腰痛になり仕事や日常生活で体を動かすと腰が痛む。
こういう時、腹筋・背筋やスクワットといった筋トレでもして鍛えたほうがいいのかな?って思ったことはないですか?腰痛になるのは筋力が弱いからだ。だから、鍛えれば腰の痛みも出なくなるのでは?と思う方は多いですね。
ただ、実際には腰痛になった時に筋トレは不要です。
何となく良さそうに思えますし、鍛えれば腰痛が出なくなるようなイメージがあるのもよく分かります。しかし、腹筋・背筋もスクワットもしなくて大丈夫。むしろしない方が良いです。
なぜかと言うとちゃんと理由があるからです。誤解のないようにお伝えしますが、筋トレ自体が悪いわけではありません。筋トレ自体はむしろ良いこと。しかし、腰痛になった時にするものではないということですね。
ではその理由は何か?
そこで今回は、腰痛になった時に腹筋・背筋やスクワットなどの筋トレはしなくても良いと言える理由について解説をしていきますのでご参考ください。
それでは始めますね。
腰痛に筋トレは不要と言える理由
腰痛になった時に筋トレは不要と言える理由はいくつかありますので順番に解説をしていきますね。
1つ目の理由
腰痛で筋トレ不要と言える理由の1つ目は、多くの腰痛の原因が筋肉が固まってしまったことにあるからです。筋肉は固まってガチガチの状態になると筋肉そのものが痛みの原因になります。こういう状態を専門用語で筋膜性疼痛症候群といってちゃんと名前があります。
簡単に言うと筋肉がケガをしている状態と思ってください。
そんなケガをしている状態の筋肉で筋トレをする。これは、筋肉に負荷をかけるわけですからケガがひどくなると考えられます。なので、筋トレをしている時はなんともなくても、後になってから腰の痛みがひどくなったり、場合によってはギックリ腰を起こしてしまうこともあります。
だから、筋トレは不要なのです。正確に言うとやってはいけないと思ってください。
これがまず1つ目の理由。
2つ目の理由
腰痛で筋トレ不要と言える理由2つ目の理由は、筋トレは痛みを治すためのものではないということ。
筋トレって、筋力をアップさせたり筋肉の量を増やすためのものですよね。そして結果として体力をつけるとか、ダイエットになるなどが目的です。なので、痛みを治すために行うものではありませんよね。
もし筋トレで痛みが良くなるのであれば、薬や注射、手術などの病院の治療は不要になります。そして、そういったことをすべて筋トレに置き換えれば痛みがなくなるということになります。そんなことはあり得ません。
筋トレは体を鍛えることを目的に行うのであればとても良いことです。しかし、痛みがある時にその痛みを治すためにするものではありません。だから腰痛になった時は不要なのです。
これが2つ目。
3つ目の理由
腰痛で筋トレ不要と言える理由2つ目の理由は、筋トレは痛くなってから始めるものではないからということ。
筋トレは普段の健康な時にやるからこそ意味があります。痛くなってから始めるものではありません。痛くなってから始めたからと言ってすぐに筋力アップしたり筋肉量が増えるわけでもないですよね。
なので、腰痛になった時はまず腰痛を良くすること。そして良くなったら筋トレを始めることをおすすめします。
これが3つ目。
腰痛の時は何をすればいい?
腰痛になった時は筋肉が固まってしまったことが原因とお伝えしました。こういう時は筋トレよりもストレッチが対策になります。固まって痛みの原因になっている筋肉をストレッチで伸ばしてゆるめてあげる。具体的なストレッチ方法については動画で紹介していますのでご参考くださいね。
最後に
腰痛になった時に筋トレは不要と言える理由を解説しました。良さそうに思えても、場合によっては腰痛がひどくなることもあります。筋トレ自体は良いことです。しかし、取り組むのであれば腰痛が良くなってからがいいですね。そしてまずは最後に紹介したストレッチから始めてみてください。