坐骨神経痛の保存療法って何をするの?目的と具体的な内容について

保存療法
Pocket

坐骨神経痛で足に痛みやしびれがある場合、まずは保存療法が行われることが多いです。

では、保存療法といっても具体的には何をするのでしょうか?そして、それぞれどういう効果があるのでしょうか?

坐骨神経痛の保存療法を行う目的や、具体的にどういったことが行われることが多いのかについて解説しています。

坐骨神経痛の保存療法について知りたい方は続きをどうぞ。

1 坐骨神経痛で保存療法をする目的は?

黒板

坐骨神経痛による足の痛みやしびれに対して保存療法をする目的は、緊急に手術が必要な状態ではないのでまずは他の方法で様子を見ましょうということです。

緊急性が高いとか、保存療法ではとても対応できないくらい重度の場合は手術が必要でしょう。ですが、そうでなければまずは他の選択肢から始めてみるということなのです。

たとえ痛み、しびれが強くても、麻痺や膀胱直腸障害など重度の神経症状が出ていなければ、保存療法から始まることが多いでしょう。

2 保存療法の種類

坐骨神経痛に対しての保存療法には、細かく分けると次のような種類があります。

  • 薬物療法
  • 神経ブロック療法
  • 物理療法
  • 運動療法
  • 装具療法

どれを行うかは、その時の坐骨神経痛の状態や、担当の先生の診断次第です。つまり、坐骨神経痛の程度によって異なるということですね。

それぞれどういう内容なのか続けて具体的に解説します。

3 薬物療法ではどういう薬が出るの?

薬

坐骨神経痛に対しての薬物療法とは、簡単に言うと痛み止めです。坐骨神経痛の痛みを薬で抑えるために処方されているということですね。

痛みの原因には神経や炎症の場合があり、それぞれに応じた薬が処方されます。神経が原因の痛みにはリリカやトラムセット。炎症が原因の痛みにはロキソニンが処方されることが多いです。

神経や炎症が原因なら、痛み止めは有効です。しかし、痛みの原因が神経や炎症以外にあるなら薬の効果は低いでしょう。

痛み止めを飲んでも効かない坐骨神経痛による足の痛みの原因と対処法

4 神経ブロック療法って何をするの?

注射

神経ブロック療法というのは、分かりやすく言うとブロック注射のことです。飲み薬の痛み止めを続けても、効果が芳しくない時に次の段階として行われることが多いです。

ブロック注射は主に麻酔を注入します。そして、痛みの原因になっている神経の興奮を抑えることが目的。また、炎症がある場合はステロイドを注入する場合もあります。

ただ、ブロック注射の効果が切れればまた痛みが出てくることもあります。そして、坐骨神経痛の原因が神経や炎症でなければ効果は低いでしょう。

坐骨神経痛でブロック注射が効かない理由と対策がわかる7項目

5 物理療法ってどういうことをするの?

電気治療

坐骨神経痛に対する物理療法とは、電気治療や温熱治療、牽引といった医療機器を使った療法のことです。

筋肉の緊張を緩和させたり、血流を良くしたりということが目的ですね。神経への治療というよりも、どちらかと言えば筋肉への治療が目的のことが多いです。

整形外科で行われているリハビリが、この物理療法に該当するとお考えください。

6 運動療法って何をするの?

ストレッチ

坐骨神経痛に対する運動療法とは、体操やストレッチなどのこととお考えください。先ほどの物理療法と目的は似ていますが、かなり症状が良くなった方に対して行われることが多いです。

腰痛体操やストレッチをすることで筋肉の緊張を和らげます。また、筋緊張を和らげることで血流を良くすることも目的です。

坐骨神経痛の場合なら、主に腰やお尻、足の体操やストレッチが行われることが多いでしょう。

7 装具療法ってどんな装具を着けるの?

坐骨神経痛に対する装具療法とは、簡単に言うとコルセットのことです。コルセットを着けることで骨盤を安定させたり、動きやすくすることが主な目的です。

コルセットに関しては、着ければ必ず楽になるかというとそうではありません。着けることで楽になる人もいれば、そうではなく単に苦しいだけの人もいるということ。

ですから、着けてみて楽ならそのまま着ける。そうでなければむしろ外しておくのが良いでしょう。

8 保存療法を続けても坐骨神経痛が良くならない時は?

手術

坐骨神経痛に対して保存療法を続けても効果がほとんどない。そんな場合は、坐骨神経痛やその他の症状にもよりますが手術になることもあります。

痛みやしびれが強くて日常生活がかなり困難なようなら、医師から手術の話が出ることもあるでしょう。また、症状が進行し重くなっている場合も同じです。

手術は誰でもしたくないとは思います。ですが、必要な場合は手術を受けなければ後遺症が出ることも考えられます。

9 保存療法がダメだった場合にはこんな方法もある

痛い

坐骨神経痛に対して保存療法を続けてもダメだった。そんな場合には、筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術があります。

坐骨神経痛による足の痛みは、固まった筋肉が原因で出ていることが多いです。その筋肉を緩めるための方法がトリガーポイント鍼療法。

筋肉が原因で、麻痺や膀胱直腸障害といった重度の神経症状は出ていない。そんな状態なら、トリガーポイント鍼療法で施術することが可能です。

保存療法がダメな場合でも、こういう施術もあるということを知ってもらえればと思います。

坐骨神経痛にトリガーポイント鍼療法をする理由を解説7項目

10 坐骨神経痛で保存療法を受けている方へ

坐骨神経痛で保存療法を受けている。でも、なかなか足の痛みやしびれが治まらない。こうなると、ちょっと不安になるかと思います。

坐骨神経痛の主な原因は、神経ではなく実は筋肉にあることが多いです。ですが、保存療法は神経が原因という前提で行われることが多いのが実際。

筋肉への薬や、物理療法・運動療法も行われますが、薬や牽引・マッサージでは痛みの発生源まで十分に必要な刺激が届かないことが多いです。

なぜなら、筋肉が原因の痛みやしびれは、体の表面だけではなく奥深くにある筋肉が固まってしまっていることが多いからです。そのため、いつまでも痛みやしびれが続いてしまう。

手術が必要な場合はありますが、そうでなければ保存療法がダメだからと言ってあきらめてしまうのは早いです。

筋肉が原因の痛みが残っているなら、筋肉の状態を良くするということがまだ残っています。トリガーポイント鍼療法はそのための施術なのですから。

誰でも手術はしたくないというのが本音ではないでしょうか。ですから、手術は最後の最後まで取っておかれてはどうかと思います。

坐骨神経痛で保存療法を続けても痛みやしびれが続いている方はこちらも合わせてどうぞ

まとめ

  • 坐骨神経痛に対しての保存療法は、緊急ではない状態や重度ではない時にまずは保存療法で様子を見ましょうという目的で行われる
  • 保存療法には、薬物療法、神経ブロック療法などいくつかの種類があり、坐骨神経痛の状態によって何が行われるかは異なる
  • 保存療法を続けても改善が見られない場合、手術が必要なこともあるが、筋肉に痛みの原因が残っている場合なら他の選択肢もある

施術をご希望の方へ

ご来院された患者さん

完全予約制

三宅鍼灸院

筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法を行っています。

受付時間

当院へは名古屋市北区、中村区、東区、守山区、瑞穂区、中川区、中区、緑区、小牧市などからもご来院頂いております。