体を反らすと腰が痛むことありませんか?
最初は気にならなかったけれど、だんだん痛みが強くなってきた。さらに歩いたり、足り上がる動作でも痛くなってきた。
心配になって整形外科を受診したら、背骨の間が狭くなっているからだと言われた。
そして湿布と薬を続けているけれど、体を反らすとやっぱり腰が痛い。なんでなの・・・
困りますよね。
実はこういう状態、湿布や薬じゃ治りません。なぜなら、反らすと痛む場合の原因を間違えているから。
そこで今回は、体を反らすと腰が痛む原因や湿布・薬が効かない理由、さらに解消法についてお伝えしていきます。
反らすと痛む時の原因は?
体を反らすと腰が痛む。この原因は腰の筋肉が硬いからです。硬いというのは、腰の筋肉がひどい肩こりのように固まっていると言えばイメージしやすいでしょうか。
人間の体は、硬い筋肉を使って動作をすると痛みが出る仕組みになっているんですね。
反らすと腰が痛いのは筋肉が原因。まずはこれを覚えてください。
湿布や薬はなぜ効かないのか?
続いて湿布と薬について見ていきましょう。
筋肉が痛みの原因ということはわかった。じゃあなぜ湿布や薬をまじめに続けても痛みが治まらないのか?
この理由はメチャクチャ簡単。
筋肉が原因の痛みに湿布や薬は作用がないから。それだけなんです。
誤解のないように書いておきますが、湿布や薬が悪いとかダメということじゃないですよ。そうじゃなく作用がないんです。
たとえば、お腹が痛い時に目薬をさしてもお腹は痛いままですよね。なぜなら、目薬は腹痛に作用がないから。
筋肉が原因の痛みに湿布や薬が効かないのもこれと同じこと。こう考えると、続けても治らない理由がおわかりいただけたと思います。
えっ?背骨の間隔が狭いからじゃないの?
湿布や薬が効かないのはわかった。でも、筋肉じゃなく背骨の間が狭なくなっているから痛いのでは?病院でレントゲンの画像を見せてもらったけどあれは間違いか?
こう思う方もいらっしゃるでしょう。
レントゲンで背骨の間隔が狭くなっていたならそれは事実。でもそれが痛みの原因になっているかというと話は別。
背骨の間隔が狭い状態は常に変わりませんよね。それなら、24時間ずっと痛みが出ていなければオカシイじゃないですか。
実際には、反らしたりその他の動作時に痛みがでるわけですよね。つまり、筋肉を使った時に痛みが出ているということになります。
そのため、背骨の間隔が狭いから痛みが出ているのは間違いとなります。
どうやって痛みを解消するのか?
結局筋肉が原因の痛みはどうやって解消すればいいのか?
これも難しくはありません。硬い筋肉が原因なら、筋肉が柔らかい元の状態に戻ればいいだけ。具体的な方法は2つ。
- セルフケアとしてのストレッチ
- 筋肉をゆるめる専門の施術
ストレッチをすれば筋肉がゆるむのはイメージできますよね。お風呂上がりに少しだけでいいので取り組んでみてください。徐々に筋肉がゆるみますから。
ストレッチに加えて筋肉をゆるめる専門の施術を受けるとさらにいいです。たとえば当院では筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法を行っています。
簡単に言うと、硬い筋肉をゆるめるための鍼治療と思ってください。
セルフケアと鍼治療を続ければ、反らした時の痛みはちゃんと解消されます。
最後に
湿布や薬を続けても治らないと不安になりますよね。でも今回解説したように、湿布や薬にはそれぞれ作用があります。どんな痛みにも効くわけじゃないんですね。
ここがわかれば治らない理由や対策が見えてきますよね。痛みが続いている方はぜひご参考いただければと思います。