腰椎分離すべり症で痛みがある時に必要がないこと

NO 腰椎分離すべり症

腰椎分離すべり症で痛みがある。こういう時、多くの方は何らかの対策をしていると思います。

ただ、その中には必要がないことがあります。つまりやらなくても大丈夫なことですね。せっかく対策をするのなら必要なことをしたいですよね。

そこで今回は、痛みがある時に必要がない対策は何かについて解説をしていますのでご参考くださいね。

着けても楽にならない場合のコルセット

コルセット

必要ない対策の1つ目は、着けても楽にならない場合のコルセットです。

誤解のないように先にお伝えしますが、少しでも楽になるならコルセットはしたほうが良いですよ。しかし、腰椎分離すべり症になった方でコルセットを着けても正直何も変わらないという方もいます。

こういう場合は不要です。

着けるかどうかの判断基準

コルセットをするかどうかの判断基準はとってもシンプル。

  • 着けて楽なら着ける
  • 着けて変わらないなら外す

楽かどうかで判断すればOKということ。簡単ですよね。

変わらないなら外したほうがいい理由

コルセットを着けても楽にならないなら外した方が良いのは、何も変わらないなら単に体を締め付けているだけになっているからです。

着けても一緒だし、正直言って苦しいだけ。そんな場合は外しましょう。

補足

コルセットを着けて楽になる場合もならない場合も、夜寝る時は不要ですから必ず外すようにしてくださいね。

朝の痛みに対しての湿布

湿布

必要ない対策の2つ目は、朝起きた時の痛みに対しての湿布です。

朝起きた直後がお尻や足が痛くて起き上がるのもつらい。なので寝る前に湿布を貼っている。こういう方は多いと思います。

でもこれは不要なんです。

朝の痛みに対して湿布が不要な理由

湿布が不要な理由は、痛みの原因が筋肉が固まったことにあるからです。

朝起きた直後にお尻や足が痛む。でも、痛いながらも起き上がって着替えたり朝ご飯を食べる。そういった朝の準備をしているうちに、目が覚めた直後に比べると痛みが弱くなっている。

この場合、痛みの元は固まった筋肉にあります。腰椎分離すべり症といってもすべての場合で神経がっぱくされた結果痛みが出ているわけではありません。筋肉が固まった結果痛みが出ていることもあるんです。

この時必要なことは、固まった筋肉がゆるむことなんですね。

湿布の作用は?

湿布の作用は炎症を抑えることにあります。

人の体は、体の中で炎症が起きるとそれに伴って痛みが出るという仕組みになっています。なので、炎症が原因の痛みなら湿布は作用があると言えます。

しかし、朝の痛みは固まった筋肉が原因。

湿布では残念ながら固まった筋肉をゆるめる作用がありません。だから、寝る前に湿布を貼っても朝はやっぱり同じように痛いとなってしまうのです。

こう考えると、朝の痛みに対して湿布は不要という理由がご理解いただけたかと思います。

ウォーキング

ウォーキング

必要ない対策の3つ目はウォーキングです。

なぜかと言うと、頑張って歩き続けることによって痛みがひどくなったり長引くことがあるからです。

ウォーキングで悪化する理由

ウォーキングで痛みがひどくなったり長引くことが起きる理由は、痛みの原因になっている筋肉に負荷がかかってしまうからです。

腰椎分離すべり症の痛みは、神経が圧迫された結果出るとされています。しかし、すべての方ではありません。筋肉が固まった結果痛みが出ている方もいるのです。

腰椎分離すべり症の場合、腰やお尻、足の筋肉が固まってしまうと痛みの原因になることがあります。こういう時にウォーキングをするというのは、ケガをしている状態の筋肉で歩くということと同じ状態。だから、続けることによって悪化することがあるのです。

痛みを治すためのものか?

ウォーキングは痛みを治すために行うものではありません。

ウォーキングで痛みが治まるのなら、病院は不要ということになりますよね。痛くなったらみんな歩けばいいのですから。

健康な状態ならウォーキングは良いことです。しかし、痛みがある時はまず痛みへの対策が必要。ウォーキングは痛みが良くなってからがいいですね。

筋トレ

スクワット(筋トレ)

必要ない対策の4つ目はスクワットなどの筋トレです。

理由は先ほどのウォーキングと同じで筋肉に負荷がかかるからです。痛みの原因が筋肉にある状態の時に、筋トレをして筋肉に負荷をかける。

これは、ケガをしている時に自分で傷口を広げるのと同じこと。だから、不要ということですね。

筋トレ自体はいいことです。でも、痛みを治すために行うものではありません。痛みが良くなってから始めるようにしてくださいね。

最後に

必要がない対策を4つ紹介しました。

どれも良さそうに思えたかもしれません。ですが、体の状態によっては全部不要です。せっかく対策をするのなら、必要なことに集中して取り組みたいですよね。

なのでこの4つは覚えておいてもらえればと思います。

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