腰の椎間板ヘルニアになると、多くの場合は痛みやしびれが出るようになります。
ただ、腰の椎間板ヘルニアには他にも症状があります。中にはかなり危険で重い症状もあります。そこまでひどくなる方は少ないとは思いますが、万が一危険な症状が出てしまったらすぐに病院へ行ってください。
なぜなら、可能な限り早く対処しないといわゆる後遺症が出ることがあるからです。ではそんな重い症状とはどういう症状なのか?
今回は、腰の椎間板ヘルニアですぐに病院へ行くべき重度な症状について解説をしますので覚えておいてもらえればと思います。
それでは始めますね。
膀胱直腸障害
まず1つ目の危険な症状は膀胱直腸障害です。
これは簡単に言うと排泄の障害が起きてしまう症状です。具体的には失禁が分かりやすいかと思います。神経が圧迫された結果、膀胱や直腸とつながっている神経が壊れてしまう。そして、排泄をコントロールできなくなる。そのため失禁してしまうという状態。
もし、膀胱直腸障害が出てしまったらすぐに手術が必要と言われています。そうしなければ後遺症が出てしまうからですね。
ここまでひどくなる方は少ないと思います。しかし、実際にこうなってしまう方がいるのも事実。なのでもし、失禁するようなことがあればすぐに病院を受診してください。
これが1つ目。
麻痺
2つ目は麻痺です。
麻痺とは文字どおり麻痺なのですが、具体的に言うと足に力が入らなくなる状態と思ってください。これを運動麻痺と言います。力が入らなくなるため写真のようなつま先立ちができなくなります。また、ひどい場合は足首がダランと垂れ下がるようになることもあります。これを下垂足と言います。
麻痺にはもう1つありそれが感覚麻痺。こちらは感覚がなくなってしまう状態です。自分で足を触っても分からない、鈍いといった状態。
どちらの麻痺も神経が圧迫された結果起こる状態です。ここまでひどくなる方も膀胱直腸障害同様に少ないとは思います。しかし、もし麻痺が出てしまった場合もすぐに病院を受診するようにしてください。
最後に
今回は腰の椎間板ヘルニアの重度な症状を紹介しました。ここまでなってしまう方は少ないとは思います。しかし、もしなってしまったら迷わずすぐに病院を受診するようにしてください。