薬を飲んでも痛いのは効いていないからではありません

薬 坐骨神経痛

やっぱり痛い…

坐骨神経痛になり、病院でもらった薬を飲んでいるけど効かない。

お医者さんからは2~3ヶ月保存療法に取り組んでみて、それでもダメなら手術を検討しましょうと言われている。

薬を飲み始めてすでに1ヶ月半。

いまだにほとんど効いていないということは手術!?

嫌だ

絶対いやだぁ!!!

誰でもできれば手術なんてしたくないですよね。

でもご安心を。

薬が効かないからといって必ず手術になるとは限りません。その理由と他の対策を具体的に解説していきますね。

効かないのではなく必要ない

最初に断っておきますが、薬が良い・悪いということではありませんのでご了承を。

薬を飲んでも坐骨神経痛によるお尻や足の痛みが治まらない。この理由は、痛みが強すぎて薬が効かないということも確かにあるでしょう。

ですが、そんな場合は少ないです。

一定期間、薬を飲み続けても痛みが変わらないのは、効いていないからではなくそもそも必要ない体の状態だからとお考えください。

どういうこと?

ってなるかと思いますのでくわしく解説しますね。

痛みの元と薬の作用はいろいろ

坐骨神経痛の痛みの元って何だと思いますか?

神経が圧迫されてることと思う方は多いですよね。確かにその場合もあります。ですが、神経以外が痛みの元の場合もメチャメチャ多いです。

例えば筋肉。

筋肉が固まってしまうと痛みの原因になります。この状態を専門用語になりますが筋膜性疼痛症候群(MPS)といいます。

筋肉が固まった結果痛みが出ている場合、痛みを治すために必要なことは筋肉をゆるめること。

こういう状態の時に神経に対して作用がある薬ではダメなんですね。

理由はシンプルで、神経に対して作用する薬は筋肉をゆるめる作用がないからです。つまり、筋肉が原因で痛みが出ている時は、そもそも神経に対しての薬は必要な体の状態と言えますよね。

これが、効いていないのではなく必要ない体の状態ということ。

薬が効かないなら手術も不要

手術

神経に作用する薬が効かないのは、筋肉が痛みの原因だからということはご理解いただけましたよね。

ということは、筋肉が原因で痛みが出ている時は手術も不要ということになります。なぜなら、手術は神経の圧迫を取り除くためのものだからです。

痛みのもとが筋肉なのに、わざわざ関係のない神経に対して手術をする必要はないですよね。

筋肉をゆるめる方法

筋肉が固まったことが原因で痛みが出ている場合、痛みの元になっている筋肉をゆるめるには専門の施術があります。

トリガーポイント鍼療法という施術。

固まって痛みの原因になっている部分に鍼の施術をして筋肉をゆるめていく方法です。

この方法に加えて、自宅で少しずつストレッチをしていくというのが筋肉が原因で痛む場合には最適。

薬でも痛い=手術ではないのです。

痛みの原因が筋肉なら、筋肉への対策をすることが必要というだけ。薬が効かないと不安になるのはわかります。

でもまず、本当に神経が原因なのか?を確認してからでも遅くはありませんよね。

不要な手術は避けて欲しいと思います。

不要な手術を避けたい方はこちらもご参考ください