脊柱管狭窄症で薬を飲んでも歩くとお尻が痛いまま。
これは、薬が効いていないからではありません。そして、ほとんどの場合でこういう状態は脊柱管狭窄症とは関係ない痛みが出ていると思ってください。
つまり、原因も対処法も今までどおりではダメ。逆に言うと、別の方法がちゃんとあるということ。
これだけでは何のことか分かりませんよね。詳しく解説していきますね。
薬が効いていないのではない
例えば、おなかが痛い時に目薬をさす人はいませんよね。
もしそういう人がいたとして、目薬さしたのにおなかが痛いままだ!となっても、これは薬が効いていないのではありませんよね。そもそも間違っているということですよね。
実は脊柱管狭窄症で薬を飲んでも痛むのはこれと同じことになっているのです。つまり、歩くと痛む状態に対して薬はそもそも間違っているということ。
薬の作用とお尻の痛みの原因
脊柱管狭窄症で処方される薬はいろいろあります。基本的には神経が原因の痛みに対して作用がある薬。
一方、歩くとお尻が痛くなる。この痛みの原因は実は脊柱管狭窄症になっていても神経は関係ありません。筋肉が痛みの原因。
筋肉が原因で痛みが出ている状態に、神経に対して作用がある薬を飲む。これは何も変わらなくて当然ですよね。
先ほどのおなかが痛い時に目薬をさすのと同じということがおわかりいただけたかと思います。
お尻の痛みはどうすればいいの?
歩くとお尻が痛むのは筋肉が原因。そしてこういう時に薬はダメ。じゃあどうすればいいのか?
答えは単純で筋肉の状態を良くすること。
筋肉は固まってしまうと痛みの原因になります。固まるというのは、ひどい肩こりのような状態と思ってもらうとイメージしやすいでしょうか。
なので、固まった筋肉が原因で痛む時は、その固まった筋肉をゆるめるようにしていくことがだいじです。
具体的な対策は?
筋肉をゆるめる方法はいろいろありますが、まずはストレッチから始めてみてください。
お風呂上がりに軽く、短い時間でかまいません。
ストレッチを始めた結果、歩く時の痛みが少しでも変わるようなら筋肉が原因で間違いないですよね。なので、まずはストレッチから始めましょう。
最後に
薬を飲んでも痛いままだと不安ですよね。でも理由が分かれば納得してもらえたかと思います。
あきらめずに、少しずつでもできることから始めてみてください。