手術はしたくない!
リリカを飲んでもヘルニアの痛みが良くならないと手術を考えるかもしれません。でも大丈夫。薬が効かないからといって必ず手術が必要ということはないです。
そこで今回は、
薬を飲んでもヘルニアの痛みが治らない方に知って欲しい痛みの対処法を解説します。
薬を飲んでも痛いのはなぜか?
薬を飲んでも痛む時の理由は主に2つ。
- 手術が必要なくらい重症
- 薬が不要な状態
順番に解説しますね。
1 手術が必要なくらい重症
かなり重症のため、薬が効かない。
こんな状態の時は、確かに薬を飲んでも痛みます。ただ、ここまでの状態の方はほとんどいないと思ってください。ゼロではないですよ。
でもほとんどいないのが実際。
2 薬が不要な状態
薬を飲んでも痛む理由で多いのは、そもそも薬が不要な体の状態の時。
ヘルニアは神経が圧迫されて痛みが出るとされていますよね。でも、すべての方ではないんです。神経が圧迫された状態になっていても、実は神経が傷ついていなければ問題ありません。
こういう時は、神経ではなく筋肉に原因があると思ってください。
筋肉は固まってしまうと強烈な痛みの原因になります。この状態を筋膜性疼痛症候群(MPS)といいます。
固まった筋肉が痛みの原因の場合、筋肉がゆるまなければいけないんですね。でも、薬には筋肉をゆるめる作用がありません。
だから、リリカを飲み続けても痛いということ。
筋肉が原因なら?
筋肉が原因で強烈な痛みが出ている時はどうすればいいのか?
この場合、2つの方法があります。
- セルフケア
- 専門の施術
こちらも順番に解説しますね。
1 セルフケア
固まった筋肉が原因の場合、セルフケアとしてはストレッチ・マッサージが良いですね。
毎日じゃなくてOK。お風呂上がりに少しだけ取り組むようにしてください。やり過ぎると次の日に痛みが増すことがあるので注意ですね。
2 専門の施術
筋肉をゆるめるための専門の施術があります。
たとえば、当院でも行っているトリガーポイント鍼療法。これは、痛みの原因になっている固まった筋肉を鍼の施術でゆるめる方法。
施術をうけつつ、セルフケアにも取り組む。これがベストですね。
最後に
薬が効かないと「治らないのかな?」と不安になると思います。でも、本当に手術が必要な人なんて極々わずか。
焦って手術を受けてしまう前に、まずは筋肉への対策を検討してみてくださいね。