そうなんだ・・・
実はですね、腰の椎間板ヘルニアでやってはいけないことをやっている人かなり多いです。
そして冒頭のコメントがため息とともに出る人も。
早く良くなりたい気持ちは痛いほどわかります。
でも、中にはやってはいけないことをやってしまい長引いたり悪化する方も。
一度悪化してしまうと結構大変なのが椎間板ヘルニア。
そんな風にはなりたくないですよね。
やってはいけないことを3つ紹介します。すでにやってしまっていた方は、今日からすぐに止めてください。
それでは順番に見ていきましょう。
1つ目 腰を反らす体操
もうね、これ絶対に止めましょう。
言葉は悪いですが、こんなことでヘルニアの痛みが良くなるなら医師も私のような鍼灸師も苦労しませんって。
これは本当に無意味だし、絶対にやってはいけません。
腰の筋肉が痛みに関係しているのに、腰を反らして筋肉に負荷をかける。もう最悪です。
自分で傷口を広げているのと同じこと。
絶対に止めましょう。これがまず1つ目。
2つ目 筋トレで治そうとする
誤解のないよう最初にお伝えしますが、筋トレ自体はいいことなんですよ。
でも、筋トレはヘルニアを治すためにするものではありません。
筋トレで痛みやしびれ治るなら、そもそも病院も治療院もいらないじゃないですか。
痛くなったりしびれたら、みんなジムに行けばいいとなります。
おかしいでしょ?そんなの。
ヘルニアの痛みは筋肉が関係しています。そんな時にさらに筋肉に負荷をかける筋トレは厳禁。
風邪を引いて熱がある時に、冷たい海に飛び込めば治るなんてことありませんよね。
これと同じ。
筋トレをするなら痛みが治まってから。予防のための筋トレならまったく問題ありません。
でも治療のための筋トレはダメ。これが2つ目。
3つ目 ウォーキングで治そうとする
痛くなったらウォーキング。
これ、誰が言い出したんでしょうね?無意味です。止めましょう。
ウォーキング自体は筋トレ同様いいことですよ。でもこれも、ヘルニアを治すためにすることではありません。
そもそも、痛くなってからウォーキングを始めるなんて無意味。虫歯になってから歯を磨いてもダメじゃないですか。これと同じ。
普段から歯を磨いて虫歯予防をしますよね。ウォーキングもヘルニア予防のためならいいんですよ。
でも治すためにするものではありません。
この話をすると必ず聞かれるのが筋力について。運動しないと筋力が落ちるんじゃないかと心配になるんですね。
お気持ちはわかります。
それならなぜ普段からウォーキングしなかったのかなと「?」を付けたくなります。
日常生活や仕事で歩いていれば十分。筋力のことは心配しなくていいです。仮に落ちても若干だし、すぐ戻ります。
歩いて治すことより、必要な治療を受けて治すことを考えましょうよ。
大丈夫ですから。
番外編 調べすぎ
ヘルニアがなかなか治らないと、不安な気持ちからとにかくスマホで調べまくる人がいます。
不安なのはわかります。誰だって同じです。
でも、調べるのはほどほどにしておきましょう。なぜなら、最後は「何が正しいのかわからなくて余計に不安になった」となりますから。
これもみんな同じです。
不安な時って、悪い情報だけを拾ってしまいがち。自分のことだ!って。
でもね、専門家からすれば、それは考えすぎだし調べすぎの場合がほとんど。
調べるなとは言いません。でも調べすぎてはいけません。
不安になるだけだから。
ある程度調べたらスマホを置いて、美味しいモノでも食べてください。その法がよっぽど健康的ですから。
最後に
やってはいけないことを3つと番外編で1つ紹介しました。
気持ちは本当にわかるのですが治すためには、何をするかも大事ですが、同じくらい何をしないかも大事。
何かしないと不安。自分で出来ることをやって早く治したい。その気持ちも本当に、本当にわかります。
だからこそ、必要なこと意外はしないという選択肢を持ってみてくださいね。
大丈夫ですから。
当院での施術についても紹介しておきますね。