股関節が痛くてくつ下がはけない!そんな時の原因とくつ下をはくために必要なこと

くつ下 股関節痛

股関節が痛くてくつ下がはけない。

くつ下をはこうと思っても痛くて上手く股関節を曲げることができない。痛いのもイヤだしくつ下がはけないのも困るので湿布を貼っている。でもやっぱり痛いしはけない。

こんな状態が毎朝続くと困りますよね。

ただ、痛みやくつ下がはけないのはもちろんこまるのですが、そもそもなぜ湿布を貼っているのにいつまでも同じように痛いしくつ下がはけないのか?

こういうことは気になりませんか?気になりますよね。

こんなふうに股関節の痛みや動きが悪い時にはちゃんと原因があるんです。そして、くつ下がはけるようになるためには何が必要なのかということも。

じゃあそれは一体何でどうすればいいのか?ってなりますよね。そこで今回は、股関節が痛くてくつ下がはけない時に考えられる理由は何か?そしてそういう時に必要な対策にはどういうことがあるのか?について解説をしていますのでぜひご参考ください。そしてくつ下がはけるようになってくださいね。

それでは始めます。

股関節痛とくつ下がはけない時の原因

股関節痛とくつ下がはけない時の原因は大きくわけて2つ考えることができます。

  1. 股関節の変形が相当ひどい
  2. 股関節周りの筋肉が固まっている

それぞれ順番に解説をしていきますね。

股関節の変形が相当ひどい

股関節痛

股関節が痛む方で、軟骨が減っているとか、変形がかなりひどいと言われた方はいると思います。この場合の変形が相当ひどい場合、股関節が痛くなったり上手く曲げることができずくつ下をはけない状態になることがあります。

簡単に言うと、変形がひどいので関節がちゃんと動かないという状態。変形性股関節症、関節唇損傷という状態になっていることが多いですね。

ここまでの状態になったらどうすれば良いのか?

これは病院の担当の先生の診断にもよるかと思いますが、手術が必要な場合もあるでしょう。薬やリハビリなどではもうどうしようもない状態ですね。

手術というのは、人工関節や関節唇の損傷に対しての手術ですね。

手術を受けるかどうかは簡単に決めることは誰でもできないと思います。ですから、しっかりと先生と話し合って決める必要があります。手術をしたからといって必ず良くなるかどうかはやっぱり分かりません。だからといって放っておけば痛いし日常生活にも不便が多いまま。

なので判断が難しい。

ですから、手術のリスクや費用、術後はどういう経過をたどるのか?などについて先生に聞いておくと良いですね。その上で最終的な判断をするのが良いですね。

筋肉が固まっている

股関節痛

股関節痛とくつ下がはけない時のもう1つの原因は、股関節周りの股関節を動かす筋肉が固まってしまっている場合です。この場合も同じように痛くて曲げることができないためくつ下がはけないと言う状態になります。

ただ筋肉が固まったことと言われてもよく分からないと思いますのでくわしく解説しますね。

筋肉というのは、疲れがたまった状態が続くと筋肉にコリができると思ってください。コリというのは肩こりのコリと同じです。肩こりの経験がないので分からないという方は、触るとグリグリしている状態のことと思ってください。

そんなコリができた状態が長く続くと、筋肉全体がもっと固まってガチガチの状態になってしまいます。ここまでの状態になると起こることは次の2つ。

  1. 筋肉が原因の痛みが出る
  2. 動きが悪くなる

なので、軟骨の減少や関節の変形はない。でも股関節が痛くてくつ下がはけないという場合の原因はこの筋肉が固まってしまっているためと考えられます。

軟骨の減少や関節の変形がひどくない場合は?

疑問

股関節が痛くてくつ下がはけない方の中には、軟骨の減少や関節の変形はあるけれど少しという方もいるでしょう。こういう場合は何が原因なのか?について解説をしますね。

この場合の原因は、基本的には先ほど触れた筋肉が固まってしまっていることが多いと思ってください。なぜかという理由を解説しますね。

軟骨が減っていたり、関節に変形があるのならそれは間違いのない事実です。ですが、必ずしもそれらが痛みの原因になるわけではありません。なぜなら、もし軟骨の減少と関節の変形が痛みの原因になっているのなら常に痛むはずです。

ですが実際には、痛い時もあれば痛くない時もあるという状態ではありませんか?もしそういう状態ならこれは軟骨と関節は関係ありません。そして筋肉が固まったことによって痛みが出ていると考えられます。

筋肉が固まったことによる痛みなら、痛い時と痛くない時があります。さらには、動きの悪い時と動きの良い時もあります。これが筋肉に原因がある場合の特徴なんですね。

もし今、股関節が痛くてくつ下がはけない場合でも痛い時と痛くない時があるし、くつ下もはけない時もあれば何とかはける時もある状態ならそれはたとえ軟骨の減少や関節の変形があったとしても根本的な原因は筋肉にあると考えられます。

筋肉が原因なら湿布では変わらない

湿布

股関節が痛くてくつ下がはけない時の原因が筋肉にあるなら湿布を続けてもその状況は変わりません。その理由について解説を続けますね。

湿布の作用は何か?

湿布を貼っても痛みが変わらないと、湿布は気休め程度のものだからと考えてしまう方もいると思います。でもですね、これはちょっと違うんですよ。湿布の作用を見ていくと分かります。

湿布にはどういう作用があるのかというと、湿布は消炎鎮痛剤といって炎症が原因で出ている痛みに対して作用がある貼るタイプの薬です。

人間の体というのは、体の中で炎症が起きるとそれに伴って痛みが出る仕組みになっていると思ってください。なので、股関節が痛む時の原因が炎症によるものなら湿布は作用があると言えます。

ですが、股関節の痛みの原因が固まった筋肉にある場合に湿布を貼るとどうなるか?これは何も変わらないのが普通と言えます。なぜなら、炎症が原因ではない痛みに対して炎症を鎮める作用がある湿布を貼るわけです。何も変わらなくて当然と言えば当然。

逆に少し楽になるけど完全に痛みがなくなるわけではないなら、それは炎症が起きていてさらに筋肉も固まっている状態と言えますね。

こう考えると、湿布を貼っても痛みが変わらないしくつ下もはけない理由がお分かりいただけたかと思います。

筋肉が原因なら何をすればいいのか?

股関節が痛くてくつ下がはけない。そんな時の原因が筋肉にあるなら何をすればいいのか?こんな場合はストレッチをすることがおすすめです。

固まった筋肉が原因で痛みが出ているわけですから、その固まって痛みや動きの悪さの原因になっている筋肉をストレッチで伸ばしてゆるめてあげればいいということになります。

ただここでポイントが1つあります。

それは何かと言うと、股関節が痛む場合でもその痛む部分だけをストレッチすれば良いわけではないということです。つまり、痛む部分以外も痛みや動きの悪さの原因になっている場合が多々考えられるということですね。

もう少し具体的に言うと、例えばそけい部辺りが一番痛く感じる場合でも実際にはそけい部だけではなく、腰やお尻、お尻の外側、太ももの前の筋肉なども痛みや動きの悪さの原因になっていることが考えられます。

なので、少し広い範囲でストレッチをするのが良いですね。長い時間やらなくても良いですよ。その代わりストレッチする部分を広くするということ。

具体的なストレッチ方法についてはこちらの動画でいろいろなやり方を紹介していますのでご参考ください。

最後に

股関節が痛くてくつ下がはけない時の原因や対策について解説をしてきました。

股関節が痛いとなると、何でも骨や関節が原因と思ってしまいがち。ですが、今回解説したように筋肉が原因の場合だって多くあるのが実際。

決して軽く言うわけではありませんが、筋肉が原因の痛みや動きの悪さは筋肉が固まってしまっただけと言えばだけ。逆に言うと、固まった状態がゆるめば良いだけとも言えます。

筋肉が原因かなと思ったら、少しずつ無理のない範囲でストレッチに取り組んでみてくださいね。

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