よく分かる!五十肩の原因とよくある症状や対策まとめ

四十肩と肩こりの違い
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五十肩になると肩周りが痛くなったり、動かすことがつらいという状態になります。

では、そんな五十肩の原因は何でしょうか?また、具体的にはどういう症状が多く見られるのでしょうか?

五十肩の原因や主な症状そして対策などについてまとめました。

1 五十肩とはこういう状態です

五十肩とは

まずは五十肩とはどういう状態のことかについて説明します。

五十肩というのは実は俗称で、正式には肩関節周囲炎と言います。中年以降で特に40代や50代の方に多く見られることから四十肩とか五十肩と呼ばれるようになりました。

五十肩になると主に痛みが出たり肩の動きが悪くなり、ひどい場合はほとんど腕を上げることが出来なくなることも珍しくありません。

2 五十肩の原因は?

五十肩の原因

五十肩になぜなってしまうのか?という意味での原因は、実ははっきりしていないというのが実情です。

ただ、なぜ痛みが出たり肩の動きが悪くなるのかということについては分かっていることがあります。

2-1 肩関節周囲の炎症

五十肩の原因の1つに炎症があります。

炎症というのは簡単に言うと熱を持っている状態とお考え下さい。肩周りの筋肉や腱、靱帯などが炎症を起こしてしまったためにズキズキと疼く痛みが出ているという状態です。

2-2 筋肉の拘縮(こうしゅく)

五十肩になった時の動きの悪さの原因が、この筋肉の拘縮です。

拘縮というのは簡単に言うと筋肉が肩こりの何倍もひどい状態に固まってしまった状態とお考え下さい。

それくらいひどく肩周囲の筋肉が固まってしまったため、腕を上げようとしたり服を着る時に痛みが出たり、ちょっとした動作でズキン!と強烈な痛みが出てしまうのです。

2-3 石灰沈着

五十肩の症状の原因に石灰沈着があります。

これは、肩の関節周りにリン酸カルシウムがたまり、その結果としてズキズキと疼いたり動作制限が出たりすることがあります。

3 五十肩で見られる主な症状

五十肩の症状

続いて五十肩で見られる主な症状をお伝えして行きます。

3-1 痛み(疼痛)

五十肩になると肩や上腕、さらに背中や肘などに痛みが出るようになります。

この痛みには実は2種類あります。

  1. 動かした時に痛む場合
  2. 安静時に疼くように痛む場合

1の動かした時の痛みは腕を前に上げようとしたり、後ろに回そうとした時などに痛む状態です。

こういった痛みは筋肉が拘縮しているため起来ていると考えられます。

2は動かしていないのにズキズキと疼いて痛む場合で、ひどい時は痛みで夜目が覚めてしまうことも多くあります。

これは炎症による痛みです。分かりやすく言うと肩周りが熱を持っている状態です。風邪を引いて熱が出た時に関節が痛くなることがあると思います。

それと似た状況とお考えください。

3-2 動作制限

五十肩の症状には動作制限もあります。

簡単に言うと動かしづらくなったり、痛みで動かない、固まって動かないという状態です。

筋肉が拘縮してしまっているためこのような状態になってしまいます。

五十肩で主に制限が起こりやすい動きを写真で紹介します。

腕を前に上げる動作

腕を真横に上げる動作

腕を真横に上げる動作

腕を後ろに回す動作

腕を後ろに回す動作

反対側の肩を触る動作

反対側の肩を触る動作

髪を触る動作

髪を触る動作

他にも細かな動作はいろいろありますが、主に動作制限が起こりやすいのがこういった動きです。

肩周りや背中、胸や腕の筋肉が拘縮して固まっているからこういった動作が出来なくなってしまうのです。

4 五十肩の状態で分かる症状の度合い -あなたはどの段階?-

症状別五十肩のステージ

五十肩には症状に応じて段階があります。

そして、その段階に応じて症状も異なりますし対応策も異なります。では、どういった段階があるのかについて解説していきます。

4-1 急性期

急性期の特徴:痛みの範囲が広く強い痛みで、動かしても安静にしていても痛むことが多い

五十肩の急性期というのは痛みが最も強く、炎症も起こしているため肩周囲や二の腕や背中などの広い範囲で痛むことが多いです。

また、肩を動かさないように安静にしていてもズキズキと疼くことも多く、夜も痛みでめがさめてしまうことが多いのがこの時期の特徴です。

4-2 慢性期(拘縮期)

慢性期の特徴:急性期ほど痛みは強くなく安静時の痛みも少なくなる。ただし肩の動きは悪く、痛みはないが動かないとか引っかかる感じがすることが多い

五十肩で急性期を過ぎると慢性期(拘縮期)に入ります。

この時期になると安静時の痛みは比較的少なくなります。これは炎症が治まってきているためと考えられます。そのため痛みで夜目が覚めることも少なくなります。

痛みはある程度落ち着いたとは言え、痛くないわけではありません。

動作の制限が激しく、大きく動かそうとするとまだまだ痛みが出るのがこの時期の特徴です。

4-3 回復期

回復期の特徴:痛みもかなり少なくなり動作制限もかなりなくなり肩をうごかしやすくなっていることが多い

五十肩の最後の段階がこの回復期です。

回復期になると文字通りかなり状態も良くなっています。痛みも少なくなりまた痛みも弱いです。

また、動作制限もかなりなくなっているのでかなり自由に肩をうごかせるようになっている状態です。

痛みも動作制限もかなりなくなり、元の健康な状態に近づいているのがこの時期の特徴です。

5 五十肩かな?と思ったら -五十肩と肩こりは違います-

五十肩かなと思ったら

肩が痛いし何となく動きが悪いような気がする。でも、それほど酷いわけではないから放っておいても良いかな?

こんな風に考えてしまう方は意外と多いです。

何となく肩こりのような感じがすると、普段から肩こりがあるならいつものことだから放っておいても大丈夫だろうと思ってしまいがちですよね。

ですが、実はこういうことが五十肩の始まりの場合が多いです。五十肩と肩こりは似たような感じがするかもしれませんが別ものです。

このような軽い状態でもしばらく続くと徐々に痛みや動作制限などの症状が出てきます。そしてある朝起きたら痛くて肩を動かせないということになっている。

急に五十肩になったように感じる方が多いですが、実は少しずつすでに始まっていたわけですね。

ですから、普段の肩こりに似ているけれど何となく違う痛みがだとか、いつもより動きが悪いなどの状態が出てきたら早めに病院を受診するのが良いですね。

6 五十肩かなと思ったら何科を受診すれば良い?

病院

肩が痛くて何となく動きも悪いので五十肩かな?と思った。

早めに病院に行こうとは思うけれど、五十肩かなと思ったら何科を受診すれば良いのかについて解説します。

6-1 基本的には整形外科を受診しましょう

五十肩かな?と思ったら、基本的には整形外科を受診しましょう。

もちろん、肩の専門医がいるような病院が近隣にあるのならそういった大きな病院でも構いません。

6-2 肩が痛む時でもこんな人は要注意

五十肩かな?と思ったら、整形外科を受診するのが良いとお伝えしました。ですが、注意しなければいけない人がいます。

それは、心臓に病気を持っておられる方や、年齢的に心臓の病気が疑われることがある方です。

心臓や血管の病気がある場合に、その痛みを肩に感じることがあります。ですから、もともと心臓に病気がある方や高齢の場合は念のため担当の先生に持病のことなどを伝えるべきです。

7 五十肩の治療方法

薬

五十肩の治療方法として整形外科で行われることが多い方法を紹介します。

病院で行われる主な五十肩に対しての治療は次のような方法があります。

  • 痛み止め
  • ヒアルロン酸の注射
  • 理学療法
  • 手術(かなり症状が酷い場合)

基本的にはこういった投薬とリハビリが中心になることが多いでしょう。

手術という方法もありますが、よほど酷い場合でなければ手術になることはありません。

8 五十肩で筋肉が拘縮している症状にはこんな方法もある

トリガーポイント鍼療法

五十肩の原因として筋肉が拘縮していることを挙げました。

この筋肉が拘縮している時は拘縮による痛みや動作制限が起こります。

そんな状態に対してやってはいけないことは無理矢理動かすということです。そうではなく、まずは筋肉の拘縮をなくすために緩めなければいけません。

無理矢理動かすと痛みが後から増すことがあり、筋肉を緩めるという意味では効果的ではないのです。

ではどうすれば良いのか?というと、例えば当院で行っている筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術があります。

ツボではなく筋肉に対して鍼治療をする方法です。そのため、五十肩で拘縮して固まってしまった筋肉に対して施術をすることが可能です。

五十肩に対してはトリガーポイント鍼療法のような方法もあるということを知ってもらえればと思います。

9 五十肩でやってはいけないこと

動かしてはいけない

五十肩になった場合にやってはいけないことがありますのでお伝えします。

9-1 無理矢理動かしてはいけない

五十肩で痛みや動作制限がある状態の時に無理矢理動かしてはいけません。

病院で、痛みを我慢しながらでも動かさないと固まってしまって動かなくなるよと言われたという方もいらっしゃいます。

ですが、これは間違いです。

段階別の五十肩の状態の項でお伝えしましたが、五十肩というのは筋肉が拘縮つまり固まってしまうことで痛みや動作制限が出ているのです。

ですから、すでに固まってしまって動かない状態なのです。この状態を無理矢理動かすと後から痛みが強くなるだけです。

9-2 五十肩で動かして良いのは回復期になってから

五十肩になると痛みと動作制限が出ます。ですが、回復期になるとそれらがかなり緩和しているということはすでにお伝えしました。

五十肩で自分で動かす練習をしても良いのは回復期に入ってからです。

つまり、痛みが大分軽くなり、完全ではないがかなり動作制限もなくなってきた段階になったら動かす練習をしても構いません。

それ以外の急性期や慢性期では自分で動かす練習をするのは早すぎます。

9-3 五十肩は放っておいてはいけない

五十肩でやってはいけないこととして「何もせず放っておく」ということもあります。

要するに放っておけばそのうち良くなるだろうと考えて何もしないということです。これも良くありません。

症状が悪化する前に早めに何らかの治療や施術を受ければ回復も早いですが、放っておいて良いことは何もないのです。

ですから、五十肩かな?と思ったら早めに医療機関を受診して下さい。

まとめ

  • 五十肩とは肩関節周囲炎のことで、主に痛みや動作制限などが出る
  • 五十肩の原因には炎症や筋肉の拘縮があり、急性期、慢性期、回復期とそれぞれの段階によって状態が異なる
  • 五十肩は痛みを我慢しながら無理矢理動かせば良いというのは間違い

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