場合は筋肉が原因と考えられますね。

梨状筋症候群にトリガーポイント鍼療法をする理由や具体例の解説7項目

8-3 安静時も痛くなり、動いた時の痛みも強くなった

ウォーキングをした後、安静時にも痛くなり、夜中も痛みで目が覚める様になってしまった。さらに、動いた時の痛みも今まで以上に強くなってしまった。

この場合は歩いた結果、炎症が増してしまい、筋肉の状態も悪くなったということ。先ほどの両方の原因が増したということですね。

ですから、炎症への対策と筋肉への対策の両方が必要ということになります。

9 ウォーキングについて迷っている方へ

梨状筋症候群で、ウォーキングをすることについて解説をしてきました。ウォーキングが良い・悪いではなく、取り組むタイミングが大切ということはご理解いただけたでしょうか?

ウォーキングは誰でも手軽に始めることができます。その手軽さゆえ、良いと思って始めたのに、結果は悪い方に出てしまったという方は本当に多いです。

これは、特に普段運動をしない方に見られる傾向。良くなりたいという気持ちや、何かしなければという不安からウォーキングを始めようと考えてしまう気持ちは分かります。

ですが、歩けば良くなるは間違い。健康な時なら良いですが、痛みがある時はケガをしている状態です。そんな時に運動は良くないということですね。

ウォーキング自体は良いことです。ですが、取り組むのであれば、治すためではなく再発予防のためにするのが良いですよ。

梨状筋症候群でお尻や足が痛くて歩けないならこちらも合わせてどうぞ

まとめ

  • 梨状筋症候群でお尻や足に痛みがある場合、ウォーキングをして良いかどうかはその時の痛みの程度によって判断する
  • ウォーキングをすれば良くなるというのは間違い。症状がかなり軽くなってからなら良いが、痛みを我慢しながら歩くのは悪化につながってしまう
  • 痛みが半分程度良くなった段階でも、ウォーキングを始めるのはまだ早い。残り1~2割程度になってから少しずつ体を慣らすように始めるのが良い

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