坐骨神経痛による筋力低下について6つの基礎知識と2つの対策

つま先
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坐骨神経痛に伴い、筋力低下が起こることがあります。

筋力低下が起こると、足首を起こせない、足の親指に力が入りにくい、つま先立ちができないなどの症状が見られるようになります。

この筋力低下ですが、考えられる原因がいくつかあります。そして、原因が複数あるということは、その対策もいくつか考えられるということ。

坐骨神経痛に伴う筋力低下の原因は何か?そして、実際に筋力低下してしまった場合はどうすれば良いのか?などについて解説しています。

筋力低下について気になる方は続きをどうぞ。

1 坐骨神経痛で筋力低下する理由

黒板

坐骨神経痛に伴い、足の筋力低下が起きてしまった。この場合に考えられる原因は、神経が圧迫されていることと筋肉が固まっていることの2つが主です。

坐骨神経痛の原因になりやすい病気は、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などが代表例。どちらも神経圧迫が原因とされます。ただ、これらの病気に伴う坐骨神経痛は筋肉が原因のこともあります。

こういったことから坐骨神経痛による筋力低下は、神経圧迫の場合と筋肉が固まったことによる場合の2つが考えられるということですね。

2 神経が原因で筋力低下した場合

足のしびれ

坐骨神経痛による筋力低下の原因が、神経圧迫による場合はどのようになるのかについて解説します。神経が原因で筋力低下している場合、考えられる状態には次のような症状があります。

  • 足首を起こすことができない
  • 足の親指を起こすことができない
  • つま先立ちができない
  • 足首から先の感覚が鈍い
  • 部分的に麻痺がある
  • 膀胱直腸障害がある

こういった症状が見られるようなら、神経圧迫が原因で筋力低下を起こしていると考えられます。

筋力低下に伴い足のしびれもあるならこちらも合わせてご参考ください。

坐骨神経痛で足のしびれがある方に知って欲しい原因や対策7ポイント

3 筋肉が原因で筋力低下した場合

つま先

坐骨神経痛による筋力低下の原因が筋肉にある。その場合は、神経圧迫が原因の場合と似たような症状が出ます。

筋肉が原因で筋力低下を起こした場合は、主に次のような症状が見られます。

  • 足首を起こすことはできる力が入りにくい
  • 足の親指を起こすことはできるが力が入りにくい
  • つま先立ちはできるが何となく力が入りにくい
  • 力が入る時と入りにくい時がある
  • 感覚が鈍い時と正常な時がある

こういった症状が見られるなら、筋肉が原因で筋力低下を起こしていると考えられます。

4 力が入らないと力が入りにくいの違いは?

考える女性

筋力低下の状態で、「力が入らない」と「力が入りにくい」というのは似ているようですがかなり違います。

神経圧迫が原因だと、ほとんど力が入りません。そして、その状態が24時間変わらないはずです。なぜなら、神経圧迫の状態は24時間変わらないのですから。

ですが、力が入りにくいとか、普通に力が入る時もあるというのは、神経ではなく筋肉の状態に影響を受けていると考えられます。

5 筋肉が固まると筋力低下するのはなぜ?

疑問

筋肉が固まってしまったくらいで、筋力低下というのは不思議に思いますよね。ですが、これは珍しいことではなく、多くの方に見られる症状なのです。

筋肉が固まってしまうと、痛みやしびれ、筋力低下、感覚異常の原因になることがあります。こういった状態は筋膜性疼痛症候群と呼ばれています。

痛みやしびれ、筋力低下、感覚異常などの状態が強くなったり弱くなったりする。また、時にはそれらの症状を感じないことがある。そんな場合は神経ではなく筋肉が原因と考えられます。

6 筋力低下の原因になりやすいのはここ

坐骨神経痛に伴う筋力低下は、筋肉が固まったことでも起きることはすでに解説しました。では、どこの筋肉が原因になりやすいのかを続けて解説します。

原因になりやすいのは主に4カ所です。写真をご覧ください。

坐骨神経痛の原因になる筋肉1 坐骨神経痛の原因になる筋肉2

腰、お尻、股関節周り、足の4カ所にバツ印をつけています。この4カ所の筋肉が固まってしまうと、赤い印をつけた部分に痛みやしびれが出やすくなります。

そして、ひざから下に関しては筋力低下を起こしやすくなります。

足首や親指に力が入る時もあれば、入りにくい時もある。それならば、バツ印をつけた部分のどれかの筋肉が固まったことによる筋力低下の可能性が高いです。

7 神経が原因で筋力低下している場合はどうすればいい?

医師

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症になり坐骨神経痛が出ている。そして、それに伴い足の筋力が低下してしまった。その原因が神経にあるなら、医師の指示に従ってください。

神経に対しての薬が処方されたり、注射ですむ場合も考えられます。ですが、場合によっては手術が必要なことも。明らかに神経が原因の場合は、神経への治療が必要です。

完全に足が動かない、感覚がない、膀胱直腸障害が出ている。こんな状態なら、神経が原因と考えられますから必ず医師の指示に従ってください。

8 筋肉が原因で筋力低下した場合はどうすればいい?

痛い

坐骨神経痛に伴い、筋力低下が起きてしまった。そして、その原因が筋肉にあるなら、筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術があります。

固まってしまい痛みやしびれ、そして筋力低下の原因になっている筋肉を直接鍼で施術する方法です。鍼なので、体の奥にある筋肉が原因の場合でも施術が可能。

力が入る時と入りにくい時がある、そして、明らかに神経が原因の症状はないなら、トリガーポイント鍼療法という対策もあるということなのです。

坐骨神経痛にトリガーポイント鍼療法をする理由を解説7項目

9 坐骨神経痛に伴い筋力低下してしまった方へ

筋力低下というと神経のイメージがありますよね。ですが、何でも神経が原因ではないというのが事実。判断は難しいですが、筋肉に原因があることも十分考えられるのです。

神経が原因と病院で診断された場合でも、状態によっては筋肉が原因のこともあります。筋肉が原因なら、必要なことは神経への治療ではありませんよね。

ましてや手術が必要かというと、そんなこともありません。

神経が原因で、神経に対しての治療が必要な場合はあります。ですが、それと同じくらい、筋肉が原因なら筋肉の状態を良くすることが必要なのです。

筋力低下=神経というわけではないということを知ってもらえればと思います。

坐骨神経痛で筋力低下や痛み、しびれといった症状があるならこちらも合わせてどうぞ

まとめ

  • 坐骨神経痛に伴い筋力低下してしまうのは、神経圧迫が原因の場合と筋肉が固まってしまったことによる場合の2つが考えられる
  • 神経が原因なら常に筋力低下した状態は変わらないことが多く、筋肉が原因なら筋力低下したり、普段どおりに力が入るなど変化がある
  • 神経が原因なら医師の指示に従って神経への治療が必要。場合によっては手術が必要なことも考えられる

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