頚椎ヘルニアになると痛みやしびれといった症状が出ます。
症状の中には重症の場合もあり、こんな症状が出たらすぐ病院へ行くべきという場合もあります。放っておくとどんどんひどくなり後遺症が出る可能性もあるからです。
ちょっと心配ですよね。
そこで今回は頚椎ヘルニアの症状ですぐに病院へ行くべき重症例を紹介しますので覚えていただければと思います。
ボタンをスムーズに留めることができない
頚椎ヘルニアの重症例1つ目はボタンをスムーズに留めることができない状態です。
これは、神経圧迫がかなりひどい場合に見られる症状です。指先に上手く力が入らないためボタンを留めるのにものすごく手間取ってしまいます。
こういう状態を専門用語になりますが巧緻運動障害(こうちうんどうしょうがい)と言います。
シャツのボタンなら誰でもサッと留めることができますよね。ですが、指先に力が入らず上手く動かすこともできなくなるためボタンを留めることがなかなかできません。これはかなり重症。
なのでまず1つ目はボタンをスムーズに留めることができない場合です。
お箸を上手く使えない
頚椎ヘルニアの重症例2つ目はお箸を上手く使えない状態です。
先ほどの例と似ていますが、指先に上手く力が入らないようになり、さらに上手く動かすことができない。なので、大きなものをおはしでつかむことはできても、小さなものや細いものなどをつかむことができにくくなります。
たとえば、ラーメンの麺一本だけをお箸の先でつまむということは誰でもできますよね。こういうことがなかなかできなくなってしまうとかなり重症だと思ってください。
また、お箸を使って切るというようなこともできにくくなります。
2つ目はお箸を上手く使えなくなる場合です。
ライターの火をつけることができない
頚椎ヘルニアの重症例3つ目はライターの火を着けることができない場合です。
ライターの火を着ける際に力はほとんど不要ですよね。ですが、それがなかなかできなくなってしまうことがあります。これもかなり重症。
親指を使って火を着けようとしてもなかなか着けられない。先ほど挙げた2つと同じくこちらも巧緻運動障害という状態。
3つ目はライターの火を着けることがスムーズにできない場合は重症と考えることができます。
重症の場合はどうすればいい?
頚椎ヘルニアになり痛みやしびれがある。それに加えて先ほど挙げたような状態になってしまったらまずはすぐに病院を受診しましょう。
その後は体の状態や担当の先生の診断次第にもなりますが、場合によっては手術が必要なこともあるでしょう。
手術は怖いと思うかもしれません。ただ、先生が早めに手術をしましょうということを仰ったのならその指示に従うのが良いです。迷っているうちに症状が進行して後遺症が出ると困りますよね。
なのでまずはすぐに病院へ。これが大事ですね。
動画で解説!頚椎ヘルニアの重症例
補足として動画でも解説していますのでご参考ください。