腱鞘炎で注射をしても効かなかった方に知って欲しい9つのこと

痛み止めの注射
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腱鞘炎になり、手首に注射を打ってもらったけど効かなかった。

手を使ったり、荷物を持ったりする時の痛みがあり、湿布では治まらなかったので注射をしてもらった。良くなるだろうと思ったけれど、結果はイマイチ。

注射でダメなら、どうすれば良いのかな?手術しか方法はないのかな?といろいろ不安に感じてしまうかもしれません。

注射をしたけど効かなかった場合、理由ははっきりしていることが多いです。そして、注射が効かなかった場合でも、手術以外の方法があります。

では、腱鞘炎に対して注射が効かない理由は何か?そして、その場合はどういう対策があるのか?などについて解説をしています。

腱鞘炎で注射が効かなかった方は続きをどうぞ。

1 腱鞘炎の痛みに注射が効かない理由

黒板

腱鞘炎の痛みに対して、注射をしても効かなかった。なぜ効かないのかというと、痛みの原因が炎症ではなかったからです。

腱鞘炎の痛みの原因の1つが炎症。そして、注射は炎症に対してのステロイド。ですから、炎症が原因の場合なら、ステロイドの注射が効くでしょう。しかし、原因が炎症でなければ効きません。

炎症以外に考えられる痛みの原因は腱や筋肉です。これらが固まってしまうと、腱鞘炎の痛みの原因になります。つまり、腱や筋肉が原因の痛みには、ステロイドは効かないということですね。

2 なぜ、腱鞘炎に対して注射をするのか?

注射

腱鞘炎に対して注射をするのは、先ほども少し触れましたが炎症が原因の場合。

炎症が起きていると痛みが出ます。そして、その炎症を抑えることを目的としたのが、ステロイドの注射ということ。

腱鞘炎の痛みが湿布を貼っても効かない。リハビリも続けているけど治まらない。そういう場合に、注射が行われることが多いです。

3 腱鞘炎の痛みは炎症と固まった腱や筋肉にある

手首の痛み

腱鞘炎の痛みは、名前からして炎症が原因と思うかもしれません。ですが、実際には炎症と固まった腱や筋肉の2つが原因のことが多いです。

つまり、2つの原因による痛みが同時に起きているということ。そのため、注射をしても治まらないことがあるのです。

注射をしてもらったら、少し良くなった。でも、手に力を入れたり、動かしたりするとまだ痛む。こういう場合は、腱や筋肉が固まったことによる痛みが残っているということですね。

4 腱や筋肉が原因の痛みについて

腱や筋肉が固まったことによる痛みは、筋膜性疼痛症候群と呼ばれています。

簡単に言うと、手の腱や筋肉がひどい肩こりのようになってしまった状態と思ってください。この筋膜性疼痛症候群の特徴は、動かした時に痛みが出るということ。

ですから、手を使ったり、腕に力を入れたりした時に手首がズキンと痛む。そんな場合は、炎症ではなく腱や筋肉が原因の筋膜性疼痛症候群ということなのです。

腱

腱や筋肉が固まると痛みの原因になる

5 こんな状態には注射が効かないことがある

フィンケルシュタインテスト

腱鞘炎の痛みは、炎症と固まった腱や筋肉が原因で出ます。そして、固まった腱や筋肉が原因の痛みには、注射が効かないことが多いです。

では、どんな時が腱や筋肉に原因があるのか?具体例をあげますので、ご自身の状態と比べてみてください。

  • 親指を動かすと手首が痛む
  • 手首を動かすと痛みが出る
  • カバンを持とうとする時に手首が痛む
  • タオルを絞る時に手首が痛む
  • 親指を握った状態で手首を動かすと痛む
  • フライパンを使う時に手首が痛む
  • ピアノを弾くと手首が痛くなってくる

他にもありますが、上記のような状態なら、固まった腱や筋肉が原因の痛みと考えられます。

6 痛みの原因になる腱や筋肉

腱鞘炎で注射が効かない場合は、固まった腱や筋肉が原因だからということをお伝えしました。

では、どの辺りの腱や筋肉が痛みの原因になりやすいのかを解説します。写真をご覧ください。

腱鞘炎の原因になる腱や筋肉

腕から親指にかけて赤い印を付けています。この赤い印の部分にある腱や筋肉が固まってしまうと、バツ印を付けている手首周囲に痛みが出やすくなります。

原因になりやすい主な腱や筋肉は赤い印の部分です。しかし、腕には複数の腱や筋肉がありますので、他の部分が原因になっていることも多くあります。

7 注射が効かない腱鞘炎にサポーターは有効?

腱鞘炎のサポーター

腱鞘炎で注射が効かない場合は、固まった腱や筋肉に原因があります。この状態に対して、腱鞘炎のサポーターはどうかな?と思う方もいるでしょう。

サポーターに関しては、実際に使ってみて判断するのが良いです。サポーターは、文字通りサポートの役割。手を使う時に楽に感じるなら、そのまま使用するのが良いですね。

ですが、サポーターをしても変わらないならむしろ外しましょう。固まった状態をさらにサポーターで締め付けます。ですから、変わらないなら外してくださいね。

8 注射が効かない原因に対しての対策

腱鞘炎

腱鞘炎の痛みに対して、注射をしてもらったけど効かなかった。その場合は、固まった腱や筋肉が原因。ですから、それらがゆるむ必要があります。

そのための方法の1つが、腱や筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法という施術。ツボではなく、腱や筋肉に対して鍼を打つという方法です。

腱鞘炎の痛みに対して注射が効かない場合は、固まってしまった腱や筋肉が原因ですから施術が可能ということですね。

腱鞘炎にトリガーポイント鍼療法をする理由や施術の実際など7項目

9 腱鞘炎で注射が効かなかった方へ

腱鞘炎で注射が効かないと、手術しか方法は残っていないのかな?と考えてしまうかもしれません。

腱鞘炎の手術は確かにあります。ですが、誰でもできれば手術はしたくないですよね。それに、注射が効かない=手術ではないのです。

手術の前に、できることがたくさんあるということ。それが、今回解説してきた腱や筋肉が原因の場合への対策です。

痛みの原因は1つではありません。ですから、炎症に対しての注射が効かないからといって、すぐに手術というのはちょっとおかしいということ。

腱鞘炎の痛みは、固まってしまった腱や筋肉が原因の場合が多くあります。そして、その場合は、動かしたり力を入れた時に痛みが出るのが特徴。

そんな腱や筋肉が原因の痛みに対しては、対策もちゃんとあるということを知ってもらえればと思います。

腱鞘炎で注射が効かず手首の痛みが治まらない方はこちらも合わせてどうぞ

まとめ

  • 腱鞘炎の痛みに対して注射をしても効かないのは、痛みの原因が炎症ではなく固まった腱や筋肉にある状態だから
  • 注射の作用は、ステロイドで炎症を抑えること。そのため、腱鞘炎の痛みが炎症によるものなら効果を期待できる
  • 手を使ったり、力を入れた時に痛みが出るのは、炎症ではなく腱や筋肉が固まったことが原因の痛み。この場合には、ステロイドの注射の効果は期待できない

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