脊柱管狭窄症で足に力が入らない時はどうすればいい?

筋力低下 脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症になり、腰やお尻、足にかけて痛みやしびれがある。さらに、足に何となく力が入らない状態も続いている。

特に足首に力が入りにくいので足首を起こしにくい。また、親指にも力が入りにくいこともある。そのため、つま先立ちをしようと思ってもどうも上手くできない。

痛みやしびれだけではなくさらに力が入らない。この状態を筋力低下といいます。こうなると不安ですよね。ただ、力が入らない状態になったとしても対策はあります。

そこで今回は、脊柱管狭窄症になって足に力が入りにくくなった時の原因や対策について解説をしていますのでご参考ください。

筋力低下の原因は?

つま先立ち

脊柱管狭窄症になり足に力が入りにくくなる。この状態を筋力低下と言います。足首や親指に力が入りにくくなることが多いです。この筋力低下の原因は主に2つ考えることができますので順番にそれぞれ解説をしていきます。

筋力低下の原因その1

筋力低下の原因1つ目は、神経が圧迫されたことによる場合です。脊柱管狭窄症は背骨の中にある脊柱管と呼ばれる神経の通り道が狭くなることにより神経が圧迫され痛みやしびれが出るとされています。

この神経圧迫により、痛みやしびれだけではなく筋力低下という症状が出てしまうこともあるのです。

神経が圧迫された結果筋力低下が起きてしまった時はどうすれば良いのか?こういう時は、病院の先生の治療が必要です。具体的には、個人差や先生の診断次第になりますが、薬や注射、場合によっては手術が必要なこともあります。

これが神経が圧迫されたことによる筋力低下の場合です。

筋力低下の原因その2

筋力低下の原因2つ目は、筋肉が固まってしまった場合です。これは意外に思う方も多いかも知れませんね。筋肉は固まってしまうと筋肉そのものが痛みやしびれの原因になることがあります。こういう状態を専門用語で筋膜性疼痛症候群といってちゃんと名前がついているんですね。

筋肉が原因で痛みやしびれが出ている場合、さらに症状が進むと筋力低下が起きることがあります。全く力が入らないわけではない。でも何となく力が入りにくい。こういう状態は筋肉に原因があることが多いです。

筋肉に原因があって力が入りにくい場合は、筋肉そのものへの対策が必要です。筋肉が固まった結果力が入りにくいわけですから、その状態がゆるんで元の状態に戻ることが必要。

こういう時は、薬や注射ではダメなんですね。なぜなら、薬や注射が良い・悪いではなく、そもそもどちらにも筋肉をゆるめる作用がないからです。

では何をすればいいのか?具体的な方法を紹介する前に筋力低下の原因についてもう少し解説をしますね。

神経が原因か筋肉が原因か?

どっち?

筋力低下の原因は神経の場合と筋肉の場合が考えられます。対策もそれぞれ異なるなら、どうすればいいのかということになりますよね。

実際、神経が原因か筋肉が原因かの判断は難しいです。なので、まずは病院でキチンと診察を受けて薬が処方されたのであれば飲んでみることが大事。そして、良くなるのであれば神経が原因だったということになります。

逆に、薬を飲んでも変わらないなら筋肉が原因の可能性があります。こういう時は筋肉への対策を検討してみても良いでしょう。

筋肉が原因の場合の対策

筋力低下の原因が筋肉にある場合は筋肉そのものへの対策が必要です。具体的な方法としては、整形外科の先生が行っているトリガーポイントブロック注射という方法がまずあります。これは、一般的なブロック注射ではなく筋肉そのものへの注射と思ってください。

そしてもう1つは、鍼灸院の先生が行っているトリガーポイント鍼療法という施術方法です。こちらも筋肉が原因の痛みやしびれに対して筋肉そのものへ施術をする方法です。

こういった治療・施術を受ければ必ず良くなるということを保証できるものではありません。ですが、薬を飲み続けてもダメなら選択肢の1つとしてお考えになっても良いのではないかと思います。

まずはお住まいの地域の中でこういった治療・施術をされている病院や鍼灸院を探すことが始めるのが良いですよ。

最後に

脊柱管狭窄症にともなって筋力低下が起きた場合の原因や対策について解説をしてきました。簡単な症状ではありませんが、対策がないわけではありません。ですから、焦らず慌てず、まずは病院を受診するようにしてみてくださいね。

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