頚椎ヘルニアで朝起きた時が痛い!そんな時の原因と対策

頚椎ヘルニア 頚椎ヘルニア

頚椎ヘルニアになり朝起きた時直後の痛みが強い。

パッと目を覚ました直後から、首や肩、背中や二の腕が締め付けられるように痛い。ただ朝なので痛みを我慢しつつ起き上がり、着替えたり朝食を摂ったりといういわゆる朝の準備をしているうちに朝起きた直後に比べると痛みが少し治まってくる。

毎朝こういう状態がつらいので、病院でもらった湿布を貼ったり痛み止めの薬をちゃんと続けて飲んでいる。でも朝はやっぱり同じ。

こうなるとつらいし困りますよね。

ただこういう時は、なぜ湿布や薬を続けていても痛むのかという理由や、どうすれば良いのかという対策がいろいろあります。

ではそれは何?ってなりますよね。

そこで今回は、頚椎ヘルニアで湿布や薬を続けていても朝起きた直後の痛みが変わらない時の理由とそんな時の対策について解説をしますのでご参考ください。

それでは始めますね。

頚椎ヘルニアで朝痛む時の原因は?

何が原因?

頚椎ヘルニアで朝痛む時の原因は、神経圧迫ではなく筋肉が固まったことにあります。

頚椎ヘルニアによる痛みは、首の骨の間にある椎間板が飛び出すことで神経を圧迫した結果出るとされています。実際に神経が原因で痛みが出ている方はいます。しかし、すべての方ではありません。痛みの原因が神経ではなく筋肉の場合もあると思ってください。

筋肉は固まってしまうと筋肉そのものが痛みの原因になります。こういう状態を専門用語で筋膜性疼痛症候群といってちゃんと名前が付いているんですね。

頚椎ヘルニアの場合は主に首、肩、背中などの筋肉が固まってしまうと痛みの原因胃なると思ってください。そして、筋肉が原因の場合、朝起きた直後に痛むことが多いという特徴があります。神経が原因なら、朝だけではなく一日中痛むはず。なぜなら、神経圧迫の状態は24時間変わらないのですから。

それにもかかわらず、朝起きた直後は痛むけれど時間の経過に伴って少し楽になってくるというのは筋肉が原因ということになります。

このことから、朝起きた直後の痛みの原因は筋肉にあるということになります。

湿布や薬を続けても変わらない理由

薬

頚椎ヘルニアで朝起きた直後の痛みがある時に、湿布や薬を続けても変わらない方も多くいると思います。その理由について解説を続けます。

湿布や薬の作用は何か?

頚椎ヘルニアで朝起きた時の痛みは筋肉が原因とお伝えしました。こういう時、湿布や薬を続けていても朝の痛みは変わらないと思ってください。

なぜなら、筋肉が原因の痛みに対して湿布や薬では作用がないからです。

湿布は炎症が原因の痛みに対して作用があります。薬はいろいろ種類があるのですが、頚椎ヘルニアの痛みに対して処方される薬で多いのは神経に対して作用がある薬。

そのため、どちらも良い・悪いではなくもともと筋肉が原因の痛みに対しては作用がないのです。だから続けていても朝の痛みは変わらないということになるのです。

朝の痛みに対しては何をすればいいのか?

頚椎ヘルニアで朝起きた直後痛むのは筋肉が固まった結果とお伝えしてきました。こういう時に必要なことはその固まった筋肉がゆるんで元の状態に戻ること。

そのためには何をすれば良いのかというと、いろいろ方法はありますが簡単なものを2つ紹介します。

温める

お風呂

1つ目はお風呂で体を温めるということ。実際にお風呂上がりは少し楽という方も多いと思います。お風呂上がりが楽に感じるのは、固まった筋肉が温まることでゆるんだからです。

温まると痛みがある部分だけではなく体も疲れがとれて楽に感じますよね。特別熱いお風呂に入ったり、長湯する必要はありません。快適に感じる温度で普段どおりに入ってもらえばそれでOKです。

湯船につかる習慣がない方も、楽に感じるなら少しでもいいので湯船につかるようにしてみてくださいね。

ストレッチ

もう1つはストレッチです。固まった筋肉が原因なわけですから、その筋肉をストレッチで伸ばしてゆるめてあげる。こういうことが対策になります。

ストレッチは可能ならお風呂上がりが一番やりやすいと思います。なので、お風呂上がりで体が温まっていて筋肉もゆるんでいる時に取り組むようにしてみてください。

具体的なストレッチ方法については動画で紹介していますのでご参考くださいね。

最後に

頚椎ヘルニアで朝痛む時の原因や対策について解説をしてきました。筋肉が原因というのは意外に思った方も多いかもしれません。ですが、今回解説したように頚椎ヘルニアになっていても痛みの元は神経ではなく筋肉にある筋膜性疼痛症候群という方はかなり多いです。

こういう時は、湿布や薬よりも温めたりストレッチで筋肉をゆるめることが対策になりますので少しずつ無理のない範囲で取り組んでみてくださいね。

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