腱鞘炎で腕の筋肉や指の腱が痛みの原因になる理由や対処法などまとめ

腱鞘炎
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腱鞘炎になると、手首や親指の付け根などに痛みが出ることが多いです。

そういった痛みの原因は何かというと、ほとんどの場合ではっきりしています。主な痛みの原因は、腕の筋肉や指の腱です。

腱鞘炎というと、腱が肥厚してしまい鞘の部分で引っかかるために痛みが出るとも言われます。ですが、実際にはそういうことではなく、腱・筋肉そのものに原因があることが多いです。

では、なぜそのように言えるのか?また、腱や筋肉が原因の場合とはどういう状態の時なのか?

腱鞘炎の原因が腱や筋肉そのものにあると言える理由について解説しています。

腱鞘炎の原因が気になる方は続きをどうぞ。

1 腱鞘炎の原因が腱・筋肉にあると言える理由

黒板

腱鞘炎の痛みの原因が、腱や筋肉そのものにあると言える理由は、手を使った時に痛みが出ることが多いからです。

腱や筋肉は、疲労が重なると固まってしまいます。その状態で手に力を入れたり、指を動かしたりすると痛みが出ます。こういう痛みは、筋膜性疼痛症候群と呼ばれています。

簡単に言うと、手の筋肉を使った時や力を入れた時に痛みが出るなら筋肉が原因ということ。そして、筋肉の延長上にある腱も痛みの原因になっていることが多いということなのです。

2 腱や筋肉が原因の痛みには特徴がある

腱

腱鞘炎の痛みの原因が、腱や筋肉が固まってしまったことにある場合には特徴があります。それは、先ほども触れましたが、手を使った時に痛みがでるということ。

疲労して固まってしまった筋肉を動かすと、収縮痛という痛みが出ます。この場合、その筋肉とつながっている腱も固まっていることが多いので、腱も痛みの原因になっていることが多いです。

手首や指をいろいろな方向や角度に動かしてみてください。特定の動作で痛みが出るなら、その動作をする腱・筋肉が痛みの原因になっています。

3 腱・筋肉が原因ならこんな時に痛みが出やすい

チェックリスト

腱や筋肉が原因で痛みが出る場合は、どういう状況の時が多いのか?考えられる状況をいくつか挙げてみますので、ご自身の状態と比べてみてください。

  • 親指だけでスマホを操作していると痛みが出る
  • 荷物を持つ時に手首が痛む
  • タオルを絞ると手首が痛む
  • 手をつくと痛みが出る
  • フライパンを振ると痛みが出る
  • 字を書いているとだんだん手首が痛くなる
  • 親指を握った状態で手首を曲げると痛む

他にも考えられる状況はいろいろありますが、上記のような場合で痛みが出るなら、腱・筋肉が固まったことで痛みが出ていると考えられます。

4 腱・筋肉が原因の痛みにサポーターは有効?

腱鞘炎のサポーター

腱鞘炎の痛みが、固まってしまった腱・筋肉が原因で出ている。そんな場合、いわゆるサポーターは有効でしょうか?サポーターに関しては、一度使ってみての判断が最適です。

腱や特に筋肉が原因なら、それらをサポートする役割をするのだから良いようなイメージがあると思います。ですが、やはり実際に着けてみなければ、良いかどうかは分かりません。

ですから、サポーターを一度着けて生活をしてみてください。そして、楽ならそのまま使う。何も変わらないなら締め付けているだけですから、むしろ外すのが良いですね。

※ちなみに、サポーターよりも固定力の強い装具でも同じように考えてください。

腱鞘炎はサポーターをしたほうがいい?迷う方にお伝えしたい8項目

5 腱や筋肉が原因なら鍛えれば良くなるのか?

ダンベル

腱鞘炎の痛みの原因が、腱や筋肉にある。それなら、筋肉をトレーニングで鍛えれば良いのでは?と思う方もいるかもしれません。ですが、鍛えることと治すことは別に考えましょう。

鍛えれば良いというのは、弱い部分だから痛みが出る、だからそこを鍛えれば痛くなくなる。こういう考えではないでしょうか。ですが、これは間違いです。

痛みが出るという状態は、すでに筋肉がかなり疲労してしまっている状態。そこに追い打ちをかけるようにトレーニングで負荷をかけるのはマイナス。筋トレは、良くなってから行ってください。

6 腱や筋肉が原因の痛みに対してまずすべきこと

注意点

疲労が重なり、固まってしまった腱・筋肉が原因で痛みが出ている腱鞘炎。その状態に対してまずできることは、可能な範囲で良いので手が疲れるようなことはしないこと。

手ですから、全く使わずに生活することは無理でしょう。ですから、できる範囲で控える。そして、必要以上に負荷をかけない。

仕事の場合でも、誰かに代わってもらえるなら代わってもらう。そういった工夫から始めてみてください。

7 腱・筋肉が原因の痛みのケア方法

腕のストレッチ(掌側)

腱や筋肉が固まってしまい、その結果として腱鞘炎の痛みが出ている。そんな場合のケア方法として、簡単にできるのは腕の筋肉を伸ばすことです。

手首を無理のない範囲で曲げ、腕の筋肉を伸ばしてみてください。手のひら側、手の甲側の両方を伸ばすと良いですね。

痛みを我慢してまで強く伸ばす必要はありません。心地よく感じる程度で構いませんので、ゆっくり丁寧に行ってください。

8 固まった腱・筋肉への施術

腱鞘炎

腱鞘炎の痛みの原因が、固まってしまった腱や筋肉にある。その場合には、腱や筋肉がゆるむことが必要です。

方法として先ほどのストレッチもありますが、専門的な施術として、腱・筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術があります。

固まった腱・筋肉に直接鍼の施術をする方法。ですから、腱鞘炎でも腱や筋肉そのものに原因がある場合は施術ができるということですね。

腱鞘炎にトリガーポイント鍼療法をする理由や施術の実際など7項目

9 腱鞘炎の痛みが湿布や痛み止めでも続く方へ

腱鞘炎になり、手首などに痛みがある。こういう場合、多くの方がまず考えることが湿布です。その次が痛み止め。

これらは、消炎鎮痛剤のことが多いので、炎症による痛みが出ているなら有効です。しかし、炎症が原因でなければ効果はほとんどないでしょう。

腱鞘炎だからといって、何でも炎症が原因とは限りません。それよりも、今回解説したように腱や筋肉そのものが原因になっていることが多いのです。

湿布や痛み止めが悪いわけではありません。炎症と腱・筋肉という2つの原因による痛みが同時に出ていることもあります。

ただ、湿布を貼っても、痛み止めを飲んでも治まらない。そんな場合は、湿布や薬が間違っているのではなく、そもそもの原因が違うということ。

腱や筋肉が固まっているというのは、簡単に言うとひどい肩コリのような状態になっているということです。そんな場合に必要なのは、固まった部分が元に戻ること。

そのためには、炎症に対しての対策ではなく、固まった腱や筋肉への対策が必要なのです。

そして、そういった腱・筋肉が原因の場合でも、ちゃんとセルフケアや専門の施術があるということを知ってもらえればと思います。

腱鞘炎の痛みが湿布を貼っても痛み止めを飲んでも続く方はこちらも合わせてどうぞ

まとめ

  • 腱鞘炎による痛みが、手首を動かしたり、手を使った時に出るのなら、原因は腱や筋肉が固まったことにあると言える
  • 腱や筋肉に原因がある場合、筋トレをすれば良くなるということではない。鍛えることと治ることは別の問題として考える
  • 腱・筋肉が固まったことで痛みが出ている場合、必要なことはそれらが元の状態に戻ること

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