腰痛ってなぜなるの?腰痛の原因と必要な対策

腰痛 腰痛

腰痛が続いて困っている。

慢性的な腰痛の方だと、朝起きた直後から痛い、歩くと痛い、車の運転中に痛くなるなどなど痛みで困ることも多いと思います。そして、湿布を貼っても薬を飲んでもやっぱり痛い。こうなるとつらいし困りますよね。

こういう腰痛が続くと、腰痛ってなんでなるのかな?原因は?どうすればいい?と思ったことはありませんか?

腰痛になぜなるのか?痛みは何が原因で出ているのか?といったことが分かれば、その対策としては具体的に何をすればいいのか?ということも分かるようになりますよね。

実際、腰痛の原因は個人差があるのでいろいろあります。そして、原因がいろいろあるということは必要な対策もそれぞれ異なるということが言えますね。

そこで今回は腰痛が続く方に知って欲しい、比較的多くの方に該当する腰痛の原因は何かということやそんな腰痛になった時は対策としてどういうことをすれば良いのかについて解説をしていきますのでご参考くださいね。

それでは始めます。

腰痛の原因は何?

腰痛

腰痛の原因は何か?ということから始めますね。痛みの原因としてはいろいろと考えられるものがありますのでまずはそれらをあげていきます。

神経が原因の場合

腰の椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症なになると腰に痛みが出ることがありますよね。この場合の痛みの原因はいわゆる神経が圧迫された結果とされています。

背骨と背骨の間にある椎間板の中から随核と呼ばれる部分が飛び出し神経を圧迫する。その結果痛みが腰やお尻、足に出るというものですね。

実際に神経が原因で痛みが出ている方はいます。しかし、腰の椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といってもすべての方がこの神経圧迫によって痛みが出ているわけではありません。このことは知っておいてもらえるといいですね。

なのでまず1つ目は神経が原因の場合ということになります。

炎症が原因の場合

炎症が起きた結果痛みが出ることもあります。人間の体というのは、体の中で炎症が起きるとそれに伴って痛みが出るという仕組みになっています。

これが腰で起きてしまうと、腰痛として現れてしまうということですね。具体的な分かりやすい例としては、これもすべての場合ではありませんがギックリ腰になった時は炎症を起こしている場合が多いと思ってください。

2つ目は炎症が原因ということになります。

内臓が原因の場合

続いて内臓が原因の場合です。

これは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。内臓の病気が元で腰に痛みが出るという状態ですね。

例えば、心臓の病気が原因で腰に痛みが出ることもあります。心臓と腰というと場所は離れていますが、実際にこういうことは珍しくはありません。

他にもありますが、内臓のどこかが病気になっていてその痛みを腰に感じている状態ということですね。ちょっと例えは良くないかもしれませんが、内臓が地震の震源地で腰が揺れている所というようなイメージです。

3つ目は内臓が原因ということになります。

筋肉が原因の場合

最後は筋肉が原因の場合です。

何となくイメージはできる状態ではないでしょうか。筋肉が原因の腰痛の場合どうなっているのかというと、簡単に言うと筋肉が固まってガチガチの状態になっていると思ってください。そしてさらに、腰の筋肉だけではなくお尻の筋肉も腰の痛みの原因になることが多いと思ってください。

筋肉というのは疲労がたまると筋肉の中にコリができます。コリというのはいわゆる肩こりのコリと思ってください。ちょっと固まった部分と言えば分かりやすいでしょうか。そういったコリができた状態が続くと、さらにコリが増えてその結果筋肉全体がだんだん縮んで固まってしまいます。

そして最終的にガチガチの状態にまで固まってしまうと筋肉そのものがかなり強い痛みの原因になることがあるのです。こういう状態が腰やお尻の筋肉にできてしまうと、腰痛が起きてしまうといおうことですね。

なので最後4つ目は筋肉が固まった場合ということになります。

多くの方が経験しやすい腰痛は筋肉が原因の場合

腰痛

先ほど腰痛の原因として考えられる痛みの元を4つあげました。

この4つのうち、比較的多くの方が経験する腰痛の原因になるのはどれかというと4番目の筋肉が原因の場合です。もちろん、他の場合もありますが多くの方が経験する場合という意味ですのでご了承くださいね。

なぜ筋肉は固まるのか?

筋肉が原因の場合が多いことは分かった。でも、なぜ筋肉って固まるのかなと思いませんか?先ほどコリができるからとお伝えしましたがもう少しこのことを掘り下げますね。

なぜ筋肉が固まってしまうのかというと、筋肉の手入れ不足だからです。

コリができてしまった状態を放置しておくと、ドンドンそのコリが広がって筋肉全体がかたまってしまうということは説明しましたね。若い頃であれば一晩寝れば疲れもとれたと思います。しかし、年齢とともにこれも誰でも同じですが回復が遅くなります。

そうなると、一晩寝ればコリがなくなっていたものがなくならなくなってしまうわけですね。そしてコリを放置したままでいると腰痛という状態になってしまうということ。

食べた後に歯を磨かないと虫歯になりますよね。これと同じで、筋肉もコリができた状態を放置しておくと腰痛になると思ってもらうといいでしょう。

背骨や骨盤のズレ・ゆがみは?

背骨と骨盤のゆがみ

さて、筋肉が原因の腰痛が比較的多いということを解説してきました。

こういう話をすると、私は病院でレントゲンを撮ってもらったら背骨がゆがんでいると言われたとか、整体の先生に骨盤がずれていると言われたんだけど背骨や骨盤は関係ないのと思う方が必ず出てきますのでこのことについて解説を続けますね。

ゆがみとズレは結果であって原因ではない

レントゲンで背骨のゆがみが写っていれば間違いありません。また、骨盤がずれていると言われたのであればズレているのでしょう。

しかし、そのゆがみやズレは結果であって痛みの原因ではありません。

どういうことか説明しますね。そもそもですが、背骨や骨盤が勝手に動くことは絶対にありませんよね。このことはお分かりいただけると思います。ではなぜゆがんだりズレるのか?これは簡単なこと。

背骨や骨盤の周りにある筋肉がそれらを引っ張るからです。

筋肉が縮んで固まってしまった場合に、その固まった筋肉に背骨や骨が引っ張られた結果ゆがんだりズレたりしてしまうということですね。この場合、ゆがみやズレは結果ですよね。なので。痛みの原因ではありません。

ゆがみやズレがある場合でも、根本的な痛みの原因はそのゆがみとズレを作った筋肉にあるということなのです。こう考えると、ゆがみやズレは痛みの原因ではないということがお分かりいただけたかと思います。

筋肉が原因なら何をすればいいのか?

筋肉が固まって締まった場合の腰痛には何をすればいいのか?

この場合は、残念ながら湿布や痛み止めの薬ではダメです。なぜなら、湿布や痛み止めの薬には固まった筋肉をゆるめる作用が元からないからです。

神経や炎症が原因の場合なら湿布や薬が必要な場合はあります。しかし、筋肉の場合はそもそも作用がないのでダメということですね。

じゃあ何をすればいいのか?

筋肉が原因の場合にに必要なことは、固まって痛みの原因になっている筋肉がゆるむこと。そのために簡単に取り組めることとしてはストレッチがあります。固まって痛みの原因になっている筋肉を伸ばしてゆるめてあげるということですね。

具体的な方法についてはこちらの動画で紹介をしていますのでご参考くださいね。

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最後に

今回は比較的多くの方に該当する腰痛の原因について解説をしてきました。

筋肉が原因の腰痛というのは、簡単に言うわけではありませんが単に筋肉が固まっただけと言えばだけです。そして固まった状態が原因ということは、その固まった状態がゆるめば良いだけとも言えますよね。

なので筋肉が原因なら、最後に紹介したストレッチに少しずつでも良いですから無理のない範囲で取り組んでもらえればと思います。

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