梨状筋症候群でお尻が痛む時に必要なこと・不要なこと

マルバツ 梨状筋症候群

梨状筋症候群になりお尻が特に痛む。

歩くと痛いし、座ったままでいてもだんだん痛くなる。こうなるとつらいですよね。こんな時、多くの方は何らかの治療などを受けていると思います。そういったことに加えて自分でも何かしたいと思っている方も多いでしょう。

セルフケアをすること自体は良いことですよ。しかし、中には梨状筋症候群になった体にとっては不要なこともあります。必要ないことをやり続けるとそれは体にとってはマイナス。つまり、痛みがひどくなったり長引くことが考えられるということ。

誰しもそんな風にはなりたくないですよね。

こういうことは知っておけば避けることができます。そこで今回は、梨状筋症候群でお尻が痛む時にセルフケアとして必要なことと不要なことについて解説をしますのでご参考くださいね。

それでは始めますね。

エアロバイクは必要?不要?

エアロバイク

梨状筋症候群でお尻が痛む時にエアロバイクはセルフケアとして必要でしょうか?不要でしょうか?これは不要です。理由はいくつかあるので順番に解説しますね。

軽い運動でも続けると負担になる

1つ目の理由は、エアロバイクのような軽い運動でも続けることで筋肉にとっては負担になるからです。梨状筋症候群は梨状筋だけではなく複数の筋肉が固まった結果痛みが出ています。つまり筋肉が痛みの原因になっているわけですね。

そんな体の状態の時にたとえエアロバイクのような軽い運動といっても痛みの原因になっている筋肉にとっては負担です。頑張って続けてしまうことで痛みがひどくなることが考えられます。だから不要なんですね。

運動は痛みを治すためのものではない

2つ目の理由は、運動はそもそも体の痛みを治すために行うものではないということ。エアロバイクに限らずですが、痛みがある時に運動すれば良いのでは?と考える方は多いです。しかし、運動ってそもそも痛みを治すためのものではありませんよね。

もしエアロバイクで梨状筋症候群の痛みが良くなるのなら病院はいらなくなりますよね。そして、痛い人はみんなエアロバイクをこげば良いということになります。そんなことはあり得ません。

痛みが良くなったら運動するのは良いことです。しかし、痛みがある時にその痛みを治すための運動は先ほども触れたとおりひどくなることがあるのです。だから不要ということですね。

前屈のストレッチは必要?不要?

ストレッチ

梨状筋症候群でお尻が痛む時に前屈のストレッチはセルフケアとして必要でしょうか?不要でしょうか?これは必要です。その理由を解説しますね。

梨状筋だけが悪いわけではない

梨状筋症候群で前屈のストレッチをすると良い理由は、梨状筋症候群といって梨状筋だけが悪いわけではないからです。他にも梨状筋以外のお尻の筋肉や腰の筋肉なども痛みの原因になっているのです。

筋肉は固まってしまうと筋肉そのものが痛みの原因になります。こういう状態を専門用語では筋膜性疼痛症候群といってちゃんと名前が付いてるんですね。梨状筋症候群の場合だと、お尻や腰、足などの筋肉が固まってしまった結果痛みが出ているのです。

こういう時、腰の筋肉を伸ばす前屈のストレッチは当然体にとっては良いことと言えます。だから、前屈のストレッチは必要ということですね。

こう考えると、なぜ梨状筋症候群で前屈のストレッチが必要なのかという理由がご理解いただけたのではないかと思います。

梨状筋症候群のストレッチ方法

先ほど触れたように梨状筋症候群は複数の筋肉が固まった結果痛みが出ています。こういう時はストレッチがセルフケアとしてはおすすめ。具体的なストレッチ方法については動画で紹介していますのでご参考くださいね。

朝の痛みに対して湿布は必要?不要?

湿布

梨状筋症候群で朝起きた時にお尻が痛い。こんな時、その朝の痛みに対して湿布は必要でしょうか?不要でしょうか?これは不要です。その理由を解説しますね。

梨状筋症候群は筋肉が固まったことが原因

梨状筋症候群の痛みは、梨状筋を含め複数の筋肉が固まってしまった結果です。こういう時必要なことは何かと言うと、固まった筋肉が原因なわけですからその固まった筋肉がゆるんで元の健康な柔らかい状態に戻ること。

こういう場合、残念ながら湿布では作用がありません。

湿布は消炎鎮痛剤といって炎症が原因の痛みに対して作用があります。つまり、炎症を鎮めて痛みを抑えるという役割。そのため、良い・悪いではなく筋肉をゆるめるという作用が湿布にはありません。そのため、湿布を貼っても変わらないということになります。

朝起きた直後の痛みはまさにこの筋肉が原因。そのため、寝る前に湿布をお尻や足に貼っても起きた直後の痛みは変わらないということになるのです。

だから朝の痛みに対しては不要ということですね。

最後に

梨状筋症候群で痛む時に必要なことと不要なことを解説してきました。不要なことに時間やお金を使うのはもったいないです。そして悪化してしまっては元も子もありません。なので、まずはストレッチから取り組んでみてくださいね。

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