頚椎ヘルニアで首や肩が痛む時の楽な寝方はどんな寝方か?

寝方 頚椎ヘルニア

頚椎ヘルニアになり首や肩、背中や腕に痛みがある。

仕事や日常生活の中で痛むことも多いけど、さらに夜寝る時も痛むのでなかなな寝付けない。病院でもらった湿布を貼ったり痛み止めの薬はちゃんと飲んでいる。でもやっぱり痛くて眠れない。

こういう方は多いと思います。そして、こんな状態が毎晩続くと困りますよね。眠れないと体の疲れも取れませんし、次の日仕事がある場合は当然早く寝ないといけないのに!ってなりますよね。

ただこんな場合、少しかもしれませんが寝方にちょっと工夫をすれば比較的楽になることがあります。もちろん、寝入ってしまうとどうしても体を動かしてしまうこともあります。そのためまた痛くなることもあるでしょう。ただ、寝付くまでの間が少し楽だと良くないですか?

少しでも楽ならとりあえずその寝方を知りたい!

そう思ってくださる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、頚椎ヘルニアで特に夜寝る時に首や肩が痛むので寝付きが悪い。そんな時に少しかもしれませんが楽になる寝方の工夫について解説をしていきますのでぜひご参考ください。

それでは始めますね。

頚椎ヘルニアで痛む時の寝方の工夫

枕

頚椎ヘルニアで寝る時に首や肩が痛む。そんな時の寝方の工夫としては2つポイントがあります。

  1. 枕の高さ
  2. 首の向き

それぞれ順番に解説をしますね。

枕の高さについて

まずは枕の高さから。枕の高さは基本的にいつもより少し高めにすると楽に感じる方が多いです。おりたたんだバスタオルやクッション、もう1つ枕が余分にあるならそういったものを使って高さを調整してみてください。

少しずつ高くしていき、楽に感じる高さを探してみましょう。

なぜ高くするのが良いのか?

枕を高くすると少しかもしれませんが楽に感じるのは、枕を高くすることにより首の筋肉が少し伸ばされた状態になるからです。首に角度が付くといっても良いかもしれません。

後で詳しく解説をしますが、頚椎ヘルニアと言っても実は筋肉が原因の場合が多くあります。そんな時は枕を高くすることによって首の筋肉がやや伸ばされた状態になります。

そのため、少しかもしれませんが楽に感じる方が多くいるということですね。

いつもの枕の感覚じゃないと困るんだけど

枕の高さを少し高くすると確かに楽に感じる。でも、いつもの枕の感覚というか、フィット感が好きなんだけどな。こう思う方もいるかもしれませんね。

こういう時はどうすればいいのか?解決策はめちゃくちゃ簡単。

枕の下に折りたたんだバスタオルやクッション等を挟めば良いだけ。簡単でしょ。高くするとなるとどうしても枕の上に何かを置いてしまいがちです。ですが、いつものフィット感が良いなら枕の下に高さを調整するためのものを挟むと良いですよ。

首の向きについて

続いて首の向きについて。首の向きは、痛みがない側に少し向けると楽に感じる方が多いです。

例えば、右が痛いなら左を、左が痛いなら右を軽く向く。この状態で寝てみてください。そうすると少し楽に感じる方は多いです。

なぜ痛む側と反対を向くと楽なのか?

寝る時に痛む側と反対側を向くと少し楽に感じるのはなぜか?これは先ほどの枕を高くすると楽に感じることがあるのと同じで筋肉が原因だからです。

右側が痛む時に左を向くという状態は、簡単に言うと首の右側の筋肉を軽く伸ばした状態になります。痛みの原因が筋肉にある時はこのように軽く伸ばした状態にすると楽に感じることがあるのです。

枕の高さも首の向きも変えなければいけない?

枕の高さと首の向きを変えると少し楽に感じるということをお伝えしました。実際にやってみて、中には枕だけとか、首の向きだけのようにどちらか1つだけじゃダメなのかな?と思った方もいるかもしれません。

もちろん、どちらかだけでも良いですよ。

例えば枕を高くするだけで結構楽になった。そんな場合はそれでもちろんOKです。そして首の向きだけで楽ならもちろん枕を高くする必要はないですからね。

両方調整しても良いですし、片方だけでも構いません。要するに少しでも楽なら良いですよということになります。

おすすめできない寝方

NG

少しでも楽に感じる寝方を紹介したのですが、逆におすすめできない寝方もありますので紹介しておきます。

どういう寝方がおすすめできないかというと、痛む側の首や肩が下になる寝方です。例えば、右の首や肩が痛む時に、右の首と肩が下側になるように横向きになる寝方。これはおすすめできません。

実際にこういうおすすめできない寝方をすると痛いというかたも多いのではないでしょうか。中には痛い側を下にすると楽というかたもいるかもしれません。そういう方はそれで良いのですが、基本的に痛む側を下にするのはおすすめできません。

枕の高さと首の向きは痛みの原因に影響がある

頚椎ヘルニア

枕の高さと首の向きを調整すると良いということをお伝えした際に、頚椎ヘルニアといっても実は筋肉が原因だからということに少し触れました。このことをもう少し詳しく解説しますね。

頚椎ヘルニアの痛みの原因

頚椎ヘルニアは、神経が圧迫された結果痛みが出るとされています。もちろん、実際に神経が原因で首や肩、背中や腕に痛みが出ている方はいます。ですが、すべての方が神経に原因があるのかというとそれは違います。

筋肉が原因で痛みが出ている方もかなりたくさんいるというのが事実。筋肉は固まってガチガチの状態になってしまうと筋肉そのものがかなり強い痛みの原因になります。こういう状態のことを専門用語で筋膜性疼痛症候群といいます。

簡単に言うと、固まった筋肉が痛みの原因ということ。こういう時何が必要かと言うと、固まった筋肉が原因なわけですからその筋肉がゆるんで元の健康な状態に戻ること。

固まった筋肉を枕と首の向きで調整

頚椎ヘルニアといっても固まった筋肉が原因なのですから、その筋肉がゆるめば良いわけです。だったらどういう寝方が楽なのか?というと、痛む部分の筋肉が伸びた状態を意図的に作れば良いとなりますよね。

そのための方法が、枕を高くして、痛みがある側と反対側に首を少し向けるということ。

どうでしょうか?こう考えるとなぜ枕の高さや首の向きを変えることによって痛みが少しかもしれませんが楽に感じることがあるのかという理由がお分かりいただけたのではないでしょうか。

筋肉が原因なら湿布や薬ではダメ

薬

頚椎ヘルニアの痛みの原因が筋肉が固まったことにある場合は、残念ながら対策としては湿布や痛み止めの薬ではダメだと思ってください。

なぜかと言うと、先ほども触れましたが筋肉が原因の場合に必要なことは固まった筋肉がゆるんで元の健康な状態に戻ること。

こんな時、湿布や薬には筋肉をゆるめる作用がありません。だから真面目に湿布を貼り続けても、痛み止めの薬を飲み続けても痛みが変わらないと思ってください。

湿布は消炎鎮痛剤といって炎症が原因の痛みに作用があります。痛み止めの薬はいろいろ種類がありますが、基本的には神経障害性疼痛といって神経が原因の痛みに対して作用があります。どちらも良い・悪いではありません。固まった筋肉をゆるめる作用がもともとないのです。だからダメということ。

筋肉が原因で痛むならストレッチから

頚椎ヘルニアといっても筋肉が原因で痛むならストレッチから始めるのが良いですね。固まった筋肉をストレッチで伸ばしてゆるめてあげる。これは対策になります。

具体的なストレッチ方法については動画で解説をしていますのでご参考くださいね。

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最後に

頚椎ヘルニアで痛む時の楽な寝方について解説をしました。少しかもしれませんが楽に感じると寝付きも変わってくると思います。時間もお金もかかりませんのでまずは試してみてくださいね。

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