股関節が痛くて湿布を貼ったり薬を飲んでいる。
でも治らない・・・
痛みはずっとこのままなのだろうか。もしかして手術が必要なのかな。
こんな風に不安にもなるでしょう。
でもご安心を。
湿布や薬で治らないからといってあきらめる必要はどこにもありません。他の方法があるのですから。
今回は、湿布や薬で股関節の痛みが治らない理由と別の方法について解説をします。
湿布や薬で治らない理由は何?
湿布や薬を続けても股関節が痛いのはなぜか?
結論からお伝えすると痛みの原因が筋肉にあるからです。筋肉は硬くなってしまうと強い痛みの原因になります。
股関節痛なら股関節周りやお尻の筋肉が硬くなると痛みの原因に。
湿布や薬は筋肉が原因の痛みに対して作用がありません。そのため、続けても続けても痛みは変わないのです。
お腹が痛い時に目薬をさしてもお腹は痛いままですよね。理屈はこれと同じこと。
こんな場合は筋肉が原因
筋肉が原因と言われても、自分の場合はどうなのかわかりませんよね。そこで、こんな股関節痛は筋肉が原因という例をあげます。
いくつ当てはまるか数えてみてください。
- 朝起きた直後は強烈に痛いが時間がたつと少し治まる
- 歩く距離が長くなるにつれて痛くなる
- 立ったままでいると痛くなる
- 座ったままでいると痛くなる
- イスから立ち上がる時にズキッと痛む
- お風呂上がりは少し楽で動きも少し良い
他にもありますが、6つのうちどれか1つでも当てはまるなら今のあなたの痛みは筋肉に原因があります。
そういう方は湿布や薬は止めても大丈夫。
治った人の共通点
ここまでで気づいた方もいらっしゃるかと思います。
そう、湿布や薬を飲んでも治らなかった、でも最終的に治った方は何をしたのかというと筋肉への治療です。
先ほど触れたように、筋肉は硬くなると痛みの原因になります。逆に言えば、硬くなった筋肉がゆるめば痛みも治まるということ。
治った人の共通点は筋肉への治療なんですね。
筋肉への治療方法
筋肉への治療方法はいろいろあります。当院でも筋肉に鍼をするトリガーポイント鍼療法を行っています。
硬くなった筋肉に鍼をすると筋肉がゆるみます。この作用を使って痛みの改善を図ります。
湿布や薬を続けても変わらない。筋肉が原因の痛みの項目に当てはまる。そんな方は一度筋肉への治療を検討してみてくださいね。
最後に
20年以上施術に携わっていますが、筋肉が原因で痛みが出ている方は本当に多いです。
変形があってもひどくない場合や軟骨が減っている場合でも同じ。何でもかんでも骨や軟骨が原因ではありません。
それなのに湿布や薬、さらには不要な手術で人工関節。これっておかしくないですか?
湿布や薬、手術が適応ならそれで構いません。しかし、不適応なのに続けるのはおかしなこと。
なかなか治らなくてお困りの方はもう一度ゆっくり考えてみていただければと思います。