「もうダメなのか・・・」
レントゲンを撮ってもらったら、股関節の軟骨が減っていると言われた。軟骨が減ってしまったらもう戻らない。だったら痛みも一生続くのだろうか。困った。この痛みと付き合っていかなくちゃいけないのかと思うとため息が出る。
軟骨が減っているこう思うかもしれませんね。
でもご安心を。
軟骨が減っているからといって、必ずしもそれが痛みの原因とは限りません。むしろ、軟骨以外が痛みの原因になっていることが多いのですから。
今回は、軟骨が減っていると言われた股関節痛の、
- 本当の原因は何か?
- 痛みの治し方は?
について解説をしていきます。
股関節が痛む時はここを疑え
股関節が痛む時、原因の多くは実は筋肉にあります。特に股関節周りやお尻の筋肉。
筋肉が固まってしまうと、体を動かす時に痛みの原因になります。こういう状態を専門用語になりますが筋膜性疼痛症候群といいます。
例えば、
- 歩くと痛くなる
- 立ち上がる時にズキンと痛む
- しゃがもうとすると痛くて深くしゃがめない
これ、全部筋肉が原因。
固まった筋肉を使って体を動かす。だから痛みがでるということですね。
レントゲンは間違いなのか?
股関節の痛みは筋肉が原因なら、レントゲンで軟骨が減っていたのは間違いなのか?
そう思うかもしれません。
これについては、レントゲンの画像で軟骨が減っていたならそれは事実。間違いではありません。
ですが、軟骨が減っているから痛みの原因になっているというのは間違い。
なぜそう言えるのか?
股関節が痛い方、ちょっと普段の生活を思い出してみてください。
一日中、ずっと痛いままでしょうか?おそらくそんなことはないはず。痛い時もあれば、痛くない時もあるという状態ではありませんか?
もしこういう状態なら、軟骨が原因って考えると変ですよね?
なぜかと言うと、ここからが大事!
軟骨が減った状態は一日中変わりませんよね。それにも関わらず、痛い時と痛くない時があるのはオカシイです。
軟骨が減ったことが痛みの原因なら、一日中ずっと痛いはず。そうじゃないということは、筋肉が原因ということになります。
筋肉が固まったことが原因なら安心していい
筋肉が固まったことが股関節痛の原因になっている。それならご安心を。
なぜなら、固まった筋肉は対策をすればちゃんとゆるむからです。固まった筋肉がゆるめば、動作に伴う痛みも改善されます。
だから、慌てて手術をする必要なんてないですからね。
筋肉をゆるめるお尻ストレッチ
固まった筋肉をゆるめるには、まずストレッチから始めてみましょう。方法はいろいろありますが、簡単な方法をしょうかいします。
ステップ1
左のお尻を伸ばす場合は、左側に壁がある位置に立ってください。そして、左手を壁に付きます。
右を伸ばす場合は逆にしてくださいね。
ステップ2
足を前後に開きます。左を伸ばす場合は左足を後ろに開きます。
ステップ3
お尻を左ななめ後ろに突き出すようにします。こうすると、立ったままでお尻の筋肉を伸ばすことができます。
伸ばす時間は15秒から始めてください。慣れてきたら20秒、30秒と長くしてもらって構いません。
やり過ぎると、その時は良くても次の日痛くなることがありますから気をつけましょう。
ストレッチはお風呂上がりがオススメです。
ストレッチで少し楽になるのなら
いかがだったでしょうか?
軟骨ではなく筋肉が原因。これは意外に思ったかもしれません。でも事実なんですね。
ですから、まずはストレッチから始めてみてください。そして、ストレッチで少し楽になるようなら、もう間違いなく筋肉が原因。
筋肉が原因ならゆるめばいいだけですからね。
最後に
軟骨が減っていると言われた。湿布や薬では変わらない。でも、ストレッチで少し楽になった。
もっと改善を目指したい!という方はこちらもご参考ください。