脊柱管狭窄症になり歩くとお尻からふくらはぎにかけて痛くなる。
ちゃんと薬も飲んでるのに、いつになったら効き始めるんだろう?
歩ける距離は日々少しずつ短くなってきているように感じるし、痛みの強さも以前より強くなったようにも感じる。さらに痛みの範囲も広がっている。
こうなると不安ですよね。
でもご安心を。
なぜこうなるのか?そしてどうすればいいのかちゃんと解決策はありますから。
最後まで読んでいただければ、今の不安は大きく減ると思いますのでぜひどうぞ!
なぜ、薬を飲んでも歩けない?
毎日痛くて歩けない。これは確かに問題です。
ですが、もっと問題なのはなぜ薬を飲んでいるのに痛いのかということですよね。ここがわかれば解決策も見えてきますよね。
結論を先にお伝えすると、薬を飲んでも痛いのは痛みの原因が神経ではなく筋肉にあるからなんです。
これだけではよくわかりませんよね。くわしく解説していきます。
痛みの原因と薬の作用
脊柱管狭窄症の薬として、リリカ(プレガバリン)が処方されることが多いです。
リリカは神経が圧迫されている痛みに有効とされているのがその理由。
脊柱管狭窄症と診断された方は、病院でMRIの画像を見せてもらったと思います。担当の先生から、神経が圧迫されて痛みがでているんですよと説明を受けたのではないでしょうか。
ただ、ここからが大事。
脊柱管狭窄症と診断されたのであればそれは正しいです。しかし、痛みの原因は必ずしも神経が圧迫されているからとは限りません。
なぜなら、神経が圧迫されている状態になっているだけで痛みがない状態の方もたくさんいるからです。
神経が圧迫されている=痛い。これは間違いということ。
では何が原因かというと、実は筋肉が原因で痛みが出ていることが多くあるんです。筋肉は固まってしまうとかなり強い痛みの原因に。
この痛みには筋肉がゆるむことが必要なんですね。でも、残念ながらリリカには筋肉をゆるめる作用が元々ありません。リリカは神経に対しての薬なので。
これが、薬を飲んでも痛みが治まらない理由です。
これ、オカシイでしょ?
先ほどのような話をしても、にわかに信じられないかもしれません。これは当然。
だって、MRIで神経が圧迫されているところが写っていたわけですからね。
ですがちょっと考えてみましょう。
神経が圧迫されているなら、24時間ずっと痛いはず。
でも実際には歩き始めはあまり痛くないけれど、距離が長くなるにつれて痛くなり途中で休みたくなる。そして少し休んでいると痛みが治まってまた歩けるようになる。
こういう状態ではありませんか?実はこれが筋肉が原因の特徴。
痛みの元が筋肉にあるわけです。そしてその筋肉を使って歩くわけですから、使えば使うほどだんだん痛みは増します。
逆に、痛みの元である筋肉を使わなければ痛みは治まります。
こう考えると、歩く距離に従って痛くなり、休めば治まるのも納得いただけるかと。
どうすればいいのか
脊柱管狭窄症なのに、痛みの原因が神経圧迫ではなく筋肉にある。こういう時はどうすればいいのか。
これはシンプル。
固まった筋肉が痛みの原因なので、その筋肉がゆるめばOKです。具体的には、腰、お尻、股関節周りなどが痛みのメインになることが多いです。
そういった筋肉をまずは軽いストレッチでゆるめてみる。少しでも楽になったり、歩ける距離が長くなるようならもう間違いなく筋肉が原因。
薬を飲み続けても一向に良くならない方は、まず軽いストレッチから始めてみてください。
最後に
脊柱管狭窄症になっていても、実は筋肉が原因という方は本当に多いです。
薬が効かないとブロック注射、それもダメだと手術という流れになることも多々あります。注射や手術がダメだと言いたいのではありません。
そうではなく、痛みの原因が違うのなら必要な対策をまず取ってみてはどうですかということ。
誰しも手術なんて嫌だと思います。
なのでまずはストレッチ。そして、筋肉への施術もあるということを最後にお伝えしておきます。