股関節痛がある時にやると良いセルフケア5選

5 股関節痛

股関節に痛みがあるので歩いたり深く曲げた時に痛むのでつらいし困る。

こういう時、多くの方は何らかの治療や施術を受けていることと思います。それはそれでもちろん良いことだし必要です。ただ、そういったことに加えて自分でも何かできることはないのかなと考えていわゆるセルフケアを始めようと思っているとか実際にすでに始めている方も多いと思います。

セルフケアをすること自体はもちろん良いことです。でも何をすれば良いかって迷いませんか?なぜなら、いろいろと良さそうなものがありすぎるから。要するに数が多すぎて迷ってしまいませんかということ。

ご自身の状態に合うことであれば良いのですが、それが見つからないし分からないという方も多いでしょう。そこで今回は、股関節が痛む時のセルフケア方法を紹介しますのでご参考ください。

それでは始めますね。

筋肉を温めよう

お風呂

やると良いセルフケアのまず1つ目は、筋肉を温めましょうということ。

股関節が痛むのになぜ筋肉を温めることがセルフケアになるのか?こう思った方も多いかもしれませんので理由を解説しますね。

股関節が痛む時、痛みの原因が骨や軟骨・関節にあると思う方は多いでしょう。特に骨が変形しているとか軟骨が減っていると病院で言われた方ならなおさらかと。実際に、相当変形がひどい場合はその変形が痛みの原因になることはあります。しかし、変形はあってもそれほどひどいわけではない。そんな状態なら痛みの原因は別にあると考えることができます。

ではその原因は何か?

これはもう気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが筋肉です。筋肉は固まってガチガチの状態になると筋肉そのものがかなり強い痛みの原因になります。こういう状態を専門用語で筋膜性疼痛症候群といってちゃんと名前が付いているんですね。

股関節痛の場合なら、股関節周りの股関節を動かす時に働く筋肉が固まってしまうと股関節痛の原因になると思ってください。そんな風に筋肉に原因がある時は、筋肉を温めることがセルフケアになります。

お風呂上がりは少し痛みが楽とか、股関節を少しかもしれませんが動かしやすくなるという方もいると思います。こういう場合は筋肉が原因。固まった筋肉が温まることによって少しゆるんだわけですね。だから少し痛みが楽になり動きも少し良くなったということ。

実際にお風呂上がりは楽という方は、普段どおりで構わないので湯船につかって温めてあげると良いですね。

これがまず1つ目。

マッサージ

股関節痛

やると良いセルフケアの2つ目はいわゆるマッサージです。

股関節で痛む所を優しく丁寧にマッサージしてあげる。こういうこともセルフケアとしては良いですね。理由は先ほどと同じです。股関節痛といっても筋肉が痛みの原因になっていることがあるからです。

やり方としては、心地よく感じる程度で揉めば良いです。逆に言うと、グリグリと力任せに長時間揉み過ぎるのは良くありませんから気をつけてくださいね。

やり過ぎるとその時は気持ち良いかもしれません。ですが、次の日とかそれ以降になってから痛みが強くなることが考えられます。だからやり過ぎは良くないということですね。この点に注意しながらマッサージには取り組んでくださいね。

これが2つ目。

ストレッチ

ストレッチ

やると良いセルフケアの3つ目はストレッチです。

股関節が痛む時のセルフケアとしては最も簡単で取り組みやすいおすすめの方法になります。なぜストレッチかというのは今までの理由と同じですね。股関節が痛む時でも痛みの原因が固まった筋肉の場合があるからです。

固まった筋肉が原因で痛みが出たり動きが悪くなっている。だからそんな時はストレッチで痛みの原因になっている固まった筋肉を伸ばしてゆるめてあげる。こういうことがセルフケア方法になるわけですね。

ただ、ストレッチは確かにおすすめですがマッサージと同様にやり過ぎないように注意してくださいね。やり過ぎるとその時は気持ち良く感じても、マッサージと同じく次の日とかその後になってから股関節の痛みが強くなってしまう場合があります。

なので、ストレッチに関しても優しく丁寧に、時間としてはちょっと物足りないかなと思うくらいがちょうど良いです。この点だけは特に気をつけてくださいね。

ただそう言われても、実際のストレッチ方法なんて知らないんだけどという方も多いでしょう。具体的なストレッチ方法については動画で紹介していますのでご参考ください。

そけい部が痛む時のストレッチ方法

寝ながらできるストレッチ方法

寝る時の姿勢について

やると良いセルフケアの4つ目は寝る時の姿勢です。これはセルフケアというほどではありませんが、姿勢を変えることで痛みが楽になる場合があるので紹介しておきます。

股関節が痛くて夜も寝付きが悪いので困っているという方もいらっしゃると思います。そんな時、すべての方の場合とは言い切れないところがあるのですが、寝る時の姿勢をちょっと工夫することで痛みが少し軽く感じることがあります。

どういう風な姿勢が良いのかというと下記の写真のような姿勢です。

楽な寝方

例えば、右の股関節が痛む場合は右側を上にして横になって寝ると少し楽に感じる場合があります。この場合は股関節といってもやや外側が痛む方の場合ですね。

なぜこういう姿勢を取ると多少とはいえ痛みが楽に感じることがあるのかというと理由は今までと同じ。つまり、固まった筋肉が痛みの原因になっているからです。筋肉が痛みの原因になっている場合、写真のような姿勢を取ることによりお尻の筋肉がやや伸ばされます。その結果痛みも少し楽に感じるということ。

要するに、固まった部分が伸ばされることによって痛みも少し軽くなるということですね。股関節の外側が特に痛むという方は、一度この姿勢を試してみてください。そして少しでも楽に感じるのであれば寝付くまではこの姿勢が良いですね。

ただ、やってみたけど正直言ってあまり変わらない、逆にそけい部がつまるような感じがしてしまうという方もいるでしょう。そんな時はこの姿勢はダメということになりますのでご理解くださいね。

これが4つ目。

筋肉への負荷を減らす

リラックス

やると良いセルフケアの5つ目は筋肉への負荷を減らすということですね。これも先ほどの寝る時の姿勢と同じでセルフケアというほどではないですが大事なことなのでお伝えします。

今回ずっとお伝えしてきているように股関節が痛む原因が筋肉の場合は非常に多くあります。そんな時はできるだけ余分な負荷を減らしてあげるのは大事です。安静にしろということではありません。仕事や日常生活で必要な時は動いてもらっていいのです。

ダメなのは何かというと、痛みを治すために体を動かしたり鍛えようとしてしまうこと。例えばウォーキングや筋トレですね。健康な時であれば良いですが、痛みの原因が筋肉にある時はマイナスです。

なので、必要な時は動いて良いですが、それ以外はリラックスした状態で過ごすのが良いですよということになります。

最後に

股関節が痛む時のセルフケアについて解説をしてきました。どれが良いか迷う方はまず今回の内容から始めてみてくださいね。

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